旧愚だくさんブログ

愚だくさんブログ過去記事蔵です。

密教曼陀羅その後

2006年01月27日 | 仏教・仏像

一昨日のブログで書いた「密教曼陀羅」フィギュアで今日も遊んでしまったカメ。(でも、ほんの少しの間だよ!)遊びながら発売元のカバヤに興味が湧いたのでネット検索してみたら、何と密教曼陀羅以外に「世界の神話第2集~仏教神話編~」シリーズの存在を発見!またまた狂喜してしまった。金剛力士阿形・吽形と四天王、五大明王の計11体、プラス「シークレット」と称した謎の仏像である不動明王(五大明王中の不動明王と少し違った色と形)を加えて全12体の構成になっており、ざっと写真を見た限りでは密教曼陀羅シリーズと同じく完成度が高い。それも、フィギュア化に適した容貌の明王や天部のラインナップのせいか凄い人気らしく、色々な通販玩具店を見ても、ほぼ完売状態。中には、密教曼陀羅ワンセットが2,980円(これだって販売価格を随分と上回ってる)で、仏教神話編ワンセットには9,800円なる値を付けているサイトもあった。

カバヤ以外で、この手の玩具菓子があるかどうか検索したら、メジャーな処でUHA味覚糖の「コレクト倶楽部 古代文明編」があり、タリバン政権によって破壊された(泣)バーミヤンの巨大石仏が在りし日の姿のまま、それこそ崩れた頭部や銃痕までをも細かに写し取ったフィギュアとなっている。その他にも「世界遺産」をフィギュア化したシリーズや、同じく古代エジプトの遺産をフィギュア化したものもあった。

う~ん・・・深い!

それにしても、カメとは無縁と思ってたフィギュアの世界と意外な接点があったものだ!・・・・この年になってフィギュアにハマったりして。

う~ん・・・怖い!


カメ、大興奮!

2006年01月25日 | 仏教・仏像

Cimg1945_3 小学校PTA会報の編集会議を終えて帰宅すると、同業者の友人からこぉ~んなモノが届いてた!

その名も「密教曼陀羅」!カバヤ食品株式会社(小さい時からお世話になってるなぁ)で出しており、名称はチョコレート菓子(玩具菓子)となっている。オマケが主体で、お菓子は申し訳程度に入ってると言う、特にカバヤが良くやるパターン。このお菓子が以前より「日仏会」サイト掲示板で恰好の話題になっていたのは分かっていたけれど・・・これだったのか!

Cimg1947 箱から取り出すと、一つの袋に仏像フィギュアとその解説を主としたカードがパックされている。箱を読むと「全10種+?」と書かれてる。これを10種類以上網羅するには相当数を買わなきゃならないかもなぁ。因みに友人は、ヤフオクで落札したそうな。

Cimg1959 袋から取り出して並べてみたよ♪如来、明王、天部の配置を考えて並べたりする作業がとっても楽しかったりして。

大日如来、愛染明王、孔雀明王、阿修羅、韋駄天の御仏が、形を同じくしてノーマル彩色版と豪華彩色版の2種になっており、これで「全10種」となる(上の写真の向かって右が豪華彩色版、左がノーマル彩色版)・・・それでは「全10種+?」の「?」の御仏は何だろうと思いきや、何と千手観音で、11体の御仏の中で一番の出来栄えに仕上がっている。・・・しかし、そうやって勿体ぶるからには、せめて如意輪観音くらいの意外性と言うか目新しさが欲しかったな。それも、かの有名な大阪・観心寺の如意輪観音像を模したものだったら最高!そんな御仏フィギュアを仏マニアが拝んだ日には、嬉しさと興奮のあまり畳を鷲掴みにして泣き狂うであろう。

Cimg1961 ホラホラ、後姿もこんなに精緻!手抜きはありませぬ。・・・「密教曼陀羅」と銘打った中に孔雀明王を入れて来るくらいのマニアック振りなので、当然、後姿の造形追求にも余念無し。

