旧愚だくさんブログ

愚だくさんブログ過去記事蔵です。

ザリちゃん脱皮と海草成分入りのお茶

2006年03月31日 | 人間じゃない家族

060331_182202 今朝、アメリカザリガニの子供「ザリちゃん」の水槽を見たら、底に脱皮した殻が沈んでいた。
それにしても、見事な脱ぎっぷり!
細い手足の先の爪みたいな部分や、これまた細い触覚の殻までちゃ~んと脱げてるよ。
壊さない様にと慎重に割り箸で掬って整形して(←)下子カメと一緒に、しばらく見惚れてた。

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そしてコレ(←)は恐ろしく不味かった健康飲料。
天然海草抽出物が入っててどーの、こーのって能書きに釣られて飲んでみた・・・ら!ウヘェ~ッ!すんごく不味い!
「飽食の時代だからこそ敢えて変な味を追求しちゃうのだろうか」何てつい穿った考えしてしまうくらいにマズッ・・・。

しかし、話のタネに一度は飲んでみる価値アリ。
この味だと直ぐに販売終了になる可能性・大なので、なるべく早いうちに買い求めませう。


廃墟デビューか?

2006年03月23日 | カメ見聞録・廃墟・遺構編

宇都宮市内某公園に隣接、いや隣接と言うより殆ど公園敷地内かと思われる場所にまっつ赤なサイロ風屋根の可愛らしい建物があった。「ん?幼稚園かな?」と思いながらナニゲに見ると・・・へ?窓ガラスがバリバリに割れている!この異様さに「もしや!」とピンと来るものがあり、思わず走り寄って接眼モードに入った。

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そう、それは廃屋だった。
何処から見ても立派な廃屋。
その屋根の赤さ故に、パッと見廃屋とは思えないけれども・・・。

よって、カメ大興奮!

それもだ、人の多い公園に隣接、そして割られた大きな窓から建物中身全開状態。これなら一人で探索しても身の危険は無さそうだし、内部に侵入せずとも中の様子が充分に窺えると言った、まさに廃墟デビューに打って付けの物件じゃん!ひゃっほう!

さてさて、先ずは外観を探索してから・・・と思って周囲をグルリと回る。玄関から3メートルくらい前方に門柱があり何やら表札らしきものが掲げてありそうなので「この可愛らしい建物が何に使われていたのかが判るかも」と期待して見てみたら・・・・・

( ̄□ ̄;)ガーン!!!!!

およそ、この外観とは相応しくない団体様の御名前がデカデカと掲げられており、此処で一気に意気消沈。「もう帰ろかな・・」の気分になる。
と、そこに重たそうなスーパーの袋を持ったとても上品そうな老婦人が建物に近づいて来、おもむろに、しかも違和感無く廃屋のサッシ窓を開けるではないか!ひょえ~!
ガラガラッ・・・開けた部屋から洗面器の様な容器を取り出して持参したペットボトルから水を注ぎ始めた。すると、何処からともなく十数匹の猫が現れてニィーニィーと甘えた鳴き声を出しながら老婦人に擦り寄って来た。
老婦人は此処に住み着いた猫達に一日も欠く事なくエサと水を与えに通っていると言う。少しの間お話させて貰う中で、カメがこの建物に触れた時(本当は根掘り葉掘り聞きたくてたまらなかった)、老婦人は少しだけ眉をひそめ、しかし慎重に言葉を選びながら「此処が使われていた当時は、ワケの判らない人達が出入りしていてそれは物騒だったのよ・・」と言った。

その老婦人が去ってから、改めて窓ガラスの割れ目や蹴り破られて開放状態になった裏口から内部を眺めると・・・・持ち主だった団体様の先入観があるせいか、そこには何とも形容しがたい異様な光景が息づいていた。兎に角、遺物量が半端じゃない。どうしてこんなに物があるのかと思うほどに夥しい量の物が散乱し、積み重なっている。
つくづく観察して思うに、どうもこの建物は最初はダンスホールの様な遊技施設として造られたのではなかろうか。一番大きな部屋の片側の壁一面がガラス張りになっているし、建築当初からのものと思われる照明器具類は何れも瀟洒なデザイン。それに半円形の天窓まである凝りよう。
しかし、大人の遊技場は途中でリタイア、その後は某団体様が借り受けて使用していたと思われる。
「それにしても、この廃屋には人の憎念とか怨念が生生しいまでに息づいてるなぁ・・・」と背筋をゾクッとさせていたところに、突然ケータイが鳴ってビクッと驚いた。(ま、電話ってのは突然鳴るものだけど)
電話の主はカメの御意見番、大久保彦左衛門。興奮のあまり、考え無しにこの状況を話したら、うんとこさ叱られてしまった。住居不法侵入の罪に問われる恐れあり。大きな危険と背中合わせな愚行。・・・と懇々と説教されて、直ぐさま退散した。直ぐさまと言っても写真を30枚くらい撮ってからだけど。ハハ・・

