旧愚だくさんブログ

愚だくさんブログ過去記事蔵です。

ウフィツィ美術館展に想う~フィレンツェの旅~

2014年06月24日 | カメ見聞録・海外編

Ticket

300名限定のウフィツィ美術館展プレミアム内覧会チケットが取れた。

ウフィツィ美術館と言えば・・・フィレンツェですがな。
思い出すなぁ、フィレンツェの旅。


記録的な大雪の直後に発ったイタリア旅行。
自分の居住地域よりもずっと緯度の高い場所なだけに、雪に囲まれた我が家から更に寒い国へと飛ぶはずだったのが、世界的異常気象が功を奏してか(?)イタリアのどの都市に行っても
「今年の冬の暖かさは異常!」とか
「今日は5月並の暖かさです」とか
「昨日から10月並の暖かさが続いています」
などの言葉が聞かれ、観光シーズンオフでありながら観光シーズン真っ只中の気候に恵まれた中を歩いて来たのだった。

ローマから入り、フィレンツェ、ベネツィア、ミラノと進んだ北上型であったが、その中で何処が一番良かったか、印象的だったか、と自問自答すれば、

「ローマ!」
と、清々しく言い切るアン王女・・・・・とは違って

「フィレンツェ!」
と、迷いに迷った挙句口にしたカメ大王なのであった。

古代遺跡のローマか、
天井のない美術館と賞されるフィレンツェか、
すごーく迷うところだけど、やっぱりフィレンツェ!


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↑おお!フィレンツェ~!

有名過ぎるほど有名なこのアングルは、ミケランジェロ広場から撮影した風景。
高台にあるミケランジェロ広場からだとフィレンツェの街並みが一望出来る。

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↑同じくミケランジェロ広場から見たポンテ・ヴェッキオ

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↑サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂 ジョットの鐘楼

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↑サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂 正面

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↑サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂 クーポラ

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↑大聖堂内ドームのフレスコ画

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↑ドゥオモ広場のお馬さん@ランチタイム

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↑修復中のサン・ジョバンニ洗礼堂 天国の門


大聖堂からウフィツィ美術館に向かい、シニョリーア広場に出ると、あっちに彫刻!こっちにも彫刻!
まさに「天井のない美術館」たる佇まいなのであった。

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↑ダビデ像

本物はアカデミア美術館にあるが、元々この場所に置かれていたらしい。

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↑シニョリーア広場、ランツイの回廊に置かれた彫刻群の中から
サビーニの女の略奪 ジャン・ポローニャ

アカデミア美術館にもあるが、こちらが完成作で美術館のは習作。
ダビデ像と逆だね。

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↑同じく、ランツイの回廊彫刻群の中の
・・・・・分からない。

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↑同じくランツイの回廊の彫刻群の中の
・・・・・分からない。

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↑ヴェッキオ宮。

現在は市庁舎として使われている。

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↑ヴェッキオ宮の壁にはミケランジェロの落書きが!
わお!

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↑この空中回廊(?)でヴェッキオ宮からウフィツイ美術館に渡れるようになっている。
それは、ヴェッキオ宮の主コジモがメディチ家のコレクションを観るために。

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↑ウフィツィ美術館

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↑美術館入口に続く長い回廊

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↑ウフィツィ美術館はメディチ家のオフィスだった建物。
美術館らしからぬがオフィスらしいコの字型。

美術館内はフィレンツェ在住の現地添乗員聖子さんがガイドを務めてくれた。
聖子さんは美大の彫刻専攻だったそうで、卒業後イタリアに留学、そのまま日本には帰らず、現在は彫刻をする傍らでこうしてガイドのアルバイトをして生計を立てているそう。
流石に専門家の説明は深く、この世界的美術館を巡るには時間が足りな過ぎたものの、限られた時間の中で最高濃度の鑑賞が出来たのだった。
そして、下子カメが彫刻専攻で昨年夏にはカラーラ産大理石で作品を作った話をしたら、
「だったらアカデミア美術館がおすすめ!ミケランジェロの製作過程の作品が見られてとても勉強になるわよ!」
と、それは熱心に勧めてくれたのだった。

