過日、偶然耳にしてしまった渓流釣り好き連中の会話・・・
「3月解禁前に下見に行くか」
「松木沢、餅ヶ瀬なんてどうです?」
ムムム!松木沢に餅ヶ瀬?!
そりゃ足尾でんがな!
そう聞いちゃ黙っちゃいられない!
「あたしも連れてって!」
と強引に割り込んだカメ。
「だってカメちゃん、道なき道を行くんだよ、怖いよ、大丈夫なの?」
「だからこそ行きたい!何時もとは違う足尾が見たい!」
と、駄々をこねてメンバーにしてもらった。
・・って、強引すぎるだろ。
そして、本日出発。
↑途中の湿原でひと休み。
物音ひとつしない静謐な世界。
そして、あたり一面が清浄で凛とした空気に満ち満ちていた。
此処は、龍神伝説を始めとする幾つかの伝説が伝えられているんだよね・・・そのせいか、神々しさすら感じたよ。
↑あ~~~
何て気持ち良いのだろ~~~
↑遂に来た・・・此処が地図になき道の入り口。
↑おおっ!昭和63年12月と言ったら、昭和の終末期じゃないの!
それにしても「通るな」ではなく「注意して通行して下さい」なる言い方がお役所らしいと言うか・・。
途中、アイスバーンにタイヤを取られること数回。
そのうち1回は崖下転落か!ってなもので、
「ああっ!私はコイツ等と心中すんのか!」
と、マジで覚悟を決めたで。
「きっと、“美熟女をめぐる痴情のもつれの果て”と、マスコミは書き立てるであろう」
そんなことまで考えてた。
しかし、憎まれっ子何とやら・・で、無事に足尾に到着。
松木沢と餅ヶ瀬の下見も済んで
「メシでも食うか~」
の運びになり、向かった先は小滝。
↑おお♪我が愛する小滝♪
↑そして、小滝の東屋にて次々と取り出されるアウトドア用品
↑作ってくれたのは、何とアツアツのラーメン!
感動ものの美味しさ!
途中のコンビニで買ったおにぎりとインスタントラーメンの簡素な食事だったけど、マジで美味かった。
↑食後、目の前の石垣に駆け寄った連中。
一体何をするのかと思ったら・・・何と、おもむろに登り始めた(呆
「そこに手を掛けて、足はそっちに掛けた方がイイよ」
などと教え合い、どうやら滝登りの訓練らしい・・(汗
小滝選鉱所跡の石垣でロッククライミング・・・自分の中には皆無だった選択肢。
凄いね、来るメンバーの趣旨が違うと、足尾がこうも違って来るのものかと、感慨ひとしおだった。
ちなみに、連中には赤レンガ遺構は目に入らないらしい。
ってことは、赤レンガと鍰レンガの違いも、イギリス積とフランス積の違いも、全く眼中にないのだ。
し・・信じられない。
小滝を去る頃は日も暮れかけようとしていたので(四方を山に囲まれた小滝の日暮れは早い)、帰りはダートな道を引き返さずに一般道を走り抜けて行った。
それから、途中で連中の溜まり場に寄ってお茶して行った。
↑いちじくのケーキ
甘さ控え目で美味しかった~
それにしても、昼食とのギャップが大きいね(笑
そんなこんなで、何時もと違った足尾を堪能出来て、カメ大満足。
図々しく仲間に入って良かった~
<足尾組の皆さまにお知らせ>
「小滝の里碑」の真下に降りられるルートを教わりましたので、今度是非挑戦しましょう!
オー!