こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。
今日のマーケットレビューはイレギュラーな要件が入り、随分と遅くなってしまいました。
http://www.forextv.jp/Video/Video.php
さて、先週の金曜日は意外にも米国雇用統計が良い結果となり、中期的に強めていたリスク回避行動を巻き戻す動きが強まりました。
しかし、スペインやイタリアの格下げ発表を受け、戻り高値でスパイクする格好となり、今週の動きは再度下値を探す流れになりそうな予感がしていました。
しかし、週末行われたドイツとフランスの会談のなかで、ユーロの安定化に向けた具体的な策を発表するとのニュースから、リスク回避を巻き戻す流れが再び強まり、それなりの伸びにつながりました。典型的な週末イベントリスクを受ける格好となりましたが、ユーロドルの動きなどを見ていると、手放しに好感した動きにはなっていない印象があります。
番組の中でも触れていますが、
ダウに関しては行き過ぎだった印象があり、先週から月曜日にかけて、結局レンジの下値から上値へと戻したに過ぎず、個人的には依然として揉み合いの中だと考えます。ただ、数か月続いたダウのレンジ相場であるだけに、上値を超えるともう一段の上昇につながる可能性はあり、思いこまずにニュートラルでいるべきステージに見えます。
ここから一転してリスク選好相場を想定したとき、一体リスクを取る体力を持っている筋はどれだけいるかを考えると、非常に懐疑的であり、深めの反転になったとしても、市場はまだまだリスク回避側への動きには敏感であると思います。
ForexTVジャパン
浅野