飯豊連峰に出かける時
意識して、外していたのは
真夏の登山でした。
何回か下見をして
暑さでバテることがあり
1日で長い距離を歩くのは
涼しいときに限ると
思ってのことでした。
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その為、あきらめていたものを
今回初めて見ることができました。
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イイデリンドウ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/5b/d8c4d80a966247cf484c3627bbaa13a6.jpg)
リンドウ科の多年草
ミヤマリンドウの変種で
飯豊山固有の植物である。
花期は7~8月。
飯豊の星と呼ばれ
9月中旬にもかかわらず
一輪が咲き残っていました。
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門内小屋の泊り客は意外と少なく
2階はほぼ使いませんでした。
山小屋がすいているのは
新型コロナの影響があると思います。
テント場にあったテント9張は
感染を恐れた人が何割かいたでしょう。
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休憩と寝床の準備をした後
土曜日で管理人さんがいたので
いつもは飲まないビールを買い
小屋の外のベンチで
気持ちのよい風に吹かれながら
缶ビールを飲み
一緒に泊まる人と話が弾みました。
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水の補給なしで5時間近く
活動できるのはうらやましいと
言われ
ハイドレーションパックにしたら
飲む水の量が減ったことを
教えました。今回の山旅では
頼母木小屋での水補給2回で
済みました。
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夕暮れを見に、
門内岳(標高1887m)に登りました。
門内小屋から5分ほどで着きます。
山頂にあったのは赤い祠でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/57/bd9153c436528d31f26d66fbdf58536e.jpg)
その奥には、右から
北股岳・梅花皮岳・飯豊本山です。
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北西は登ってきた山道と
薄っすら広がる日本海
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/91/a02e257ae345ca921fff5c4a55dcdd02.jpg)
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東は霞む山々と会津方面
真ん中は会津磐梯山
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/90/6c90bc89465e5258a1150d555ae2b366.jpg)
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赤く染まる北股岳・梅花皮岳
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/45/fdb09a062773de36d332fb926d7d1cb4.jpg)
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遠くの飯豊本山
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/ad/9a7cf7560df0d1ab3dd7344ad00c734a.jpg)
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夕日を見守る
門内小屋とテント場の人たち
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/73/a9000958d72e7ecd960c8e6597350829.jpg)
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日没です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/80/5536c9fdf9f33dfc9433120a38f94358.jpg)
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1年前の飯豊本山避難小屋では
寝具が合わず、よく眠れませんでしたので
今回は2つのことを改善し
ぐっすり眠れました。
空気枕に薄い低反発マットをかぶせ
寝がえりの時の音を小さく
枕が動きにくくしました。
スリーピングマットを大きめの
エアーマットに変え、横向き寝でも
肩が床につかないようにしました。
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翌朝
夜明け前の蔵王
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/a7/926b8b99ab3afc4cc43e0fa9488823ad.jpg)
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沈む満月と
越後平野に灯る街路灯
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/09/f59a40aae7c272ff031b4748712e9c19.jpg)
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寝具を小屋に預けて、荷を軽くして
夜明けとともに北股岳に向います。
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最初は少し下ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/c7/7d0e1a05864d489c4e188b08af70e22b.jpg)
ギルダ池は見過ごして
鞍部から登り返し
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/2a/00c8be91d0b81900801edea4175be1ec.jpg)
次第に北股岳が大きくなって
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/75/6076cda9da0cd3c6f9c0c3d494409ca5.jpg)
東側に大きな岩が見えると
北股岳(標高2025m)山頂です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/6b/7f82c0ab1800db52dc7683f35c1ccae4.jpg)
よく晴れて、遠くまで見通せます。
門内小屋から50分かかりました。
門内小屋で十分な休憩がとれて
荷物も軽く、標準タイムを
随分短縮しました。
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登った道を振り返り
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/b1/308bd66fc15703f6164e03dc78314f91.jpg)
中央が門内岳
そこから尾根道を右に扇ノ地紙
その奥に、地神山と
朳差岳の山頂が重なります。
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扇ノ地紙の右には
長く険しい梶川尾根
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/c7/a4535d51c02e384fa344500d3130e3bf.jpg)
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更に北には、右から
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/53/d29257cd0b00aecd3cfe25e769e7ad49.jpg)
大朝日岳(朝日連峰)
月山(少し遠いので薄く見える)
以東岳(朝日連峰)
鳥海山(左端にうっすらと)
も見えました。
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南東には、まだ歩いていない
飯豊連峰の最深部で
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/5c/69691ea5d6c6ce218ba95093c3ee0349.jpg)
真下の梅花皮小屋から
梅花皮岳・烏帽子岳・飯豊本山が
重なって見えます。
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その少し右に
御西岳に続く縦走路
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/c0/34d8682dfa0187244afb2541b6d16f39.jpg)
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少し画像が小さくなりますが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/35/440ac314104ef67dd30fe72f21a8873e.jpg)
御西岳の右には
飯豊連峰最高峰の大日岳です。
(標高2128m)
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深田久弥さんの
主脈の峰々が堂々と独立している
という言葉をかみしめて
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車が自動運転で
南の登山口に周回すれば
南に下りるほうが楽なのにと
思いながら、来た道を戻りました。
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1日目の歩数:26,011歩
2日目の歩数:30,634歩
(1日目は歩数計を起動しなかったため
2日目の歩数から推定しました。)
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<上り>
足ノ松登山口⇒大石山⇒頼母木小屋⇒地神山⇒門内小屋⇒北股岳
3:45 ⇒1:00 ⇒ 1:10 ⇒ 1:10 ⇒ 0:50
<下り>
北股岳⇒門内小屋⇒地神山⇒頼母木小屋⇒大石山⇒足ノ松登山口
0:50 ⇒0:45 ⇒1:10 ⇒0:50 ⇒3:10
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上り合計:7:55
下り合計:6:45
(大石山と頼母木小屋での大休止は除きます)
疲れた脚で足ノ松尾根を下るのは
大変でした。
縦走するなら、北から入り南へ向かう事を
お薦めします。
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end
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