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↑雷雨の後、雨と夕日に輝くサンタ・クローチェ教会

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↑燃え上がるようなドゥオモ


そして、フィレンツェ2日目は聖子さん大プッシュのアカデミア美術館に向かうことに。

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↑レブッブリカ広場のメリー・ゴーランド

中世を思わせる広場にちょこんと陣取るメリー・ゴーランド。
あまりに素敵過ぎて、絵になり過ぎて、何て表現したら良いのか言葉も出ない。

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↑案内板にアカデミア美術館を見つけた

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↑アカデミア美術館

数々のミケランジェロ彫刻を観るうちに、最初は圧倒されるばかりだったのが次第に目が慣れて来てと言うか、破綻が目に付くようになった。
つまりは、アンバランスの説得力だと。
何が言いたいか・・・・・
こ、これは運慶と一緒じゃないか!
ミケランジェロも運慶も勢い余った破綻の魅力なのだ!
天才は調和なんてちんまりとしたものは求めない!


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↑何もかもが額縁の中の絵のよう


フィレンツェや
ああフィレンツェや
フィレンツェや

フィレンツェの中心サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂との位置関係を覚えてしまえば大して迷うこともない方向音痴に優しい街並み、ルネッサンスの坩堝、今でも馬車が闊歩し、何を食べても何もかもが美味しくて、本当に本当にフィレンツェは良かった。

スペインのトレドに次ぐ「もう一度行きたい場所」認定。
必ずや再訪したい、フィレンツェ!


嗚呼、日本人!

2014年03月05日 | カメ見聞録・海外編

イタリア観光2日目、トレヴィの泉に行った。

世界的名所とあって、色んな国から来られたと見られる観光客でゴッタ返していた。


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何て美しいのだろう!

小さい頃から写真で見て来た場所に居る!確かに居る!
しかも、小さい頃から想像して来た以上の美しさ!


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再びローマに戻れるよう願いを込めてコインを投げよう。
「日本の穴の空いたお金は喜ばれる」
と添乗員さんに聞いたので、50円玉を投げるぞい!


・・・と、後ろ向きに投げた後で何かをやり残した感でいっぱいになった。

そして、なにげに辺りを見回すと、
コインを投げた後でかしわ手打つ人、合掌する人、見っけwwwwwww

そーだよ、自分のやり残した感はコレだったよ。


日本人だねぇ・・・(しみじみ)


アリタリア航空

2014年03月04日 | カメ見聞録・海外編

今回のイタリアはアリタリア航空の直行便で飛んだが、
今度イタリアに行く時はずぇったいにJALかKLMにする!
と固く誓ったのであった。


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メシマズは知っていたけど、シートがリクライニングしないんだよ。
角度にすると30度くらいしか倒れないの。
これで12時間はキツいよ~。
マジ拷問。
「すべて私がやりました!」と、やってもいない罪を認めてしまう勢い。
これだったら乗り継いだ方が楽。

じゃ眠れないから映画でも観るか、と思うものの入っている映画は古いものばかり。
唯一「ローン・レンジャー」と「ホワイトハウス・ダウン」が面白かったけれど、帰りの便でも同じ映画だったので帰りは観る気も起きなかった。
前にキャセイ・パシフィックに乗った時は「ブーリン家の姉妹」と「プラダを着た悪魔」が日本で封切り前に観られたのになぁ。

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↑行きの夕食は和食を選んだ。
同じものを選んだ下子カメのごはんは生炊きだった(悲報)

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↑帰りの便の夕食「トリカラアケ」に子カメたち大受け!
ごはんの上に鳥から揚げが乗っていた。

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↑自分はラザニアを選んだ。

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↑添乗員さんから
「帰りの便の朝食は酷いです。覚悟しといてください」www
と言われた朝食。


・・・で、何でこんなに酷いか!との説明を添乗員さんがしてくれたところ、航空機ってのはエコノミーでは儲からないそうで、ビジネスやそれ以上のシートを売ることで利益を出すそう。
良いシートは渡航先で仕事をするビジネスマンが取るのが殆どで、国際的企業を有する国の飛行機は良いシートから先に埋まって行くのだそう。
そりゃそーだ、交通費は会社支給だもんね。
しかしイタリアは、一番大きな会社がせいぜいFIAT、ビジネスマンは居らず居るのはエコノミー席の観光客ばかり。
それなのでアリタリア航空は赤字、一度は経営破綻したものの当時のイタリア首相の「飛ばせ!」の一言で、今も辛がら飛び続けているらしい。
それなので機内サービスまで回らないんだな。

