山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

種池山荘と周辺の花>白い虹☆鹿島槍ヶ岳@日本百名山№59

2022-08-18 | 59鹿島槍ヶ岳(夏)
予定より1時間も早く
到着した種池山荘ですが
宿泊の受付は何の問題もなく
順番に始まっていました。
種池山荘では、新型コロナ対応として
受付には透明なカーテンがあり

室内でのマスク着用・入口での手指消毒
スリッパ・サンダルは番号で指定の物を使用。
客室は6畳に3~4人で、
使い捨ての枕・布団のカバー付き
カーテンの仕切りがあり、客室での飲食は禁止。

飲食は仕切りのある談話室のみ可。
など、かなり念入りに準備されていました。
食べる時にマスクを外す食堂が
一番危険が高いと思います。
話をするときにマスクを付けるのが
面倒ですが、仕方ありません。
(グループの冷池山荘もほぼ同じシステムです)
ロビー(?)にスマホの充電場所があり
タイミングを逃すと
だいぶ待ちそうでした。

余裕のある行程表にしたので
時間がたっぷりあるのに
雲が取れないので
花を探して、テント場まで
130歩、サンダルで歩きました。

山荘の壁際には、イワハタザオが
びっしり生えていて

山荘のすぐ脇の種池にはまだ
水芭蕉が咲いていました。
ガイドブックにも記載のあった
キヌガサソウ

ナナカマド

その他に
ミツバオウレン
アオノツガザクラ
カエデの花など

テント場は周囲を樹木に囲まれ
整地された平らな土に
ロープで区画されて
テントが張り易そうで
環境に左右されにくいと思いました。
混んでいると、隣との距離が気になるかも。
夕方5時からの夕食の後に
空が晴れてきたので
登山靴を履いて、カメラを持って
外に出ました。

山荘前から
蓮華岳と針の木岳

手前の白い点はコバイケイソウ
爺ヶ岳
右から、南峰・中央峰・北峰

これは山荘の自分の部屋から
窓を開けて撮りました。
一番高いところにある大部屋で
3方向に窓があり
時間とともに移り変わる風景を
飽きることなく眺められます。
爺ヶ岳方向に少し上ると
ガスに覆われましたが
薄くなるとともに
白い虹が現れました。

そして、その下には
爺ヶ岳南峰があります。

北の雲に浮かぶのは
鹿島槍ヶ岳です。

時間とともに雲が引いて
冷池山荘からの登山道も
現れました。

種池山荘に戻ろうとして
振り返ると
遠くの立山からの雲が
滝雲となって、種池山荘の脇を
滑り落ちていました。

部屋に戻り、外を眺めながら
隣の人と山の思い出話をしていると
窓の外が夕日に染まってきました。

赤 爺ヶ岳
つづく


コメントを投稿