旧愚だくさんブログ

愚だくさんブログ過去記事蔵です。

ケイゴリンとハルキ

2009年02月20日 | 本と雑誌

「流星の絆」にはガッカリしたものの、それから暫く経った今、また東野圭吾が読みたくなった。

・・で、昨日購入した本。
「容疑者xの献身」
「さまよう刃」

「容疑者・・」はガリレオシリーズ初長編で、直木賞受賞作品。

小説と言えば、あの村上春樹がエルサレム賞作家に選ばれ、それに対して「受賞は辞退すべき」との世論が上がった。
しかし、氏は素直に(?)受賞し、その席でイスラエル軍のやり方に対し忌憚のない意見を述べ、カメは思わず「天晴れ!」と喝采を叫んだ。そう来たかぁ、村上春樹!・・ってね。
しかし、これこそが作家としてのあるべき態度だろうな。

村上春樹・・・凄いな。
何れ、ヘミングウェイと並ぶ世界的な作家になるかも・・。


雀に想ふ

2009年02月19日 | 人間じゃない家族

雀の巣作りが始まった様子。

でも、まだ準備段階で、敷地内の建物間を飛び回り「何処に作ろうか」と物色中って感じ。

去年作られた巣は、確認出来ただけでも3つあった。もしかすると5つはあったかも知れない。
場所は、本堂懸魚の裏、車庫の屋根裏の鉄骨のくぼみ、物干し台の屋根裏。

今年も、車庫の屋根裏を狙っているのか、最近車がフン害に遭っている。
物干し台の屋根に営巣されると洗濯物がフン害に遭う。
それと、巣から散らばった枯れ草、羽毛などでも結構な汚れになる。

しかし、そんな汚れはな~んとも思わない。
親雀の子育て風景と、時折聴こえる小雀の鳴き声がとっても愛しくて、車が汚れればセッセと拭くし(時に放置)、洗濯物が汚れればセッセと洗う。
それだけのことだ。

・・が、しかし、雀はそうじゃないらしい。

洗濯物を干したり取り込んでいる間中、親雀は近くの電線に停まって威嚇の声を上げ続ける。
子育てが終るまでの毎日、コレが続く。
子育て中の雀にとって、カメは侵入者以外の何物でもない。

「これが私の日常なんだよ、許しておくれ。」
「わりぃわりぃ!出来るだけ早く終すかんね!」
「洗濯物を二度洗いする気持ちも察しておくれ。」
などと、怒る雀に言葉を返しながら手早く作業をする。
暫くの間、そんなことを繰り返すうちに、巣から何の応答もなくなる日が来る・・・目出度い巣立ち。

そんな風に、すっかりと雀のお宿になってしまったウチに、燕は寄り付かない。
あんな可愛い恰好してるのに、雀ったら、燕に対しちゃ攻撃的で時に獰猛にもなる。
燕の天敵は猫・烏と思われているが、何の何の雀も強敵だ。
きっと、新参者が増えることで自分達に回る餌が減ってしまうと分かって攻撃するのだろうね。

最近の調査で、「雀の数が激減、このままだと絶滅の恐れもある」と報告されたけど、そう言われりゃ確かに減っている気がするなぁ・・・。

今年もまた、洗濯物を二度洗いする覚悟は出来てるよ、雀!
なので、ジャンジャン(雀雀)営巣し、ジャンジャン子作りしてね~!
楽しみにしてるよ。

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キャラと言えばコレ!

2009年02月17日 | キャラ満開

“今年もヴァレンタイン・チョコレートを沢山もらったひこにゃん”記事からキャラ続きだが(仏像好きは、何故かキャラ好きが多い。みうらじゅんとか)、キャラと言えばコレでしょ!

