外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

Forex:ポンドドル、上値ターゲットが少なくなる-浅野の閃きFXテクニカル

2011-03-23 12:39:19 |    -ポンドドル

こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。
この時間にブログが書けるのは随分久しぶりに思います。

さて、昨日はイギリスの物価関連指標が予想を上回る上昇だったことが公表され、ポンドが買い進められる展開となり、ユーロドルより先に昨年11月高値を上抜いた月初高値をさらに上回る展開となっています。

テクニカル的には以前にもお伝えしたように、移動平均線や一目均衡表など目ぼしい価格目標が全て現状価格より低い水準に位置する格好となり、心理的にも上値を抑える理由付けが少なくなってきました。ざっくりした上値抵抗には、2009年の中盤以降揉み合った、1.6400から1.6800の価格帯が控えていますが、昨年5月の安値を起点とした上昇チャンネルを中心に、揉み合いながら上昇してゆくイメージがあります。

週足に目を移せば、2月から3月初旬にかけて、実体線の上値(始値または終値)は概ね1.6250から70あたりでまとまっています。週替わりで陰線と陽線を作ったことが、今回の上抜けの原動力になったと推測できますが、再度この水準まで下値確認に来るようなら、ポンドを拾いたいところです。

ストップは1.6200割れで十分に見えますが、エントリーから100ポイント下げたあたりに置いてみてはどうでしょうか。

以前にも記述した記憶がありますが、いずれにしてもここからのロングはそれなりにジレッたい展開になりそうなイメージです。

ForexTVジャパン
浅野 敏郎