山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

ざんげ坂(1合目)~滝切合(1409m)☆地蔵岳

2020-09-07 | ‐‐飯豊:三国岳・地蔵岳

今回は登山行程の記録も

ソニーのα6000にしてみました。

レンズは小型軽量で取り扱いやすい

シグマ3兄弟の19mmにして

出し入れを楽にしました。

ざんげ坂までに追い越したのは

登山口で先行するのが見えた

ご夫婦の2人で

それ以外のすれ違いはありません。

ざんげ坂を見下ろして

この場所から下りる時にざんげするのか

と納得して、先に進みます。

すると

ルノワールの木漏れ日のような模様が

登山道に現れ

背中に朝日の熱を感じますが

程よい高さの樹木が直射を遮ってくれます。

これは

登山道が尾根道となったことなので

次第に暑くなることを覚悟しました。

右手の樹木が途切れて

滝切合から鍋越山に延びる稜線が見え

あの高さを超えないと

地蔵岳に達することはできないと

気を引き締めます。

着実に高度をあげる登山道を

登山口から50分で

長之助清水に到着。

まだ余裕があったので

念のため、水場を確認すると

梯子で5mくらい下り

横に10mくらいのところで

十分な水量の水場があります。

休みもそこそこに、出発し

すぐに、案内板にあった

御田を通り過ぎます。

昔は

水が溜まって田んぼのようだった

のかもしれません。

ここには

上りでは認識しにくいのですが

下りでは真正面に見える

大きな杉の木があります。

御田の杉と名がつくほどの大木です。

幹回りは

三人でやっと抱えられるくらい太く

登山口の大日杉の代わりとして

十分な存在感でした。

着実に高度を稼ぐ登山道は更に続き

前方から

ホラ貝の音が聞こえたので

信仰の山らしいと思いました。

しばらくして

単独の登山者を追い越しましたが

修験者の服装ではありませんし

ホラ貝を下げてもいませんでした。

ただ、お経を唱えていらっしゃいましたので

ホラ貝は

ザックの中にしまわれたのだと思います。

所々に水の流れで中央がえぐれて

歩きにくいところがあります。

登山口から1時間半を過ぎた頃

寄りかかるのにちょうどいい木が

あったので、眺めはよくないけれど

小休止にしました。

この道は足の置き場が安定しているので

下りは楽だと思います。

上りも直射日光が当たらないので

悪くはありません。

その後

時々、左側の木の枝が途切れて

遠くの山が見えます。

登山口から2時間で

滝切合という小ピークに着くと

この先のルートが見通せました。

ひらがなの「く」の字を

下から上にさかのぼる要領で

手前の稜線の右端が地蔵岳

地蔵岳から下って登り返すと、かたらいの丘

左奥から、切合小屋・草履塚・飯豊本山です。

飯豊本山は

既に雲がかかってしまいました。

つづく



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