しかし、もうしません・・・不気味だったし。

廃墟には陰と陽があるけれど、これは明らかに陰の廃墟。かつての住人達の過剰なサディズムがそのまんま残されてしまったかの様なイヤ~な空気に満ち満ちており、人の泣き叫ぶ声がこの身に纏わり付いてくる様ですらあった。覗き見る条件は最高なれど、その佇まいは最悪・・・廃墟初心者にはヘヴィな物件かも。

廃墟に感じる魅力は、朽ち行く建物の中にギュッと閉じ込められた「あの時のまま止まった時間」。頑ななまでに在りし日の栄光を己の身体に封じ込めつつ、ゆっくりと静かに朽ち果てて行く・・・・それが廃墟の美学だろうと思う。

その後、彦左からは廃屋繋がりで「破れ窓理論」のレクチャーを受け、人に管理されずに荒れた建物が人の心理に及ぼす害悪の話になり、更には犯罪抑止理論にまで発展した。・・・此処まで学べるならば、廃墟への興味も「百害有って三利あり」くらいのもので捨てたもんじゃないよね。


春だよ~♪

2006年03月19日 | 人間じゃない家族

060319_110201 今日、クサガメ「こまち」が眠る(永眠じゃないよ。冬眠だよ。)水槽を覗いたところ・・・
←こうやって表に出てた。
そのまま暫くの間、ゆっくりと歩いていたのだけれど、午後には再びミズゴケの中に潜って行った。

もうそろそろ冬眠明けだね。
水温む春!


昨日の話

2006年03月15日 | 仏教・仏像

昨日はホワイトデー・・・だったんだわな。
何だか最近は、3月14日イコール「東大寺二月堂お水取りファイナル」の意識しかない。・・・こうして徐々に枯れて行くのだろうか。(泣)
で、そんなカメがどうしてホワイトデーを意識したかと申せば、昼休み時にデパ地下に行ったら普段よりも男性の割合が高くて「何で?」と不思議に感じたら、そこに居る男性の殆どが有名菓子店の小袋を沢山ぶら下げているのだ・・それで「あ!ホワイトデーの買い物か」と合点が行った。
デパートを出てランチしてる時ですら、その店のテイクアウト・スイーツを求めて次々と男性が来店した。中には両手に下げきれぬ程買い求めて行く人も居て「此処の焼き菓子は高いので有名なのに、あんなに買ったらきっと軽く2万は越えてるだろうなぁ。ホワイトデーも冠婚葬祭並みの出費だよなぁ」と、余計な御世話ながらも同情した。
ランチを終えて「いざ!密教の哲学講座へ!」と向かう途中でも、ホワイトデー・ギフトらしき袋を提げて道行く会社員を何人も見掛け、中には気の利いたアレンジメント・フラワーが入ったビニールバックを両手に抱える人も居た。

いやぁ・・・こういう光景を目にするのは初めてなだけに、ちょっとしたカルチャーショックを受けたカメ。
最初は「世の男性も軟弱になったもんだ!」なんて思ったけれど、女性への贈り物を抱えて歩きながらも誰も楽しそうな、ウキウキとした雰囲気でないのに気が付いて「男性も気配り第一の御時世か。何だか可哀想だ」と思えて来た。
きっと、部下だか同僚の女子社員からたかだか千円するかしないかの義理チョコを貰ってしまったが為に、上司だから男性同僚だからと、その倍返しを余儀なくされているのだと思う。もしこれが、義理チョコと同額のお返しだったとしたらケチだ何だって言われるんだろうなぁ・・・口さがないお局OLなんぞは「物の道理が分からぬ」と言うかもしれない。かく言うカメなら「風流を解さぬ石頭」なんて、この時とばかりにこき下ろしちゃうね、きっと。(笑)

