旧愚だくさんブログ

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昭和レトロ

2007年11月09日 | カメ見聞録・レトロな街編

以前からちょっとだけ気になってた古い街に出掛けてみた。

Cimg410940small ↑何と現役パチンコ店。
今じゃ滅多にお目に掛かれぬ外観で、正面の曲線が昭和テイスト。
あったよね~、喫茶店やスナックの窓枠やドアがアーチ型だった時代が。

Cimg411240small ↑現役引退して久しいと思われる床屋さん。これまた昭和テイストに溢れてる。
そうそう!昔の床屋さんの窓って、これだったよ!病院を思わせる雰囲気のガラス窓。

Cimg415840small↑現役銭湯内部。
木の階段、木の手すり、竹で編まれた脱衣カゴ。
写真には写らなかったけど、壁に掛かった時計、冷たい飲み物が入ったガラス張りの冷蔵庫、体重計、そして棚に並んだシャンプー類・洗面器までもが古めかしい時代物だった。勿論、浴槽はタイル張りで、富士山のタイル絵こそ無かったものの、カメがむか~し見た銭湯の光景そのまんまだった。
でも、未だ使われてるんだよね。
近隣のお年寄りの娯楽場になってるのかな?ひと風呂浴びて、この階段を上った部屋で休憩、まだ日の高いうちからビールなんざ飲んだりして・・・近所の噂話を肴に。
ちなみに、入浴料は350円だった。

Cimg415440small ↑ううっ!何てイイ味出してるんだ~!
昭和と言えば琺瑯引きのレトロ看板!
板壁に琺瑯看板・・・つげ義春入りまくり。

Cimg414440small 歴史ある街らしく、寺院と神社が多かった。
その中でもひと際立派な寺院に赴き、しばしの間過ごした。
墓地の一角にはこの様な石仏群が。彫りが単純で御手の印相が分からず、釈迦如来なのか阿弥陀如来なのか見分けが付き難いのだけど、この寺が浄土宗なので阿弥陀様かなぁ・・。

旧市街地に共通する「ある時から時代と共に変化するのを止めた」現象が此処にもあった。
新しく道路が出来、住宅地が出来、人と車の流れが変わってしまって、かつて賑わった街が取り残される。
最後のシャッターを下ろした時から店の佇まいは変化を止め、そんな店が増える程に街の光景も硬直化して行く。
その街にとっては悲劇なのだろうけど、アホな酔狂人は記憶が再現されたと胸躍らせる。

アホな酔狂人は、この街に心満たされました~。