外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

ユーロドル、昨日の”高値当て”になった戦略、今日はノックアウト-浅野のつぶやき

2011-01-19 19:27:51 | ☆相場分析-ユーロドル
ForexTVジャパンの浅野です。

昨夜は先にポンドドルが上値を更新した後、ユーロも一時進んだドル全面安のステージで、昨日設定したストップレートの水準と一致する、1.3465付近まで上昇しました。その後、ドル買いが進んで再度、想定レンジに入り込んだので、今日は下値を先に試すと思っていました。
ところが、日中からユーロを買う動きが強く、欧州時間に入って早々に、白旗を振るしかない1.35台を付けています。

急に進んだドル売りの流れですが、ファンダメンタルを考えると売買材料が交錯しており、整理できない状況です。そもそも、テクニカル分析はそうしたファンダメンタルからくる雑音(邪念)を排除することが目的なら、このステージこそチャートだけを見て相場観を出すべきなのかもしれません。

相場ですが、本年に入ってしばらく様子見をしていたため、初チャレンジが遅くなったのは事実です。しかし、昨日の失敗を通して為替相場はドル全面安を選択しつつある印象を得ることができました。しかし、落ち着いて相場を見てみると、以前よりいっそう中立的な水準へ入り込んでおり、このままドル・ブルになれそうにもありません。

ただ、週足チャートを見ると、


1.3509にある一目の雲上限付近では、長めの移動平均線が集まっており、上に抜けるとその後の相場は底堅くなるだろうことは推測できます。1.3515では思い切ってユーロをストップ買いし、1.3433の基準線を割れるようなら一旦はストップ、あるいは、


日足雲の下限となる1.3380付近へ先に押すようならユーロを買い、1.32台へ入り込むようなら一旦は70あたりでストップと、OCOでのエントリーを考えて見ます。

目先の上値目標は日足雲の上限となる1.3624の手前の1.36台前半を目論見ます。今のドル安は米中会談をにらんだユーロショートの手仕舞いだと思いたいところですが、チャート的に、雲の上限を突破した場合の次の目標は1.3800程度のドル安が視野に入る可能性があります。

このところ、ユーロに不利な材料が出てもユーロ売りがさほど進まないのが気になっているところです。
しかも週足の並びは、大方が雲の中とは言え、位置関係は明確に下落を示唆しているのに、なぜ買いが強いのか不思議です。

ForexTVジャパン
浅野 敏郎






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