本日はドル円の総括です。
詳細はTFnsの「テクニカルクリップ」で述べるとして、ドル円が動かない理由がこれでわかったといった印象です。つまり15年以上掛けてドル円は大きな周期で収斂しながら現在はかなり大詰めの段階であり、上下共に狭まってきている値幅は今月の段階で約6円程度に迫っています。
チャートを見られる方はお分かりだと思いますが、現在の相場位置はほぼその上限におり、上昇しても120円程度が精一杯に見えます。下落を想定すると102円水準までなら収斂の範囲であると思います。
収斂している一方で言えることは、近い将来上下どちらかにブレークアウトする可能性が指摘できます。どちらへのブレークアウトを想定するかは、個人的には意味の無いことであると考えており、あくまでブレークした方について行くのが正論だと思います。
ただ、現在の相場位置では上方へのブレークアウトが、価格的に近いことから意識せざるを得ません。ただ、今から上方へのブレークアウトを想定して買うという行動は危険で、上値補助線の効力が維持されているとすれば、ここからは下落をするしかなく、結果的に高値つかみとなる可能性を残しています。
「ブレークアウトは発生してから追う!」というのが鉄則であり、事実が確認できない現状では、収斂の範囲内を想定し120円上抜きであきらめる戦略をもってドル売りがセオリーです。120円上抜きは同時にブレークアウト発生につながるため、ドテンという戦略すら思い浮かんできます。
ただ、上抜いたからといって必ず上昇する保証はありませんから、建玉ができた場合にはストップロスの設定が必要です。場合によっては、往復ビンタも想定しておきましょう。
では、チャートの画像を見ながら詳細に説明して参ります。
続きはTFnsの「テクニカルクリップ」で占っています。よろしければおすすみください。もちろん、無料コンテンツです。
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