外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

EURJPY 円安とユーロ堅調で底固い

2008-02-25 21:42:43 |    -ユーロ円

いよいよレンジ取引もかなり値幅を狭め、新たな材料探しといった局面に入っているようです。

相変わらず底堅いユーロは、週末対円で緩み始め、来週は通常のレポート再開か・・・と喜んでいた矢先、引け際に掛けてユーロ買いとなり、本日月曜日は結局終わり間際のセンチメントを引き継いだ形となり、終始底堅い動きを見せています。

どの通貨も材料不足であり決め手に欠く中で「静かな時のドル買い」を地で行く形となり、クロス円も連動している状況だと思いますが、先週引けにかけて急激にセンチメントを変えた理由が今ひとつ判りません。

ダウが堅調に引けたことが理由になっているようですが、“円売り”に着目してみると、サブプライム関連投資で日本の損保会社が多額の損失を計上した報道に絡んでの、単純な円売りが先行している可能性もありそうです。

サブプライム問題といってもご存知のとおり、金融機関などの投資として購入した金融商品の損失という側面と、まさに住宅ローンが焦げ付く実際のサブプライム問題とは把握の仕方が異なり、欧州の問題が比較的軽視されがちなのも、概ね前者が原因ということで、一部の投資家が損失を出すという事実以外では、もちろん大手金融機関であれば信用クランチという図式はリスクがあるものの、庶民ベースでの本格的な不景気に発展する懸念がある米国のそれとは異質という区分けがあるのかもしれません。

日本のサププライム問題は、まさに前者であることから大きな円売りには今のところ発展しないとの判断でしょうか、ドル円も気がつけば底値を付けてからの高値水準には、まだ上値に余裕がある水準で、止っています。



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