そうと分かれば情状酌量の余地あり、機体の整備費をケチられる(恐)のを思えば機内食がお粗末なくらい何てことはない。
しかし、あと少しシートが倒れぬものかのぅ。

ミラノの見本市やファッションショーに出向かれるアパレル関係の皆さま、どうかビジネスクラスをガンガン使ってアリタリア航空を助けてあげてくださいまし。


それにしても、一番大きな会社がFIATだとは・・・(黙)


帰って来たよん

2014年02月26日 | カメ見聞録・海外編

本日午後、ミラノより無事に帰宅。

滞在中、まともにWi-Fiが拾えたのはフィレンツェのホテルだけ。
旅の記録をリアルタイムに残したかったので、頻繁にブログ投稿が出来なかったのは少々残念。

しかし、パソコンを開いてみたらコメントが沢山入っていて、カメ大感激!
これから大量の洗濯物を何とかせにゃならぬので(明日は雨の予報だし・・)コメント返しは明日で勘弁(汗)

とりあえず、買って来たものだけアップしてみる。


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↑美術館ガイドブック、ダビデとヴィーナスの着せ替えマグネット(笑)、五色の蛍光ペン。
マグネットとペンはミュージアムショップの人気商品。

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↑ローマ三越で買ったローマ三越限定キティグッズ、カメのペンダント。

キティのエコバック、めっちゃカワイイ♪

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↑土産物屋ならではの安っぽさ!
このどうでも良さにクラッと来て即買い(笑)

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↑南イタリア産レモンをふんだんに使った美味しい飴、そしてチョコレート。

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↑イタリア三大美酒!赤ワイン、レモンチェッロ、グラッパ。
ワインは、あの石田純一がファーストクラスで駆けつけては何箱もお買い上げすると言うアマローネ・クラシコのハーフを2本買ってみた。
どうだろう?本当に美味しいのかな?

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↑食材ズラリ!
パスタ3種、オリーブ油、ドライ・ポルチーニ茸にドライ・トマト、そしてバジリコとペペロンチーノが美味しく作れる香辛料ミックス。
バルサミコ酢は割愛。

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↑石鹸と修道女さん手作りのハンドクリーム。

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↑ヴェネチアン・グラスのブレスレット ←一目惚れ

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↑何と!ヴェネツィアにHardRockCafeがあーるじゃ有馬温泉!

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↑ヴェネツィアの仮面

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↑フィレンツェで買ったバック ←一目惚れ

元値は550ユーロだったが、値切りに値切って、
「これ以上安くしたら私の首が飛ぶわ!」
と言う店員さんの言葉を軽くスルーして、
「二つ買うから、もうちょっと安くならない?」
と、最終的にはほぼ半額までプライスダウン成功♪
右はカメ、左は下子カメが大学生になって使うように。

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↑バチカン市国で買った法皇の切手。
あ~、バチカン良かったな~♪
カトリックに改宗しょうかな~♪


コラコラ!!!


イグアナ飼いたい

2012年01月30日 | カメ見聞録・海外編

マイピクチャを整理していたら、こんな写真が出て来た。

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グリーン・イグアナーーー!

2005年にシンガポールに行った時のもので、これ以来すっかりイグアナにハマってしまった。
掛かり付け動物病院の院長先生が爬虫類オタクなので、イグアナを飼う準備やら何やらを聞いてすっかり飼う気マンマンだった。

が!しかーし!
犬、しかもよりにもよってアフガンハウンド犬を迎えることになりイグアナは断念。

それにしても、改めて見るにつけ非常に愉快な動物だよなぁ。
歩く姿も愛嬌タップリで可愛いし。

やっぱイイよな~、グリーン・イグアナ!
やっぱ動物の中で一番面白いのは爬虫類だよな~!

飼いたい。飼いたい。飼いたい。飼いたい。飼いたい。



・・・と、こんな写真も出て参りました。

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マレーシアの旧日本軍司令塔廃墟ーーー!
(中央の建物)

萌えるわーーー!


