山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

いくつもの顔を持つ里山☆菩提寺山①

2014-04-15 | 〇新潟の里山
菩提寺山の登山口は
いくつもあるのですが
そのひとつのある
石油の里付近の空気の中に
なんとなく
鉄と油を感じるのは
気のせいでしょうか。
約20年前まで
石油を掘っていたそうです。
新津の石油の里にある
観光物産館に
今まで見たことのない大きさの
地図がありました。

大きい割りに情報が少ないので
写真に撮ると
字がまばらで
とても小さくなってしまいました。
道は正確にトレースされていると
思います。
地図の右下に
反時計回りで歩いたときの
所要時間が書いてあり
素直に
その通りに歩くことにしました。
上りは迷わないように
分岐が少なく単純な道を
選びます。
石油の里ですから
登山口では
遺跡のような鉄の残骸が
映画のセットのように
眺められます。

何に使ったものか?

犬のようにも見える装置が
仲良く2つ並んでいます。
石油井戸の装置も
突然時が止まってしまったように
使った状態のまま
錆び付いていました。

石油の遺跡を通り過ぎると
普通の里山の尾根道になります。

植物は進むにつれ変化し
林の樹木越しに
まわりの山々が控えめに見えます。

35分くらいで
展望台に到着です。

西側に日本海が見えるはず・・・
カメラの決めた明るさでは
風景が真っ白になってしまいました。

展望台を過ぎると
尾根道は斜度を増し
小さなアップダウンが続くので
心地よい疲労感のはずが
この日は
護摩堂山で
強いウォーミングアップをしたので
オーバーワーク気味です。

看板の時間通り
1時間で山頂に到着しました。

お世話になったブログにあった
山小屋は在室中のようで
楽しそうな話し声が聞こえました。
ただ
山頂は人影も少なく静かです。

雪のある冬の方が
にぎやかだそうです。
東側の展望が見事です。
山の形や雪のようすが
わかりやすいように
少しコントラストを上げました。
<五頭山>

会津に向かう谷の
左に五頭山と右に菅名岳
手前には五泉市街が
ゆったりと広がります。

これが
ふもとの家の形が見える身近な山
里山の魅力だと思います。
<飯豊連峰>

つづく


コメントを投稿