ちょっと軽口が過ぎればセクハラだと責められ、その割には服のセンスが悪いの臭いのと聞こえよがしに言われ、その挙句このホワイトデー出費じゃ、男性陣も浮かばれまいに。・・・と、昨日はホンの少し同情したね。

ところで、昨日ランチしている最中、カメの後ろの席に案内されたご婦人三人のまぁまぁ姦しかった事!海外旅行や京都グルメの話が戦地の銃弾の如く飛び交ってた。
それでもって、オーダーを取りに来た店の人に「(略)ワタクシ達のお食後お飲み物コーヒーでお願いね!」って言ったよ!それ聞いて思わず「プッ!」なカメは、すかさず「これは(ブログの)ネタになる!」と、嬉しさに小躍りした。
女を三つ書いて「かしましい」なんだよね・・・って、まんまじゃん!

ところで、此処からが本題。(オイオイ・・)一年間に渡って受講した「密教の哲学」講座は昨日を以って終了。
この講座のその後の継続はあるのか否か・・現段階ではちょっと分からない。
全くのゼロ知識から始まったカメは、最終回を終了した今漸く取っ掛かりが掴めた・・そんな感じであるので、此処で終えてしまうのは何とも惜しい・・と言うか自分に対して歯がゆい気持ちすら抱く。

密教と言うのは、他仏教とは異なり「修行によって煩悩を断ち切り悟りを得る」ではなく、「既に在る御仏の世界と一体化する」ものなのだ。つまり、自ら御仏の世界に飛び込んで行く修法こそが密教の行。
「煩悩を断ち切り」の様な否定的要素が一切入らぬのが密教で、それだけにダイナミックで宇宙的ですらある。それでいながら曼陀羅に見られる様な緻密さを整然性も兼ね備えている。・・・全く上手く説明出来ないので、この文章から密教の素晴らしさを感じて貰えないであろうのが口惜しいのだけど、カメは密教が面白くて、密教に対して興味が尽きない。
「密教の哲学」を、どうか継続して欲しい!


困った亀・・・

2006年03月12日 | 人間じゃない家族

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写真はどちらも愛亀ノロ。上がお気に入りの場所で、下が大好きなカーテン上り。
電気コードが危険なのは勿論の事、カーテン上りも結構高くまで行くから、もし何かの拍子で落ちたら大変な事になりそう。
まったく無謀な亀だ。それとも自殺願望が強いのか?
・・こ~んなに可愛がってるのになぁ。


鹿沼市の遺構

2006年03月07日 | カメ見聞録・廃墟・遺構編

宇都宮市にあるホテル東日本横の遺構(鉄道橋脚跡)に狂喜乱舞したカメだけど、鹿沼市中央を流れる黒川に掛かったこの橋も立派な遺構じゃないか!・・・と、今頃になって発見。
随分と昔から見慣れていた為に「あって当然」と、つい疎かにしていた。灯台下暗しってヤツですな。

これは、橋とは言っても車や二輪車は通れない人を渡すだけの橋で、旧名(株)帝国繊維が掛けたもの。かつて、この会社の工場と社員宿舎は黒川を挟んだ両側にあり、社員はこの橋を通って行き来したそうな。
「会社が稼動する日の出社と退社時刻になると、沢山の社員がこの橋を埋め尽くす様に渡って、それは景気の良い眺めだった」と、この近くで生まれ育った義叔母が話していた事があった。

旧名帝国繊維、現在の「テイセン」は今では随分と業務を縮小して消火ホースの生産だけに留めてしまっている様子で、工場への人や車の出入りは少なく、すっかりと鳴りを潜めてしまった感じがする。黒川沿いの左右両側に広がっていた広大な工場・工場関連敷地もイトーヨーカ堂(今のセブン&アイホールディングス)や鹿沼市が借り受けて様々に活用し、昔そこは帝国繊維であったと知る人は少ないと思う。
こうして黒川に跨って、社員の自宅と会社を繋いだこの橋だけど使われなくなってどれくらいの時間が経つのだろう・・・。

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