お土産

2008年08月09日 | カメ見聞録・海外編

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セブ島で、ビールを仕入れにスーパーマーケットに行ったら、食料品がビックリするくらい安くて、カメ狂喜!
特に、日本でジワジワと値上がりし続けている小麦製品が安くて、「これなら持ち帰れるしぃ~」と、つい旅行者から主婦に戻って、日常的な買い物に燃えてしまった。

1kgのパスタが、何と150円~高くても200円なんだよ!
とりあえず3kg買って来たけど、味の保証があるならもっと買って来たかったな~。

それと、マコーミックの香辛料も激安で、これも数種類まとめ買いして来た。

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お菓子も、←こんな風にまとめ売りされていて、とても安いので、心置きなくオトナ買いが出来ちゃう。
ばら撒き用お土産にと思い、数種類買って来た。

そうそう、お土産と言えば・・・・・
限りなく天才に近い変人は、出張先のロスから帰国した模様。
搭乗前のLA空港からのメールには、
「時間がないのと、目ぼしい物がなかったのとでお土産は買えませんでした。なので、後日、体で払います。」

遠慮しますっ!!!


似たり寄ったり

2008年08月08日 | カメ見聞録・海外編

セブ島、余談。

成田から経由地香港に着陸した時、着陸時の震動に、
上子カメ「乱気流だ!」
カメ、下子カメ「な~にが乱気流だよ!ボケてんじゃないのぉ~?!」
下子カメ「そう言えばお姉ちゃんってさぁ、小学6年まで沖縄に行くのにパスポートが要るって思ってたんだよね!お前、マジでバカ!」
上子カメ「そーゆうお前だって、中学までグアムが国だって思ってたろーが!人のこと言えるかよ!」
カメ「何だって低レベルな話なんだ!ウチは揃いも揃ってアホなのか?!」

で、セブ島に向けて香港を離陸した時、思わず
「うわぁ~!グーグルアースみたいだぁ~!」
と言ってしまったカメ。
すかさずツッコミが入った。
上子カメ「ねえ、声大きいよ。ったく恥ずかしい!」
下子カメ「お母さん、グーグルアースにハマり過ぎじゃね?」
・・・ううっ。面目ない。

そんな3人ではあるが、
「もし、セブ島のマーケットで生きた鶏が売られていたらどうする?」
には、
カメ、上子カメ、下子カメ「もちろん、全部買い取って逃がす!」
と意見が一致。

つくづくアホな母子で・・。


セブ島(後編)

2008年08月07日 | カメ見聞録・海外編

ひと口にセブ島と言っても、空港とリゾート型ホテルが集まるのは、セブ本島の隣のマクタン島。
なので、最終日になって、
「セブ本島に行かず終いってのも何だから、ちょいと行ってみるか」
とようやく重い腰を上げた。フロントで
「セブシティで軽く観光をしたいのだけど」
と言うと、
「それならセブシティ行き3時間貸切1500ペソのプランがあるが、どうか?」
と言われ、それを頼んだ。
ホテルで呼ぶタクシーは、街で拾って値段を交渉するのよりも3倍近い値段になる。それでも、3時間貸切で1500ペソ、日本円で約4000円は驚く安さだよね。

マクタン島とセブ本島は2本の橋で繋がっていて、1970年代に最初に出来た橋は三菱の技術で、2000年に出来た新しい橋は鹿島建設の技術だそう。
・・・・しかし、橋を渡る時に驚くべき光景が!橋の下は、スラム街だった!
人が往来することで辛うじて「家」と分かるような、とても建物とは言えぬ建物が連なり合う。
マクタン島も貧しくて、学校に行かせて貰えぬ子供達や仕事にあぶれた若者が、昼日中から街に溢れていたけど、此処は更に酷い。
後から知ったことだけど、臓器提供のために子供が売られ、大人も臓器を売って暮らす人が少なくないらしい。
勿論、此処の子供達は就学出来ない、学問がないから何時まで経ってもスラムから抜けられない悪循環が続く。
日本に「ゼブ島の子供達に教育を!」と活動するNPO法人があるそうだが、その願いが結実するのは・・・うーん、困難だろうなぁ。

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↑サンペドロ要塞。
スペイン人にによって建てられたフィリピン最古の要塞だそうで、第二次世界大戦中に日本軍占領下では捕虜収容所として利用されたそう。

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↑勝手に擦り寄って来てこの写真を撮ってくれた自称カメラマンのオジサンに、100ペソのチップを要求されたよぉ。

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↑廃テイスト、ムンムン。
良いね~♪

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↑次に向かったのは、サント・ニーニョ教会。
セブの人々の篤い信仰を集める教会だそうで、熱心に祈りを捧げる人々が居た。