ダサくて野暮で存在感なし!しかし意外と歴史は長い警察マスコット
警察マスコット、カモ~ン♪

・・・と、先ずはひこにゃんの滋賀県警から。

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↑滋賀県警けいた君
ひこにゃんと同系列のゆるゆる振り。
この着ぐるみがお披露目された時には、ひこにゃんもお祝いに駆けつけたそうで。

Pipo

ご存知警視庁ピーポくん
有名なのと(何せ警視庁)愛くるしいのとで人気のキャラだが、
「実体が知れない」
「地球生物?それとも宇宙人?」
などと不評の声も根強い。

Fujikun

↑山梨県警ふじくん
富士山がミョーにギラついてるのが気に掛かる。
アブラギッシュで目付きも悪いふじくん、そのうち不祥事でも起こすんじゃなかろーか。

Toyama

↑富山県警立山くん
これ、藤子不二雄デザインね、いちお。
同じ“山系列”でも、先のふじくんとは違って実直そうな警察官だ、立山くん。

Raipo22

↑長野県警ライポくん
うーむ・・・世界的に有名なあのあひるに似ている。

Kouheikun

↑兵庫県警こうへいくん
これは長野キャラより更に似ている。
そのうち、ねずみ王国に訴えられるんじゃなかろーか。

Hikarimuve

↑新潟県警ひかりちゃん
男性バージョンひかるくんとツインでひとつのマスコット。
・・・にしても、幾ら特産物とは言え、お米とは・・・。

Hukumarukun

↑山口県警ふくまるくん
・・・幾ら、下関名物フグの県とは言え、フグとは・・・。

Boku_yuppi

↑熊本県警ユッピーくん
いるいる!こーゆうお巡りさん!

Seaser

↑沖縄県警シーサーくん
寝てる子も泣き出すド迫力。こぇ~よ!
奈良平城遷都1300年キャラとして、せんとくんが初お目見えした時のブーイングの嵐の中、「それじゃ、シーサーくんの立場がなかろう!」と、密かに同情していたカメであった。

・・・そして。

Napo

↑奈良県警ナポちゃん
前にも書いたが、角がヤバい。

絵が得意な警察官が「上の命令なんで描きました」的な警察マスコットは、どれもツッコミどころ満載。
“その県の特徴を出しつつ警察をイメージさせる”って制約がある分難しいのかも知れないけど、それにしてもね~!

最後に、我が県のマスコット

Ruri

↑栃木県警ルリちゃん
身贔屓じゃないが、全国警察マスコットの中で一番可愛くて、一番まともだと思う。
が、このルリちゃん、栃木県のマスコットであって県警のものじゃないのだな~。
県警マスコットを務める時はこの警帽を被り、栃木県大学校の時には角帽を被り、その他一般では栃の葉を持つ、と言ったニーズに合わせてコスプレ対応する、実に働き者のマスコットなのだ。

うだつの上がらぬケーサツの看板をさせるのは気の毒よのぅ・・。


カメ、激しく妄想する

2009年02月16日 | キャラ満開

前々から思っていたのだが、せんとくんやひこにゃんの中身は同じ人なのだろーか?
それとも、何人かで交替しているのだろーか?

でも、キャラ毎に“決めのポーズ”が決まっているし、見る度に違う動きをしてもおかしいので、やはり同じ人が入っているのかなぁ?

せんとくん着ぐるみの中から・・・・・

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こぉ~んな美形が出てきたら、ブラボ~だぜい!ひゃっほう♪

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さり気にかっちゃん登場~♪

あ~、激しく妄想しちゃうな~!
今日は一日コレばっかだな~! アホ!アホ!アホ!


2月も後半だ~!

2009年02月15日 | キャラ満開

今日の午後は、子カメ達と三人で美容室に行って来た。
一番時間が掛かったカメを待つのに、二人で顔付き合わせ何やら熱心に「女性セブン」を読んでいたけど、一体何を読んでいたのやら・・・。

ところで、昨日「格闘技エクササイズ」に行ったら、イントラ(40歳、金髪に近い茶髪、筋骨隆々、性格はミーハー)にチョコレートを渡していた女性がチラホラ。
でも、見るからに義理チョコだったけど。

↓ひこにゃんは今年も沢山もらった様子。

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ひこにゃん人気は衰えないね~。
写真を良く見ると・・・一番手前に写っているチョコレート、何とチロルチョコ2粒!セコっ!

↓それはそうと、そこの君はチョコレートをもらえたのか?

