雨の中、ずぶ濡れになって震えていた烏骨鶏を保護してくれた加園小学校の皆が、その後の烏骨鶏がどれくらい大きくなったかなどを知りたがっていると、栄養士の先生から聞きました。
それなので、今日のブログは烏骨鶏・クックちゃんのご報告。
先ず、烏骨鶏の名前を「クックちゃん」にしました。
実は、ウチが烏骨鶏を飼うのはこれで2度目で、残念ながらこの春に死んでしまった烏骨鶏(板荷小学校で飼育されていた4羽の烏骨鶏の中で酷いいじめを受けてた子を引き取ったのです)の名前が「コッコちゃん」・・・なので、今度来た子には「クックちゃん」と名付けました。
クックちゃんは、毎日良く食べて、良く暴れて、良く鳴きます。
大好物は小松菜と茹でた栗。レタスやトウモロコシも良く食べます。
どうです?皆さんが保護してくれた時より大きくなりましたか?
【左写真】これはクックちゃんの家で、ウサギ用大型ケージに新聞紙と干草を敷いてあります。クックちゃんは新聞紙と格闘するのが好きらしく(笑)くちばしで激しく突付いたり、二本の足で蹴りを入れたりを飽きずにやっています。
【左写真】ケージから飛び出そうとして離陸態勢に入ったクックちゃん。床に敷いた干草を取り替える時などに、少しでも天井が開こうものなら、直ぐに羽ばたき出てしまうのです。鶏のくせして飛行上手なヤツです!
【右写真】まんまと外に出たクックちゃん。綿菓子みたいにフワフワでモコモコのお尻が可愛いですよね~。
【左写真】鉢植え植物だってお構いなしに上ったり、葉っぱを食べてしまったり!ヤンチャで困ったクックちゃんです。
【右写真】でも可愛いのですよね~。
・・・とまぁ、こんな感じです。 遠くから鶏の鳴き声が聞こえるや否や「やっ!お呼びですね!」とばかりに大声で鳴き返すクックちゃん・・・ちょっと自意識過剰?(笑)その他にも「クルルルゥ~クックゥ~」とブツブツ独り言をつぶやいてたりもします。
動物にはそれぞれの特徴があって、それぞれに可愛らしい仕草を持っていますよね。可愛がりながらよぉ~く観察すると、色々な発見や笑えるネタがあるので、毎日飽きません。
これで、このブログは終わりにしますが、最後に一つだけ・・・。
卵を産まない雄鶏は、捨てられてしまったり、雄鶏と判った途端に殺されてしまう事が多く、このクックちゃんも「卵を産まないし、大声で鳴いてうるさいから」との理由で捨てられてしまったのでしょう。
「動物なのだから、自然の中で自由に暮らした方が幸せじゃないのか」と言った意見もあるかもしれませんが、鶏は人に飼い慣らされた歴史が長いだけに、厳しい自然界でたった一羽では生き難いものなのです。それに、クックちゃんには両足の指に先天的な奇形があって(気付きましたか?)、そのハンデだけでも一羽では生きて行けぬ鶏だったでしょう。
あの日、雨の中でクックちゃんを助け、何とかして欲しいと必死になって先生に頼み込んでくれた皆・・・優しい子達。
皆のお陰でクックちゃんは、今でもこうして与えられた命を輝かせ続けていられるのです。
クックちゃんに代わってお礼を言います・・・本当にありがとう。