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↑教会の庭には沢山の蜀台があり、そこにロウソクを立てながら祈りを捧げる。(その辺は日本と似ている)
床に落ちたロウを金属ヘラで擦り取るのを手伝う女の子。
とっても可愛い子だった。

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↑マゼラン・クロス。
セントニーニョ教会の直ぐ隣にある。

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↑マゼラン・クロス建物内部。
この十字架は、1521年に、フィリピンで最初にキリスト教徒の洗礼が行われた場所に、マゼランが建てた木製の十字架。

大体、この二つあたりがセブの観光の目玉で、この周辺は外国人目当ての物売りが多く、何度「いらない!」と言っても、そこに居る限り付いて来る。
喉が渇いたので、ミネラルウォーターを売る女の子から水を買おうとしたら、同じタイミングで下子カメが別の女の子から水を買い、その女の子がカメに代金を求めたら、カメが買おうとした女の子は自分から買って貰えないと焦り
「私が先よ!アナタは私から買うって先に言ったのよ!」
と大きな声でまくし立て、ついにこう叫んだ
「ヒドイ!」
と。この「ヒドイ」だけは日本語で、その女の子の必死さがリアルに伝わって来て、思わず泣きたくなってしまった。
「ゴメンね、ゴメンね、ちゃんと分かっているから」
と言いながらその子から水を買って、ようやく事なきを得た。
こうやって水を売ってはいるけど、小学3~4年の年頃じゃないかな・・・。

・・・で、マクタン島の街の様子。

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↑庶民の足、トライシクル。
見たところ3~4人しか乗れなさそうなのだけど、実際には8人も乗っていたりする!その様は曲芸そのもの!

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↑CebuRuin!
でも、子供達の恰好の遊び場になってた。・・・日本じゃオトナの遊び場だけどね。(笑)

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↑カラフルな小学校と、制服姿の中学生。
何度も言うけど、此処で学校に通えるのは幸せな子。

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↑フルーツ売りの屋台。

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↑フィリピン最大手のバーガー・ショップJollyBee。
もう、すっかりファンになっちゃったよ~。日本に上陸しないかな~。

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↑これは、ホテル周辺の光景。

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↑街の郊外のホテル周辺では、どの家も山羊や鶏、牛を飼っている。
柵のない殆ど放し飼い状態。

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↑ホテルの門前で客待ちしていたトライシクルの人と下子カメ。
「シティまで安くするよ、乗らない?」
「もう直ぐ帰国だから遠くには行けない、今は散歩だけ」
「何時に発つの?」
「9時30分」
「ああ、あと少しだねぇ」
「でも、来年も来るよ」
「じゃ、来年乗ってね」
「きっとね」
(朴訥とした会話はお粗末な英語力だから)
本気とも冗談とも付かぬ気の長~い会話を交わし、その小1時間後に帰国の途に着いた。

もし、来年もセブ島に来たなら、ホテルの敷地内から一歩も外に出ずに美しい海だけを見て過ごすだろうなぁ・・・思わず目を覆いたくなるような貧困の街は、ちょっとね。


セブ島(前編)

2008年08月06日 | カメ見聞録・海外編

セブ島4泊5日の旅が終わり、昨日(と言うか今日)の深夜に帰宅。

「ノンビリして来るぞぉ~!」と自分で言っておきながら、内心じゃ「この性分で、本当に何もしないでいられるのかね?」と思っていたけど、食べて・泳いで・呑んで・寝てばかりだった。
・・・余程疲れてたのかなぁ~。
そんな滞在パターンだったのと、フィリピンの物価が安かったのとで、滞在中の食事代(朝食を除く)、タクシー代、お土産代など等の総額が5万円弱で済んだ。
かつて、元もバーツも「使っても使っても減らない!」と嬉しい悲鳴を上げたけど、ペソも同じだった。
あ、それと、今回初めて乗ったキャセイパシフィック航空は良いわ~。
各航空会社の中でサーチャージ代(原油高の為、航空代金の他に支払う燃油代金)が極めて安かったし、機内サービスも良かった。
経由場所の香港国際空港が大きくて近代的なのにもビックリだった。

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↑香港国際空港内。
両壁がガラス張りになっていて、とっても明るい。
「無印良品」もあるよ~。

