山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

中房温泉から合戦小屋@燕岳

2017-08-11 | ‐‐燕岳(夏)
かなりの強行軍のため
朝、明るくなったらすぐ準備をして
日の出とともに出発するという予定どおり
朝5:00に登山開始です。

温泉の外に昨日のフランス人がいたので
挨拶をすると
温泉施設に宿泊したのではなく
野営したのだとか。さすが、
日本の山に来る外人はたくましい。
ひとりの日本人(ガイド?)と一緒に
行動するらしいので安心して
je vous laisse(お先に)
温泉施設の間を進むと
北アルプスの3大急登に数えられた登山道は
何の前触れもなく始まりました。

いつもどおりのマイペースで登ります。
速い人に追い越され
遅い人を追い越して
休みは1時間に1回。

ほぼ等間隔でベンチがありますが
休みの間隔に合わないので
ほとんど通り過ぎます。
(第1ベンチ)

30分後
林の中を登り続け、花も少なく
ヤマホタルブクロ・ヨツバヒヨドリ・ミヤマキリンソウ・トリアシショウマ
などがチラホラ咲いていました。

(第2ベンチ)

50分後
1時間15分後
北アルプスの表銀座が少しだけ見えました。

画面中央が横通岳(2767m)
その右に東天井岳(2814m)
ここからは
写真の左下にある雲が上がってくるのと
競争です。
登山道はよく整備され
一歩の高さのそろった階段が多く
下りは楽々でした。

ただ
階段の横幅が狭くて、
団体さんとのすれ違いには
時間がかかりました。
最近の団体さんはバッジをつけていないので
はっきり、団体さんだとわかりませんけど。
(第3ベンチ)

1時間20分後

だんだん同じ位のペースの人が
顔見知りになり、
登山開始から2時間後の休憩は
ちょうど富士見ベンチ(標高2200m)です。

本当に
枝の間から富士山が見えました。
(左の枝に少しかかってしまった)
右の山の塊は八ヶ岳に似ていると思ったが
方角的には南アルプスのようです。

入道雲のような花崗岩を過ぎ
合戦小屋へのカウントダウンは
10分前から

5分前をはさんで
730合戦小屋に到着です。

名物のスイカは
富山からの単独登山者と分け合い
800円÷2400円になりました。

つづく


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