山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

明るい鎖場を山頂まで@両神山☆日本百名山№42

2018-06-23 | 42両神山(春)
登山口の駐車場に車がなかったので
清滝小屋までに
下りの大きな荷物を担いだ単独登山者
1名とすれ違いましたが
その後は
山頂まで無人の山でした。
清滝小屋でも荷物を下ろして
小休止し、見上げれば
いかにも急な斜面を
泰尾根を目指して
ジグザグに登っていきます。

すぐに
七滝沢のコースと合流しますが

その先も
鈴が坂という名のある坂で

産泰尾根までは20分かかりました。
産泰尾根のたいの字がま違っています。
尾根の西側に
樹間のすき間に
両神山の山頂方向が見えました。

ここからは
所々に鎖が設置されています。

明るい岩場に
花が咲いていました。
クワガタソウ
オオバコ科の多年草

花が丸いので
ミヤマクワガタの仲間とは
気がつきませんでした。
ユキザサ
ユリ科の多年草
ミツバツチグリ
バラ科の多年草
(写真省略)
組み立てられたハシゴを上り
横岩を過ぎると


両神神社に到着し
ベンチとテーブルがあり
小休止とします。

清滝小屋から1時間かかりました。
両神神社から20分で
3mを超えるベニサラサドウダンが
咲いていました。

ツツジ科
紅更紗満天星と書き
満天にきらめく星のように
花が咲くことが名前の由来である。
今までに
高さ1mくらいの低い木しか
見たことがなかったので
手が届かなくて見上げる花は
新鮮でした。
ここでようやく
南側の展望が開けます。

たまたま
枝の間から富士山が見えましたが
雲が流れてきて
すぐに消えてしまいました。
5月ならば
この辺りからアカヤシオが
咲いているのでしょうか。
山頂近くで展望が開けて
真っ赤な花が咲いていれば
登ってきた甲斐があったと
思うことに間違いはありません。
<赤城山のアカヤシオで代替え>

山頂への最後の岩登りは
さほどの高さではありませんが
慎重に登ります。


清滝小屋から1時間30分で
両神山の山頂に到着です。

誰もいません。
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つづく