旧愚だくさんブログ

愚だくさんブログ過去記事蔵です。

再び源氏物語

2012年07月25日 | 本と雑誌

「不思議な発光体」記事のコメント欄に源氏物語「玉鬘」のことを書き、それがきっかけとなって昔読んだ与謝野晶子訳・源氏物語を一気に読み返していた。

消灯時間(笑)まで詰めて読んでから寝るので、翌朝しばらくの間はこの世と平安貴族の世を行ったり来たりの状態。

此処は我が家か、はたまた六条院か・・・?

その状態を引きずったまま早朝ランに出掛けるものだから、走りながら壺装束で長谷参りをしているような気分にもなり、
「歩きなれないこの身ゆえ辛い道中だけれど、長谷の観音様へおすがりせねば・・・」
などと、意味もなく必死になる。

・・・って、
つくづくバカだよねぇ、自分。


源氏物語・・・誰もが試みる原文読みに挑戦したことがあったが、殆どの人がそうであるように自分も帚木帰りで終わった。
現代語訳は与謝野晶子、谷崎を冒頭だけ、それと瀬戸内寂聴、橋本治を読んだ。
その他、田辺聖子の源氏は優しい言葉でありながら物語の核心をつく秀作と言われながらも未だ読んだことがない。
自分は晶子源氏が一番かなぁ。
そうそう、円地文子の源氏も読んでみたいかも。
本妻や妾の心理描写は円地文子!って感じだし。


不思議な発光体

2012年07月20日 | 本と雑誌

丁寧な仕事が気に入って通い続けているクリーニング店の店主は生き物オタク。

生き物と言っても、主に地域の河川や山に生息する生き物で、それ等の現地観察会や勉強会を主な活動とする「自然観察クラブ」を主宰している。
その上、ご自宅を開放しての「黒川水族館」を夏期限定で開き、色々な生き物を見せてくれる。

昨日クリーニングを出しに行った際、
「今年も水族館をやるのですか?」
と訊いてみたら、
「やりますよー!」
と威勢の良い返事が来た。
そして、自然観察クラブの月報を一部下さった。
そこに引用されていた記事がとっても興味深かったので、更に引用してみる。


大町文衛著「日本昆虫記」
(昭和16年・朝日新聞社刊)

「6 光る虫」

動物の中には自ら光を放つ種類がいろいろ知られているが、これらは水中、否、殆ど海中に住むもの許りである。日本には有名なホタルイカがある。(中略)しかし陸に住むもので光を放つものといったら昆虫だけしかないのである。自ら光を発して行動の助けとするというこの偉大な能力は、他の高等動物にもないのである。これも小さな昆虫の大きな自慢の一つであろう。(中略)

蛍は成虫ばかり光るのではなく、一生を通じて光っている。まず卵は水辺の草の根元に産みつけられるが、この卵も光を放つ。それから孵った蛆のような幼虫も光りながら水中または湿地の中にあって段々成長をしてゆく。(中略)

蛍の幼虫が巻貝を食べる方法は極めて巧妙で、まずその大顎をもって麻酔薬を注射して、無力にしておいてから、その肉を消化して吸うのである。かくして段々成長してくると土中に入って蛹となる。蛹となっても光っている。(中略)

明るさは日本の蛍で一燭光の100分の1にも足りないが、それは熱を伴わない最も経済的な光なのである。即ち人間の作る灯火はそのエネルギーの大部分が熱となって放散されてしまい、光となる有効な率は極めて僅かであるが、蛍の光は殆ど総てが光となる不思議な光で、今は故人となられた神田左京という人などはその研究に一生を捧げられた位であるが、その原理はまだ完全に解っていない。大体、発行物質が酵素の作用によって酸化される時に発光すること位しか判っていないが、その腹端にある発行器の構造の微妙なことは驚くばかりで、発光層の前にはレンズに当たる処あり後には反射層ありという風に、最小の光で最大の効果があるようになっている。

この発光の生態学的の意義についてはまだ確説がない。或いは雌雄間の信号と言われるが、一生を通じて光る点が判らないのである。或いは又警戒信号ともいわれるが、その生態的意義よりも光の方が前にあったのであろう。(後略)


蛍が光るのは求愛行動だと決めつけていたよ、自分。
雄が光で雌にアプローチするのだと、単純に考えていた。
それが、卵の時から光り続けているなんて・・・

文章末尾の
「その生態的意義よりも光の方が前にあったのだろう」
を平たく言えば、
「ほ~た~る、なぜ光る?」
「ほたるの勝手でしょ~」

ってところか(笑

Hotaru25


それにしても、生き物は面白いな~
先のヤマカガシVSヒキガエルも興味深かったし。
ウナギの生態も、渡り鳥が渡りをする理由も、未だ解明されてないんだよね。


何だか楽しくなって来た♪


電子音で売れたお前が言うことか!

