桜が観たくて、
呑龍寺の花まつりが観たくて、
小滝地区のオゾンに満ちた空気が吸いたくて、
足尾に行って来た。
↑まず向かったのは小滝地区。
来る度に思う・・・此処は空気が違う!って。
カメも随分と空気の良い所に住んでいるけど、単に「キレイな空気」とかのレベルではなく、もっと神々しい何かが満ち満ちているように感じられてならない。例えば、神泉(神域の泉)の水に触れるような・・・そんな感じ。
それと、オゾンが多く含まれる気もするね~。これは、この直ぐ傍を庚申沢川の清流が流れるせいかな。
ところで、上写真の「小滝の碑」の下側に鉱山遺構があるのを、この後で行った「足尾歴史館」で知ることになる。
今度は、下側にも行かなくちゃ!
↑「小滝の里」碑と道を挟んで反対側にある製錬所跡。
↑保存状態の良い石段。
↑往時の写真を見ると、在りし日の製錬所は、この分厚いレンガ壁で造られた要塞のようだった。
↑一見、落ち葉に埋もれて分からないけど、よぉ~く見るとこのような排水口が沢山ある。
↑小滝地区から足尾街中に向かう途中で見た集落の跡。
今は石積みされた土台しか残っていない。
↑小滝地区で清々しい空気を沢山吸った後に向かったのは、満開の桜の足尾駅。
「足尾駅博物館」でボランティア活動をする鉄ちゃん方々が、起動車を覆うシートを掛け替える作業をしていた。
その中に、究極のお鉄Sさんハッケ~ン!ハハッ
↑足尾駅構内にあるレンガ造りの小屋。
畳一畳分くらいのプチプチサイズがめっさカワイイ。
↑駅職員の宿舎だった建物。
見た目以上に老朽化が激しいそうで、中に一歩踏み入れた途端に、上から物が落ちて来るそう。
コワ・・・でも、見たい。
↑足尾駅からわたらせ渓谷鉄道線路沿いに歩いて行くと、鉱夫住宅だった頃の名残か、路地があちこちに見られる。
路地を抜けて向かった先は、「花まつり」が行われている呑龍寺(どんりゅうじ)。
↑仏旗(ぶっき。仏教を象徴する旗)で飾られた呑龍寺の周囲。
↑幾つもの模擬店が出た境内は、人・人・人で大変な賑わいだった。
↑カメも、甘茶を灌いでお釈迦さまのお誕生を祝わせてもらった。
↑余興の「直利音頭」のセッティング。
直利音頭ってのは、足尾独特の節回しを踊りを持つ盆踊り歌で、元からあった女性たちの仕事歌を盆踊りに転用したそう。
歌詞を読むと、足尾の人達がどんなにか鉱山の仕事に誇りを持ち、鉱山の仕事にひた向きだったかが感じられて、胸がジーンとしちゃう。
↑目に付いた石仏。
多分、六地蔵だと思うけど、見事なくらいに首が落ちてしまってる。
この他にも、この呑龍寺には意味深い石碑や墓石が伝えられているので、今度は静かな時に訪れてそれ等を拝見させて頂こう。
↑次に向かったのは「足尾歴史館」。
長井館長ご在館で、1時間以上もの間色々と教えて頂いた。特に「宇津乃火薬庫跡」に付いての貴重な資料の数々を見せて頂き、思わずメモメモ。
その他にも、未踏の地へのアクセスポイントを幾つか教えて頂いたので、これは是非とも足尾組の皆さんにお教えしないと♪
足尾をより深く楽しむためには、やはり鉱山と建築の知識があった方が・・と思う。
あ、それともう一つ、古河市兵衛の人となりを知っていた方が良いかな。
それを知るためのあらゆる資料が、この歴史館には揃っているのだ・・・宝の山っす。
↑歴史館の皆さまイチオシの「川本」にて昼食。
中でも美味しいと大プッシュされた鳥丼を頼んだ・・・・ら、ウマ~~~ッ!マジウマ!激ウマ!嗚呼、毎日でも食ひたひ。
歴史館にいらしてた「昭和レトロな建物が好きで足尾にも来てみた」って方と、此処でバッタリ。鳥丼を食べながら、「足尾の何処が好きです?」と訊かれ、足尾への熱き想いを語ってしまった。
↑「川本」を出ると、近くにはこんな昭和テイスト満載の物件が。
↑「川本」から少し歩いた所にある和菓子店「安塚」で、名物のあんこ玉を買った。
先の人とは此処で別れた。何となく探究心旺盛そうな人だったので、もっと足尾に魅せられて通ってくれたら良いのにな~、と思う。
・・って、すでに足尾人の感覚になっている自分がコワイ。
でも、ま、小滝の独特な空気を吸って、地元の人達に混じって「花まつり」をお祝いし、古河市兵衛と長井館長の人柄に魅せられ、「川本」の美味しいご飯を食べたら、脳細胞も脂肪細胞もメイドイン足尾だわな~。
それにしても、楽しい一日だった♪
今日の大収穫の「宇津乃火薬庫跡」に関しての記事を、近々アップするで~。