山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

小蓮華山から白馬岳山頂@白馬岳☆日本百名山№41

2018-02-01 | 41白馬岳(初秋)
小蓮華山から白馬岳への道のりは
空気が薄いため足取りも重く
重厚な白馬岳が
終始見えていることを励みにして
ゆっくり着実に歩きます。

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右斜め上に向う道はすいぶん斜度があり、
足元のごろごろした砂利石が
ズルズルと後に引き戻すようで
とても疲れました。
その坂を登りきると
前回リタイアした三国境です。

この先の最後の急坂を見て
小休止にしました。
少しでも荷物を減らそうと
おにぎりをひとつ食べるつもりが
極度の疲労のため食べきれません。
ただ
この日持ってきたカシューナッツは
食欲がないときでもエネルギー補給ができ
とても助かりました。
蓮華温泉から既に5時間経過し
残すは1時間弱の登りです。

岩の塊のようなこのピークには
岩影に花が凍っていました。

振り返れば
何も見えず寒い思いをした尾根道が
今は穏やかに見えます。

そこを超えると初めて
富山県側のなだらかな斜面が
オレンジ色に染まって広がり
その縁にある緩いカーブ登山道を見て
ホッとしました。

もう山頂はすぐそこです。
小蓮華山から白馬岳山頂まで
標準コースタイムどおり
1:30でした。
つづく


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