旧愚だくさんブログ

愚だくさんブログ過去記事蔵です。

ビッコの子

2009年07月31日 | 大久野島の軍事遺産

ビッコってのは多分放送禁止用語だと思うけど・・。

大久野島はうさぎの楽園。

沢山のうさぎ達は、観光客相手に餌をおねだり。
その可愛らしい仕草に頬をゆるめながら、観光客達は家から持って来た野菜クズや休暇村のフロントで売られているうさぎ用餌をあげる。

でも、群れの中には弱い子や病気を持った子(特に多いのが眼病)ドンくさい子などが必ず居るもので、カメと下子カメは、そんな中々餌にありつけない子達を選ぶようにして餌をあげていた。

そんな中でも特に気を惹かれたのが、多分車に轢かれたのだろう・・・後ろ片足がまるで潰れてしまったビッコの子。

餌を手に持つ観光客を見るや一斉に駆け寄るうさぎ達。
でも、この子はまるで動かない片足のために何時も遅れを取ってしまうんだよね。

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何時の間にやら下子カメはビッコの子のねぐらを探し当てていて、島を去る日、そのねぐらに沢山のキャベツを置いて来たと言っていた。

ビッコの子、負けずに生きるんだよ!


村上春樹「1Q84」読後感

2009年07月21日 | 本と雑誌

「1Q84」は、大人のためのファンタジー小説だと思う。

この作品でも春樹ワールドは炸裂する。
空気さなぎ
リトルピープル
フカエリ
特に「空気さなぎ」なんてネーミングは村上春樹にしか思いつかないだろーな。

そして、「読んでいるとビールが飲みたくなる」描写、料理とセックスの細やかな描写は相変わらず。

しかし、大人向けファンタジーに似つかわしくないものが数多く登場することが、今までの「ねじまき鳥クロニクル」や「海辺のカフカ」と「1Q84」の違いだろうと思う。
宗教法人「さきがけ」はまんまオウム真理教で、その他「さきがけ」の母体であった「タカシマ塾」はまんまヤマギシだし、「証人会」なる宗教団体はエホバの証人だ。
これ等の宗教団体と共に、DVの悲惨な情況が絡んで来、はたまた生生しいまでの幼児性愛の描写も登場し、それ等は全く春樹ワールドに馴染んで来ないし、最後まで馴染まぬままだった。

天吾が居て、青豆が居て、フカエリが居て・・・その強烈なキャラだけで物語は興味深く進行するはずなのに、何故に余計なリアリティを加えてしまったのだろう?

あ、そうそう、リアリティの極致は「NHKの集金人」だ!

それと、青豆の周辺の人々に関しては細かく描写されているのだけど、天吾のそれに関しては中途半端でありすぎるのも割り切れない。
青豆の友人「あゆみ」は行きずりの男とのSMプレイの果てに殺される(しかし、本当はリトルピープルが殺した)のだけど、天吾の彼女は?変り種編集者の小松は?フカエリの保護者である戎野さんは?・・皆、忽然と消えてしまって、多分リトルピープルによって殺されたであろうことは想像が付くものの、その説明に乏しい。
そして何よりも、この小説の何かの象徴のように描かれた天吾の母親は一体何者なのかが最後まで明かされることなく終わってしまって、「一体何だったの?」状態に陥ってしまった。

何て言うのか、読後にモヤ~ッとしたものだけが残った奇妙な小説だった。
例え大人向けであってもファンタジーを面白がるには頭が立ちすぎてしまったのか、自分。


蔵の街とちぎプチっと散策

2009年07月20日 | カメ見聞録・レトロな街編

世間は海の日だと言うのに、高校の二者面談な自分!
。・°°・(>_<)・°°・。 ウエーン

なんて泣くわけねーじゃん。
だって、上子カメの高校の用事=蔵の街とちぎ散策だもの~♪

ま、前回同様今日も時間がなくてちょこっと散策で終ってしまったけれど、ケースバイケースで楽しむのもまたよろし。

幾つもは回れそうになかったので「寺院」をテーマにしてみますた。

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↑栃木市内に入って直ぐのところにある成田山・雲龍寺。
この寺は以前の記事でアップしたけど、多分真言宗智山派だと思う。
でも無住の寺で、ご縁日の時だけ成田山新勝寺から僧侶が来るのかな?

