山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

年老いた母の教え

2012-07-01 | 思い出の味
母の日は過ぎてしまいましたが、
母のことを少しだけ聞いてください。
商売をしながら、
山や畑の世話をするというのが
昭和の時代の我が家の日常でした。
その中心だったのが母です。
朝早くから畑仕事をして
日中は
問屋からの仕入れと
常連のお客さん廻りです。
その合間に、食事の支度をし、
休む暇もない状態でした。
常連客を招待して
問屋の招待旅行で
日本中に行って来たみたいです。
ときどき
旅行の写真を見せてくれました。
今は
出かけることも少なくなりましたが
まだ
家の中の仕事はこなしています。
それでも
さすがに若い頃のようには行かない様で
少しずつ
肩代わりをするようになりました。
それは
食事の準備と畑の収穫です。
野菜の料理を紹介するのは
そんな事情があります。
教わったことは多いのですが、
最近は
母の土俵ですることについて
いまだに教えられています。
雑草は小さいうちにとれ
畑を耕し、種まきをして、芽が出ると
雑草との競争が始まります。
雑草のほうが数が多いので
小さいうちにとらないと
植えたものが負けてしまいます。
動物も植物も、小さいうちは
手厚く保護してやらないと
成長が妨げられるということでしょう。
生った実を採るほど次の実がつく
生った実をそのままにしておくと
そこに
栄養が使われてしまうので
新たな実がつきにくくなる
ということだと思います。
これは
植物の種類によって違うのでしょう。
収穫が多いのは、さやえんどうです。
以前はどの畑にもありましたが
最近は
つくっている家は少ないようです。
手間がかかるからでしょうか。
思いつきの文になってしまいましたが、
お付き合いいただき
ありがとうございました。
母には、まだまだ
長生きしてもらいたいと思っています。
みなさんと
同じように
end


コメントを投稿