・・・話はセブ島に戻って、滞在ホテルはPacificCebuResort。
日本人経営&日本語スタッフ数名&ダイビングスクール有なので、ダイビングライセンス取得目的の人やダイバーの為のホテルと言った感じ。
でも、一般観光客の方が多いかな。

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↑ホテルのフロント棟。

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↑ホテルのプライベートビーチ。

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↑同じくプライベートビーチ。
椰子の木陰でゴロゴロと寝てばかり・・・眠って目を覚ますと、海風に葉を揺らすこの木が、真っ先に目に飛び込んで来るのだよ。
まさに極楽♪

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↑なが~い桟橋。
この突端にダイビングスポットがある。

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↑3つあるプールのうちメインのプール。

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↑海に面したプール。
メインのプールは浅めで泳ぎに向かないので、このプールばかりに入ってた。写真手前は水中バー。
残りあとひとつのプールはダイビング講習用で、何と水深3.6メートル!

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↑こぉんなキレイな色のトカゲも居る!
夜になれば部屋の壁にヤモリが貼りついてるしで、両生・爬虫類好きには堪らない。

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↑ホテルのゲート。
24時間ガードマンが居て、出入りする人をチェック。
外部からタクシーで乗り付ければ、ドライバーは免許証提示、乗客はルームナンバーを言って、やっと門を開けて貰える。
(写真、曲がってますな。お恥ずかしい)

食べ物は、やはり果物が美味しかった。特にフィリピンマンゴー♪
香港やバンコクと同じく家庭で料理をしない習慣なのか食べ物の店が多く、中でも子豚の丸焼き、鶏の丸焼きを売る店が多かった。

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↑ビュッフェスタイルのホテルの朝食は、大体こんな感じだった。

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↑フィリピン名物ハロハロ。
ミニストップのハロハロとは随分違うけど、本家本元も美味しいよ~。

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↑海辺でのランチ。
プライベートビーチで寝そべって昼食頃になると、ホテルの人がランチの注文を取りにやって来る。
で、こんな軽食とビールを頼んで、食べて、再び寝に入った・・・。

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↑またまた違う日の海辺でのランチ。
これは、フィリピンで最も愛されているバーガーショップJollybee(ジョリービー)のチーズバーガーセット。
このJollybeeはマックよりも人気なんだって。
カメと子カメ達は、この愛らしい蜂のキャラクターに大受けで、大好きになってしまった。

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↑2日目に出掛けたIslandHoppingでのお昼ご飯。
シーフードの炭火焼と、アルミホイルの中身はご飯とジャガイモ。
フルーツも盛りだくさん!

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↑2日目の夕食に、和食屋「だるま」に行ってみた。
メニューを見て驚き!ラーメン、カツ丼、寿司、モツ煮・・・と、「ない日本食はない」状態。
冷奴と刺身盛り合わせでサンミゲルをグビグビ~っ。

で、先にもでたIslandHopping・・・このIslandHoppingは、バンカーボートと呼ばれるフィリピンのボートに乗って周辺の島々を巡る、「セブ島に来たならこれをやらなくちゃ!」と言われるくらいに定番化したツアー。
オプショナルで申し込んで参加したのだけど、島巡り&シュノーケリング&バーベキューランチで朝の9時~夕の16時まで、とっても楽しく過ごした。

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↑これがバンカーボード。

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↑「ではでは、これからシュノーケリングに行って来ます!」
海に降りて一番最初に見たのが、まだ小さなナポレオンフィッシュで感動!
その他、色とりどりの熱帯魚や珊瑚に見入っていた・・・・ら!腕やら足やらにビリッビリッと電流が走る!どうやらクラゲにやられたらしい、と、後ろ髪引かれる思いで船に戻った。
クラゲに刺されるなんて、生まれて初めてだよ~。痛かった・・。

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↑走る船の鼻先に座り、濡れたTシャツを乾かすクルー。
ハハハ!やるもんだ!

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↑通称「竜宮城」と呼ばれる美しい島に上陸し、バーベキューランチ。
此処での時間がたっぷり取られてあったので、ランチの後はシュノーケリングやビーチバレーにと、心行くまで遊ぶことが出来た。

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↑青く光る海、遠浅に続く白い砂浜、力強い陽光・・・これで元気になれない人は居ないよね。

フィリピンには7107個の島があるのだそうで、凄い数だなぁ。
・・・・ってなワケで、後編はまた今度。