ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

のんびりコンポンチュナムの調査開始

2015年02月03日 |  ジェンダー調査2014

 

コンポンチュナムの朝、暗いうちにホテルを出てお散歩。

↓30分程度で独立記念塔に到着

早朝の街の様子を見るのが大好き。

↓市役所、今回は残念ながら寄らなかった

↓朝食は、市内では有名なドムレイソーで、政治家もとりまきと来てた

↓なかなかおいしい朝食、コーヒーも悪くない

↓朝食後に向かったのは、保健局

残念ながら、時間の関係で、保健局のインタビューには行けなかったわたし・・・

↓計画局へ投資計画の作成についてヒアリング

なんでも、JICAの事後評価だか、なんかの評価がきたばかりだそう。「JICAはほんとによかった、支援してくれて助かった」という発言を聞くと、なんだか嬉しいのである。

↓LCDにもしっかりJICAのロゴあり

質問に対して、すぐにいろいろ統計を出してきてくれる局長さん。

↓村の統計はほんとにおもしろい、これは死亡に関する統計 

↓家庭内暴力、ゼロとなってる 

 村レベルでは、鉛筆で記入しているのが不思議・・・・・局レベルでは、青ペンでないといけないとか、細かい規則があって、鉛筆なんて言語道断なんだけれどなあ。

↓中央政府からの許可をまってる州政府の投資計画草案

計画ー統計局って、すごい。上からの指示をしっかり理解して、わからなければちゃんと聞いて自分で理解して、仕事を終えたらちゃんとその仕事の流れや結果を説明できる・・・・当然のことなんだけれど、まあわたしたちってその当然のことがなかなかできないのだ。計画局ではそれをちゃんとやってるので、感激してしまうのである。

感激したあとは、ちょっといまいちの調査をして、そのあと女性局へ。玉石混合なのだ。

↓女性局の職員が住む建物、逃げてきた女性もここで保護

 

コンポンチュナムでは、家庭内暴力かまだ深刻な問題。残念ながらシェルターはないし、NGOも活動してないそうで、被害にあった人は女性局が保護しているそう。当然、そのための予算はない。

↓コンポンチュナムの市場

 

 驚いたのは、州政府の偉い人も、女性局の人も、FACEBOOKを活用していること。家庭内暴力の被害者の写真とかが、更新されたら、コミューンの担当に電話して、すぐに対応するんだそうな。「メディアにも電話して、カバーしてもらうようにしてるけれど、そうしたらお金を払わないといけないのよねえ・・・」とのこと。性暴力の事件などは、メディアに取り上げてもらうと、警察も早く動いてくれて、解決につながるんだそう。ほんとにいろいろ工夫しているのがよくわかる。

↓教育局、たくさん職員が出入りしていて元気がある

↓教育局

まだまだ家庭内暴力が多いのかあ・・・・NGOもないしシェルターもないし、全部地方自治体が対応して、女性を支援して助けているっていうのは、とてもすごいこと。実の父親が娘をレイプするケースもたくさん報告があるそうな。そういう場合、被害者をちゃんと保護できる施設がないので、父親から離すために親戚とかにあずけるしかできない・・・・いろんな事案を聞いたけれど、かなりひどいものもあるし、「50歳の男性が51歳の女性をレイプしたのよ!!」みたいなのまであって、州政府レベルで村レベルの細かい情報まで入手しているのはFACEBOOKのパワーかなあ・・・

↓国道からちょっと入ったら田舎の景色でくつろげる

 一緒にいる運転手さんも、今年で定年なのだけれど、ずっとFACEBOOK見てて、いろなこと教えてくれる。情報化時代だなあ・・・・