2012年07月19日 | ニュース

暑かった海の日、
夢の島とは名ばかりのゴミ埋め立て造成地で、我々がマラソン大会と言う名の自家発熱に励んでいた頃、代々木公園では原発反対の大集会が開かれていた。

『さようなら原発10万人集会』

でも、実際に集まったのは17万人だったそうで。
スゲ・・・

この集会中の白眉と言えば、坂本龍一の挨拶だろう。

「たかが電気のために、なんで命を危険にさらさなければいけないのか」

( ̄m ̄*)プッ!
龍一ファンタジー炸裂!
名もなき一般人が言ったらボコボコにされるレベル。


Sayounaragenpatu


佐川萌え

2012年07月07日 | 本と雑誌
佐川萌え 佐川萌え
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2012-05-24

先の「美坊主図鑑」に続き、世の中にはこんな本も出回っておった!

つーかさ、
佐川急便のドライバーが他社と比べてイケメン率高し!
ってこと、あたしゃ若い時分から知っておったで。
学生ん時に靴屋さんでバイトしていて、それはもう色んな物流会社が靴を運んで来たもので、キビキビとした動作、サワヤカな笑顔、そして持って生まれた顔までがダントツだった、佐川急便。


それにしても、女子が肉食化してからと言うもの、今まで日の当たらなかった分野の男子たちが次々と発掘されている気がする。
これからはもう、高収入だけどお高くとまっている医師や弁護士よりも、身近で生き方にリアリティがあり、それ故にカッコイイ男子に注目が集まって行くのかも。

そう言や、我が在住市の清掃課・・・いわゆる、ロードパッカー車に乗ってゴミ収集をしている職員の中にエラくイケメンの男子が居る。
それと、先週、ロードに出た時に話をした、道路保全作業をしていた宇都宮市職員の男子もかなりのイケメンだった。

佐川さんの次は、是非ともこのラインを検討して欲しい。

ロードパッカー車を颯爽と乗りこなすイケメンはマジでカッコイイで~♪


美坊主図鑑

2012年07月03日 | 本と雑誌

先輩寺庭が貸してくれた。


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美坊主図鑑

東西僧侶総勢40人
今、女子たちの婚活市場の注目株!それが「お坊さん」。
埋もれていた「イケメン坊主」「癒し系坊主」「クリーミー系坊主」を発掘、その姿とプロフィールを図鑑にしてみました!



・・・・・・・。
(カメ、無言)


パラ~ッと見てみると、何だか知らぬが真言僧侶率、高し!
何で?真言は美坊主が多いのか?
それだけに、身内を見ているようで何やら気恥ずかしい。


また、こんなページもあるではないか!

☆お寺に嫁いだ美人妻☆
お坊さんってモテる!と確信できるほど、今回取材したお寺の奥さまはみんな清楚で美しい方ばかり。
そんな美人妻たちに、お寺での結婚生活を直撃!



・・・・・・・。
(カメ、絶句)


ま~、確かに同業者の嫁は綺麗な人が多い、マジで。
しかも高学歴揃い。
「寺は嫁さんが来ない!寺と聞いただけで女性は逃げてしまう!」なる嘆きを良く聞くが、その実しっかり選り好みしてるんだよねぇ。
あ~、でも、選り好みしないとこんなのが来ちゃうから、やっぱ選り好みは大切だわな。


そして、最後にあったのが、

☆お坊さんに恋愛&結婚観を聞いてみました☆
お坊さんだって、恋愛して結婚するの!?
どんな出会いがあって、どこにデートに行くかなど、気になる恋の疑問を直撃!
お坊さんLOVEな女子必見です☆



・・・・・・・。
(カメ、撃沈)


確かに、最近婚活のターゲットを僧侶に絞る女性が増えて来ているらしい。
先に登場した取材を受けた美人妻たちは決して口にはしておらぬが、檀信徒の数だけ舅姑が居るのが寺嫁の現実
それと、アルコールが入る精進落としの後のトイレ掃除は大変だぞ~(何せ汚し放題)
家の中では掃除機&雑巾掛け、外では草取り、と地面ばかりを見る生活だぞ~
それでも耐えられるかのぅ?

・・・と、このカメが言ったところで説得力ないか(汗


自分の今の立ち位置は
ランナー寺庭ってところかな~

・・・って、誰も聞いてないか(汗