外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

Forex:オージーRBA総裁コメント以降、急落で騰落分岐点へ-浅野の閃きFXテクニカル【ブログ版】

2011-08-05 15:00:48 |    -豪ドル

こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

昨日のオージーの下落はさすがに行き過ぎだとは思いますが、リスク回避の流れが止まらず、相場は一気に雲を突き抜ける下落となりました。

2日のRBA総裁発言が弱気な内容だったことで、その日大きく下げたことから始まり、7月いっぱい掛けて上昇した値幅を、僅か2日間の下落で帳消しにしてしまいました。

現在の下値は6月下旬の安値1.0388には至らず、1.04台を維持していますが、万が一ここを割り込んだ場合、1.0000を試す展開が想定されます。5月初旬の高値と先月末の高値で作った2つのトップが、あるもみ合い期間を挟んでほぼ同水準に出来上がり、今はそのネック水準に居ます。

先ほどの6月安値が最後の砦になっていますが、水準的には既に揉み合いゾーンを下に突き抜けてしまったようにも見えます。

調整の戻しがあるようなら、1.05台前半を売りのゾーンとし、雲下限を越えて上昇するようなら1.0610付近で一旦はストップです。

下値は1.0200を目先目標とし、躊躇しないようなら1.0000を次の目標とします。動きによっては1.0200割れは売り増すイメージです。

キーウィも、戻してくれるようなら、0.8430付近で売り、ストップは100ポイント程度で十分なイメージです。下値は0.81ミドルが目先目標になりそうです。

ForexTVジャパン
浅野


Forex:ポンドドル 比較的底堅いも、ドル全面高でトレンドは下落か 浅野の閃きFXテクニカル【ブログ版】

2011-08-05 14:24:56 |    -ポンドドル

こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

ユーロの仇をとったあと、相場を見てはいたのですが、TVの新規企画などでなかなか、手が回りませんでした。

昨日はECBのトリシェ総裁コメントに端を発した、リスク回避の動きでドルが全面高となりました。通常は円やスイスFが逃避先になるところ、介入警戒感があったのか、資金は一気にドルへ流れた格好です。詳しい内容は、新企画「マーケット・レビュー」の番組をご覧ください。
http://www.forextv.jp/Video/Video.php

さて、ポンドがユーロに比べて底堅さを見せています。番組の中でも述べていますが、ユーロ圏の財務問題がイタリアやスペインに及びかけている中、ヨーロッパのG7通貨で、独立性を維持しているのが、スイスFとご存じ英ポンドです。
したがって、事あるごとに一時的な逃避先として、ポンドも選択されやすく、こうした流れが底堅さの一因に思えます。

しかし、対ドルでは・・・となるとさすがに、ドルの全面高のなかで、この水準を維持し続けるのは無理でしょう。ドル以外でポンド買いが入り、戻したところを売ってみるイメージがあります。

チャートは比較的厚い雲の上限を出たり入ったりと、先行スパンが機能しない状態です。遅行スパンも当時の薄い雲を上下に行ったり来たりと、こちらも全く機能していません。ただ、各線の位置関係をチェックしますと、雲の上限に出た場合、3役好転となるにも関わらず、相場はなかなか上昇しません。

ということは、上昇出来ない何かがあるとは考えられないでしょうか。
もちろん、どちらにも動く可能性があるからこそ、雲が機能していない状態だとは思うのですが、週足からは下落の兆候があり、こちらに乗ってみようと思います。

雲上限の手前となる1.6300前後でポンドを売り、昨日の転換線水準を上回る1.6365以降で一旦はストップです。
下値は、とりあえず雲の下限となる1.6150前後を目先目標とし、基準線割れで、再度売りで追いかけるイメージです。

ForexTVジャパン
浅野