外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

ユーロドル、1.40台はさすがに重かった、ただ…浅野のつぶやき

2011-03-09 17:51:15 | ☆相場分析-ユーロドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

ご無沙汰しています。随分と日が長くなりましたね。午後からあまり良い天気ではなくなりましたが、それでもこの明るさが維持できるようになりました。

さて、ユーロドルが反落しています。ユーロ政策金利上げへの期待が根強い中、原油高騰の勢いを借りて、相当重いとされた1.4000台に乗せ、しかもワンタッチ以上に上値をこなした印象です。
今は1.38台へと反落しているものの、時間が緩やかだけに、スパイク・トップを作ったというほどの、天井感はありません。

下落の要因としては、原油価格の反落から、リスク回避、というより価値の保存を狙ったスイスF買いが一服して調整的な売りが先行したことも、一因とされています。ユーロは依然として中東諸国の地政学リスクを負っているものの、コモディティ価格上昇の前に、ドル売り圧力を受けてきたと考えられます。



先日の売買イメージでは、1.40の重さを背景に売り上がるものでしたが、2月高値を越えてきている以上、基本はユーロ買いを維持しています。3月に入って直ぐの2日連騰で逆張りをイメージしましたが、今その急騰した価格帯を確認にきており、2月高値圏と重なる水準を押しの限界と見たてて、1.3830付近では、リミット買いを仕込むか、1.3800を割るようならそのタイミングで、30pt程度のトレーリングでストップ買いを設定するイメージです。

基準線と21日SMAが重なる1.3730前後を割り込むようなら一旦はストップです。
せっかく月足でも雲の中に入りかけた相場ですが、雲の下限1.3838は今後来年に掛けて水平に推移するため、意識しておきたい水準になりそうです。

ForexTVジャパン
浅野 敏郎