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↑おっと、これは寺ではなく神社だった。
神明宮神社。
でも、大鳥居の先にある建物の造りはまさしく寺の本堂、神社の本殿じゃないよね。
これには何かの理由と言うか云われがあるのかな?

・・って、さっきから「かな?」ばかりだけど・・。

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↑神明宮神社から北方向に1分も歩かぬところの浄土宗近龍寺。
この寺の境内に、明治期に栃木県で最初の小学校と師範学校が開設されたのだそう。
文豪・山本有三と先祖の墓もある。

そして驚くことに、この近龍寺とウチは遠い親戚になるのだわ。

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↑境内の墓地にあったポンプ式井戸。
いや~、これを見るのは奈良に行った時以来。
昔の道具って、丸みがあって好きだな~。
郵便ポストも消火栓も丸みがあったよね。

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↑納骨堂の上に建つ鐘楼堂。
実はですね、ウチも近々永代供養塔を建てることになっていて、アレやコレやとデザインを考えていたのだけど、「上に鐘楼堂ってのもアリかぁ!」と、目から鱗の思いでこれに見入ってしまった。
なーーる!

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↑近龍寺門前にある廃銭湯。
電柱がなけりゃ時代を間違えそうな雰囲気満々。
それにしても、こんだけ大きな寺の真ん前が銭湯って、どーよ。

・・と、此処で面談までに1時間となったので、急いでランチを。

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↑前にも行った「ビストロ・エピキュール」で、鳥もも肉のコンフィを食ひました。
外はパリッ・中はホロッで美味しかった。

で、肝心の面談は・・・・・
・・・・・。
・・・・・。
・・・・・。
ま、ヤツは志望大学が決まっているから、後はAOで行くか・推薦で行くか・一般入試で行くかの話で、そう深刻じゃなかったけれど。

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栃木駅前に、一度食べてみたいと思っていた白い鯛焼き屋さんがあったので、喜んでお買い上げ。
上は抹茶生地の鯛焼き、下はプレーンな鯛焼き。
これってタピオカの粉を使っているの?モチモチとした食感で美味しかった。
で、モチモチだから餡子に合うっ!
沢山買って来たから、明日も食べよ~♪

今回も小さいながらも楽しい散策だった。
次回は、栃木県酒造組合栃木支部と安田銀行栃木支店(どちらも旧名)の建造物を観るぞ!


ポコポコタマゴ

2009年07月14日 | 人間じゃない家族

ウチで一番大きな亀、クサ亀こまちが今年も産卵したよ~。

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↑何と10個も産んでいた!

2~3日前には2個産んだから、合計12個の卵。

無精卵なのが残念なところだけど、毎年こまちは命を削るようにして産卵する。
産卵の約1ヶ月前から餌を殆ど食べなくなり、衰弱したところで産卵なる重労働が待っている。
産卵中も、とても苦しそう。

そんなこまちを見ていると、海亀が産卵中に涙を流すのが分かる気がする・・。

産みの苦しみは、人間も亀も同じ。

なので、砂浜を四駆車やバイクで走るヤツは、ずぇったいに許さないからね!!!


栃木市プチ×5散策

2009年07月10日 | カメ見聞録・レトロな街編

体調を崩した上子カメを病院に連れて行き、その足で学校まで送って行った。

校内に入って直ぐの所に校長先生がいらっしゃったので慌ててしまった。
流石に高校の校長先生ともなると「雲の上の人」って感じ。
でも、上子カメ曰く
「とっても良い人だよ。“私もこの高校の人間ですから”と言って、何時も男子生徒と同じネクタイを締めてるんだよ。マジ感激。」
なのだそう。

送ったついでに、車で栃木市界隈を流してみた。
見頃を過ぎようとしている紫陽花が懸命に咲いていて、ちょっと哀しい気分になったなぁ・・。

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↑これは、たこ焼きが美味しいと評判の店。
福田屋百貨店栃木店の直ぐ裏にあるから、こっち方面に出られた方は是非寄ってみそ。

そんなこんなで、今日の午前中は終ってしまった。
でも、ちょっと楽しかった。

さてと、これから活動開始。