Cimg1964 10体の中で一番出来が良かったノーマル彩色の千手観音。こうして一体だけを独立させると、思わず手を合わせてしまいそうになるくらいの神々しさ。

・・・ってなワケで、久々大興奮!心底楽しんでしまった。それにしても、このチョコレート、対象年齢は一体幾つよ?モノがカバヤだけに近所の駄菓子屋やスーパーで売ってるわけ?今まで一度もお目に掛からなかったと思うけど。


遺構と遺構の様な人

2006年01月21日 | カメ見聞録・廃墟・遺構編

住職が宇都宮市内の病院に2泊3日の検査入院しており、今日が退院だったので迎えに行った。

去年のお気楽入院(宜しければ、05年9月22日ブログ「入院患者・・・なの?」参照して下さい)の時の、掛かりつけで気心知れた個人病院ではなく、今回は大きな病院に入った。それなので、完全に身柄を拘束・管理された形で、全てに不自由(しかし、入院とは本来そういうものだ!)を強いられストレスを溜め込んだせいか、とにかく駄々をこねまくっていた。義母が行くと、その我が儘振りは全開状態になるらしく、「検査だ入院だのやったところで、自分の先は知れてる。だったら家に居た方が良い」だの「帰るなら、俺も一緒に帰る」だのと散々ごねては義母を心底呆れさせていた。それでも、相手がカメだと、流石に感情を抑えるらしく、今日なども病室に行くと、既に帰り支度をしてベッドにちょこんと座っており「おう!手間掛けて悪りいな」などと言って、しおらしい態度。「今からナースステーションに行って、色々と聞いてくるから」と、一旦病室を出て再び戻ってみると、同室(4人部屋)の他の患者さんのところでちゃっかりとお茶などご馳走になってたりして、その辺の飄々たる処は住職ならではの持ち味。「短い間でしたがお世話になりました」と、住職共々ご挨拶すると、「余り考え込まないで、気楽に行きましょうよ」と励ましのお声が返って来た・・・・・・って事は、この病室でも悲観的な物言いをしてたのか?だとすりゃ、まったくしょーもないジイサマだ。一応、宗教家だっつーに。

そんなこんなで病院を後にして車を出す。・・・最近になって知ったのだけど、この病院から直ぐの所に「ある遺構」があるのだ!すっかり「病は気から」の人となっている住職の気分転換になればと思って、遺構の見える所で車をスローダウンしながら説明をした。

Img_1147 Img_1149この遺構は、かつて宇都宮の主要産業であった「大谷石」の円滑な輸送を目的にJR宇都宮駅から採石場である大谷地区を結ぼうと計画された路線の橋脚。この路線は大正15年に計画されたものの、昭和期に入ってから世界経済恐慌等の波に呑まれる形で、計画頓挫したそうな。建造された時代から見て、あの「軍艦島」のコンクリート建築と同時代の遺構なのだなぁ・・・。

カメが一通りまくし立てた後で、「日光線を、最初この辺に敷こうと計画してたらしいんだけど、それとこれ(橋脚の遺構)は関係あるんかな?」と住職。ほぉ・・・その辺の切り返しは流石。決してひけらかしたりはしないものの、その実、多くの事を知ってる人なのだ。実は、心密かに尊敬してる。・・・・が、その多くの知識は何時も眠らされたままか、たまの出番が来ても方向違いな使い方をされて周囲を混乱させる事しばしば。頭の中に溜められた知識もさぞや迷惑しているだろうなぁ。

ま、住職は住職で、病院の帰りだと言うのにイキナリ遺構に付いて熱く語り出す嫁に対して、何か思うところあったろうけど。


密教の哲学

2006年01月10日 | 仏教・仏像

あ~、今日のは難しかった。2時間の講義中、5回意識がぶっ飛んだ。何せ、一番眠たくなる午後2時からの講義なので、何時だって眠気防止には気配りしているものの、今日は内容の難しさに負けてしまってか睡魔に襲われっぱなし。強力なカフェイン剤も、ヘルシア茶も役に立たなかった。

カメが感じるに吉田先生のノリも今イチだった様な・・・。

さてと。今から、復習するか。・・・