人類学のススメ

人類学の世界をご紹介します。OCNの「人類学のすすめ」から、サービス終了に伴い2014年11月から移動しました。

霊長類全般の本7.世界の霊長類

2012年01月21日 | M1.霊長類の本:全般[Primates:Japane
世界の霊長類 (自然誌選書) 世界の霊長類 (自然誌選書)
価格:¥ 3,990(税込)
発売日:1987-12

 この本は、元ロンドン大学の霊長類学者、ジョン・ラッセル・ネイピア(John Russell NAPIER)[1917-1987]さんと奥様の霊長類学者、プルーデンス・ヒーロー・ネイピア(Prudence Hero NAPIER)[1916-1997]さんが、霊長類の進化・形態・行動についてまとめたものです。原題は『Natural History of the Primates』で、直訳すると「霊長類の自然史」となるでしょうか。元宮城教育大学の伊沢紘生さんによる翻訳で、1987年にどうぶつ社から出版されました。

 本書の内容は、以下のように、全6章からなります。

  1. 霊長類とはどんな動物か
  2. 霊長類の進化
  3. 体のしくみとその働き
  4. 社会行動
  5. 世界の霊長類
  6. ヒトの進化

 本書は、夫婦で霊長類学者として活躍したネイピア夫妻が、霊長類全般について書いた最後の本です。良く書かれており、非常に良い入門書です。お薦めします。

Napierizawa1987

(*画像をクリックすると、拡大します。)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。