LED ZEPPELINⅠⅡⅢリマスターCDに、自分が思う以上に熱狂している自分が居る
・・・・・って何なんだ。
そんなこんなで、サラリと通過するつもりだったこのネタも3回目。
曲について深いことを述べるでもなく、ZEPの軌跡を緻密に追うわけでもなく、ただ単にジミー・ペイジ礼賛!ジミー?LOVEのくっだらないことを書き綴るだけのマスターベーション記事。
他の記事もレベルが低いが、これは更に低く、平屋から犬小屋くらいに軒を低くしておる。
・・・・・って、良いだろ。
放っといてくれ。
で、三度Rockin'on7月号の登場だが、この中に収められているペイジのインタビューの中で、唯一(?)面白い!と膝を打ったところがある。
それは、ツェッペリンの再結成について質問された答えの最後、
「あのたった1回のコンサートをぼくたちがやってなかったら、誰もそんな質問をしなかったはずだということ。誰も訊かないはずだよ。だけど、あのたった1回のコンサートをやったために、ぼくはその質問を07年以来毎週のように訊かれる羽目になっている。でも、今は2014年で、もう7年も前のことなわけだよ。その間にレッド・ツェッペリンのコンサートは行われたか?行われていないよね。でも、実現しないのはぼくのせいじゃない。みんなにもはっきりとわかるように、ぼくはレッド・ツェッペリンとして演奏するのは大好きなんだから。だから、現実的に考えないといけないということだよ。もう7年経つんだから。本当はもっと前向きな答えがしたいんだよ。でも、やっぱり現実を直視しなきゃならないわけで。そして正直に答えざるを得ないよ。7年経ったんだから。どうも起きそうにもないよね。あるいはぼくが83歳にでもなった頃に、誰かに連絡を受けるのかもね。「ロバートがレッド・ツェッペリンをやりたいって」(笑)。そうしたら歩行器を使って打ち合わせに向かうのかな(笑)。本当にいい報せがなくて申し訳ないと思う。わかってほしいんだけど、本当に馬鹿げた状況なんだ」
と、まぁ、回りくどいったら!
自分は短気なので、回りくどい言い方をされた日にゃ後頭部を回し蹴りたくなるが、ペイジのこの言い回しだけは非常に好感が持てる♪
そう、回りくどいと思わせながら、実は煙に巻いてんのね。
自分も使うわ、この手www
それにしても、時に恐ろしい数のトラックを重ね合わせた重厚なZEPサウンドは、さながら色を重ねて置いていく油彩画のようで、アートスクール出身のペイジらしい仕事だと思う。
これでもか!ってくらいにオーバーダビングされた音はギラッとしていて、そのクドさが堪らない!
それは、言葉に言葉を重ねた三島の小説のようであり、ひたすら追求や探求の目で筆を握った速水御舟、感情のギラつきをキャンバスにぶつけた靉光、極限の精緻に到達するかのようなヒエロニムス・ボスの絵のよう。
すべてが過剰で暑苦しく、ゴテゴテゴテ・・・ギラギラギラ・・・
ゴテゴテ、ギラギラ、大好きだ!!!
・・・そして、このCDを聴いた先週から、自分はブロン・イー・アーの小屋で過ごしている。
電気も通らぬ田舎で、なだらかに続く丘や羊止めの白い柵を見ながら、まるでノウムのように暮らしている。