山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

有峰登山口から三角点まで@薬師岳☆日本百名山№34

2015-08-14 | 34薬師岳(夏)
立山インターから
有峰林道経由で

有峰の登山口へ。

通常の駐車場は満車で
片側の路肩にも車が連なっていましたが
少し下にある臨時駐車場は
半分ほどが空いていました。
久しぶりの登山で
単純高低差は2日間で1570m。
地図は、登山当時に
参考にさせていただいたもので
再構成時に追加しました。


少しでも楽になるようにと
ザックを新調し
重量を減らすため
荷物を1つずつ吟味しましたが
腰に感じる重さは
やはり日帰り登山とは
比べ物になりません。

登山口の標柱を見送り
気を引き締めて
一歩ずつ進みます。

広葉樹の樹林帯の中を進む登山道は
いきなりの急登で
風がないのでよけいに暑く
荷物が重く感じます。

現在地を示す案内板は
目的地がたくさんあるため
山頂までの到達度合いを示す
何合目という表示ではなく
次の分岐点までの距離や時間を表しており

一定間隔ではないので
疲労感が強まりました。
濃い緑の葉と赤い実の登山道の始まりは
既にここが真夏であることを示し
高山の涼しげな花はありません。
ツルアリドオシやトンボソウなどの
地味な花が咲いてます。

*

1時間以上歩いてから
たくさんのミヤマママコナが
元気付けてくれました。

最初は
下る人と多くすれ違いましたが
次第に
同じペースで登る人がまとまって
裏銀座の入り口にふさわしい賑わいです。
ガイドブックでは整備された登山道のはずが
大きてゴロゴロした石が目立つようになり
足を置く場所を考えながら進むのですが
余計に体力を消耗します。
ゆっくり休める広場のような場所は
ほとんどありませんので
道が少し広くなったところで
皆さん思い思いに
小休止していました。

こんな広めの道で少し休みました。
道の先が急に明るくなり
青空が大きくなると
1時間30分で
三角点に到着しました。

いつも参考にしているコースタイムは
五光岩ベンチまで3:20で
このペースが速いのか遅いのか
よくわかりませんでした。

山頂の方角は相変わらず霞んで
くっきりと見えるわけではありませんが
初めて広がる視界に
少し元気が戻ります。
つづく


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