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いや、案外ひこにゃんよりも届いてたりして。


「明日は我が身か・・・」続報

2009年02月14日 | カメ的世界遺産・足尾

足尾で発見された変死体の続報。

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収容した遺体の着衣など判明 日光・足尾

(2月13日 11:38)

 日光市足尾町餅ケ瀬の山林で日光署が12日に収容した白骨化死体は、雨カッパや登山靴を身に着けていたことが13日、同署の調べで分かった。年齢や性別は不明という。

 調べによると、遺体は約40度の急斜面の雑木林で発見。緑色の雨カッパ、長袖のシャツとトレーナー、ジャージのズボン、靴下、登山靴を身に着けていた。付近からは着替えとペットボトル入りの飲料水が入った青のリュックサックも見つかった。身元を示す所持品はなかった。

 遺体は11日午前9時ごろ、シカ猟に訪れた群馬県の会社員(61)が発見。同署は日没などで12日になって遺体を収容した。

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着衣や持ち物の様子から、自殺体ではない様子。

それどころか、割と軽装で入山しているあたり、自分と同人種かとも思われる!
( ̄□ ̄;)ガーン

足尾組の皆さん、くれぐれも気を付けましょうね~。 そーゆうお前が一番危ない


明日は我が身か・・・

2009年02月12日 | カメ的世界遺産・足尾

↓本日の下野新聞(ネット版)より。

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雪に埋もれた白骨死体見つかる 足尾

(2月12日 09:45)

 11日午前9時ごろ、日光市足尾町餅ケ瀬地内の山林で、雪に埋もれた人骨を群馬県桐生市の会社員(61)が発見、同日午後零時に足尾交番に届け出た。狩猟仲間2人と同所を訪れた会社員が山林登り斜面で上着、靴とともに発見した。現場は餅ケ瀬林道の雨量計から北西に徒歩で約2時間の山林内。同署で確認したが、同日は凍結や日没のため収容できなかったため、12日に収容する予定。

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こんな風にならないように気を付けなきゃ。(汗)


愚母三冊

2009年02月11日 | 本と雑誌

↑孟母三遷じゃないよ。 言わなくたって分かる

上子カメは呆れ返っている。
┐( ̄ヘ ̄)┌  フゥ・・
部屋に入ると、母は寝転がってこんなのばっかり読んでいると。

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(モデルはカエルくん)

え~やんか、別に~!


慟哭!足尾製錬所

2009年02月08日 | カメ的世界遺産・足尾

<「下野新聞」2月5日記事より抜粋>

■日光・世界遺産を目指す足尾銅山■

「残したくても残せない」
解体進むシンボル施設
現行法の壁にジレンマも

高さ45メートルの大煙突がそびえる「足尾製錬所」(日光市足尾本山)。かつての銅の生産で栄華を極めた「足尾銅山」の象徴だ。その足尾製錬所で今、解体、撤去作業が進んでいる。世界遺産登録に向けた運動を機に、銅山関連施設を保存しようと、気運が高まる一方、次々に姿を消していくシンボル。そこには強いジレンマもにじむ。

縦横に入り組んだ鉄骨は朽ちたように赤黒いさびで覆われ、今にも崩れ落ちてきそうだ。屋根も大部分ははがれかかっている。
「風がある日は危険で近づけません」と古河機械金属足尾事業所の山崎義宏所長代理。「これを見てもらえば、たいていの人は理解してくれますが、それでも『残せないか』と言われます。」
同事業所が製錬所の大規模解体に着手したのは二〇〇七年。硫酸工場棟の撤去は昨年七月、既に完了した。自溶炉を備える製錬所製錬棟は昨秋から解体が始まり、今年末までには更地にする予定だ。
足尾製錬所は一九八八年に操業を中止した。施設の解体、撤去は鉱山保安法に基づき国から指導され、その上、税務上の問題も絡むためだ。
「残したくても残せない。ジレンマを感じますね」。山崎さんは言う。
ここ数年、世界遺産登録に向けた運動が盛り上がり、製錬所はその象徴としてメディアに登場する機会も多い。一方で、リスク管理に厳しい目が企業に向けられ、廃墟に近い施設を残すには企業イメージにもかかわる。何よりも法律を順守しなければならない。
解体、撤去にあたっては古河側と行政側が、協議を重ね、大煙突など七ヶ所程度の施設を残すことを決めた。それでも多くが姿を消す。国内で最初に導入された自溶炉も、改良が繰り返されたため、導入当初の文化財的な価値は既にないとして、撤去を決めた。
足尾銅山の世界遺産登録を目指す同市は、資産の保存を進めるが、「製錬所」のような二十年も前に役割を終えた企業の施設を保存するケースは、国内にも例を見ない。
「文化財としての価値が低くても、製錬所はシンボリックな存在。イメージだけでも残せるよう、知恵を出し合って手法を見いだしていくしかない」と市教の担当者。「足尾ならではの難しさがある」
操業中止の企業が絡み、現行法の壁が立ちはだかる。前例もない。浮かび上がるのは「足尾銅山」の特異性だ。
(大塚順一)

