山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

シシゴヤの頭⇒山頂☆武能岳@新潟百名山№18

2021-12-17 | 〇新潟100名山(中越)
10年前はよく晴れたシシゴヤの頭からの
谷川連峰のパノラマ。

武能岳方向を拡大してみると
壁のような坂があります。

奥は、茂倉岳と一ノ倉岳。
もっと拡大すると

チョコっと盛り上がったところ
が武能岳山頂でしょう。
このときは
シシゴヤの頭から蓬峠への尾根道は
楽々散歩のように見えたのですが…

<花の百名山より>
この先は正面に谷川連峰を見ながらササ原の稜線漫歩となる。
ムラサキヤシオ、ニッコウキスゲ、ハクサンフウロなどが足元に咲く。
さて、この日はあいにくの曇りです。

先が見えないので
目の前の上り・下りが強調され
疲労が増します。

途中でカメラを落としたことに気づかず
捜しに戻り
カメラは道のすぐ脇の土の上にありました。
20分ほどロスしてしまいましたが
カメラが無傷で見つかったことでホッとしました。
気を取り直してしばらく歩くと
一時的に雲がとれて
ゆるやかな上りの登山道が現れました。

稜線漫歩
蓬峠分岐まで標準タイム40分が
トラブルにより1時間かかりました。

<花の百名山より>
上越国境稜線の蓬峠分岐からは、湯檜曽川越に朝日岳や白毛門が高い。
蓬峠へは10分ほどの距離。
この日は、かすかに見える湯檜曽川の他は
白くけむり、山の同定は困難でした。

蓬峠への道は、笹が刈り込まれたばかりで
とても歩きやすい状態でした。
また、遠くで草刈り機の音がしていました。
山小屋の管理人さんが
道の整備をしてくれているのでしょう。
感謝!
足元には、高山の植物が咲いています。
ハクサンフウロ
ミヤマコゴメグサ
ウメバチソウ
ミヤマウツボグサ
リンドウ
ニッコウキスゲ
トリカブト
ヤマハハコ
蓬峠の蓬ヒュッテがみえました。

ササ原にこげ茶の屋根がマッチして
落ち着く雰囲気です。
水汲みに行った主人を待つ2つのザック。

池塘にはイワショウブが咲いていました。

湯檜曽川へ続く武能沢への道を左に分けて

武能岳への壁のような上りに向います。
いよいよガスが濃くなり
ササ原以外何も見えなくなりました。

結果的に最後だとわかった上りを超えて
武能岳山頂です。

標柱はありますが、広い空間はありません。
誰もいないので、一人占めですが。
蓬峠から1時間は標準タイム通りでした。
ここまでにすれ違ったのは
2人組×1、単独登山者×2の合計4名でした。
展望はほとんどありませんでしたが
心地よい疲れが残りました。
本当は見たかった
武能岳からの一ノ倉岳と茂倉岳

<花の百名山より>
武能岳から更に200m上にあります。
帰りは来た道を戻りました。
この日の歩数
33,252歩
上り 4:10
下り 3:10
帰りに魚沼市塩沢付近で
笹だんごソフトを堪能。

end


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