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「文化財的価値」
製錬所の溶炉にそのような観点が求められようとは、初めて知ったよ。
現役稼動の設備が生産性を高めるために時代に応じて改良されて行くのは当然だろう。
それを含めた観点と言うか評価が付けられないものだろうか。
自溶炉の改良を繰り返したのは足尾製作所だと思うが、その足尾製作所は足尾銅山工作課機械部門が銅山から独立して足尾製作所となり、技術的にはあの日立製作所や小松製作所よりも先に行く花形工場であった。
それを知る上でも自溶炉を備える製錬所は残すべき施設だと思うが・・・。

記者が書いた「前例もない」
そんなん当たり前。
昭和を残そうってのは平成も20年を過ぎた今だからこその発想で、前例なんざなくて当然。
そもそも前例なんてのは必要に応じて作られて来たもんだろ、先駆者達によって。
前例や間マニュアルがないと何も出来ないのは、お役所の悪しき体質だわな。

・・・つまりはだ、我々(ん?どんな我々だ?)にとって足尾製錬所は貴重な産業遺産だけれど、法律は廃棄施設としか看做していない、ってことだよね。

あの周辺に住む人達にしてみれば、製錬所のボロボロになった壁や屋根の破片が、何時風に飛ばされて自分を直撃するか分からぬ危険を感じているだろうし、アスベストの問題もある。
そう考えれば解体は止むを得ないのかな・・と諦めようとも思うが・・・・・いや、しかし、製錬所が姿を消して更地になってしまうなんて、考えたくもない。

「ワンダーJAPAN・北関東特集号」の足尾記事には硫酸工場内部写真が掲載されている。
しかし、今やその硫酸工場は跡形もなく消えてしまった。

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嗚呼!製錬所!


ワンダーJAPANな日々

2009年02月05日 | 本と雑誌

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日曜日に注文して、やっと届いた「軍艦島全景」。 いよかんはご愛嬌

ついでに「ワンダーJAPAN」バックナンバーも買っちった。エヘヘ
これは「特集・北関東ワンダー」で、北関東の廃墟、B級スポット、プラントなどがテンコ盛り。
勿論足尾もある!つーか、足尾記事見たさに買ったようなもので、製錬所、選鉱所の内部写真があり、何と「伝説の赤い池」と言われ、未だ地図にも載らずに隠蔽され続けている負の遺産簀子橋堆積場に丸1ページが割かれている。

流石はマニア向け雑誌だ・・・・タブーをタブーともしない。

そして「軍艦島全景」。
こりゃ~、ごっつええ(ごっつい+良い)本じゃあ!
軍艦島と言うと、大正~昭和の高層鉄筋アパート群の写真が主だけど、これは石炭採掘関連の施設に充分なページ数が充てられていて、ワクワクする。

それにしても、高層アパートに人が密集しても、なおかつ土地が足りなくて9階建ての屋上に保育園を造り(その当時、全国で一番高い保育園と言われた)、そこには220人の園児が居たと言うのだから凄い。

そうそう、正式名称「端島(はしま)」が軍艦島と呼ばれるようになったのが、よ~く分かる写真がコレ↓

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↑ね、ね?軍艦みたいでしょ。

1921年当時、三菱重工業長崎造船所で造られていた戦艦「土佐」に似ていることから軍艦島の愛称で呼ばれるようになったそうだけど、その頃は高層建築に加え高い煙突もあったから、より軍艦っぽく見えただろうと思う。
アホな米軍が本物の軍艦と間違えて魚雷を発射したとの伝説もある。

嗚呼、軍艦島・・・・何れは行ってみたい・・行きたい。

が、今は足尾だ!
行っても行っても行き足りないんだよ~っ。