これまでにも何度か書いたが、ウチのじいちゃんは現役バリバリの認知症。
一昨日の夕ごはんの時、
じいちゃんが箸ではさんだ芋の煮ころがし、
ツルン!と箸から落ちた。
お陰でじいちゃん大慌て!
やおら立ち上がり、血相変えて、
テーブルの隅から隅までを凝視しつつ
「芋がなくなったぞ!何処に行ったんだ!」
と、ワラワラワラ・・・
「じいちゃん、芋はお鉢の中だよ。元の場所に戻っただけだよ」
と言ったら、強張った顔が一気にほぐれて
「お~、そうかそうか。ところで、俺の芋はどれだ?」
「多分、コレ」
「コレか。そうかそうか・・」
と、目出度く芋を口に運んだのであった。
受けるわ~
またある日は、TVに映ったダライラマ14世を見るなり
「○○(ツレアイの名前)が出てるぞ!○○がTVに出てる!」
おいおい、幾ら同じ坊さんとは言え、
自分の息子がダライラマ氏に見えるとは・・・
しかし、楽しみの少ないじいちゃんに
少しでも夢を見せてあげようと ヾ(ーー )コラコラ・・
「ホントだ!TVに出てる!すごいね~」
などとテキトーなことを言ってたら
「コラッ!そんなこと言うと益々混乱するでしょ!」
とばあちゃんに叱られた。
ヾ(´▽`;)ゝ ウヘヘ
それにしても、脳みそあっての人間なんだなぁ・・・
と、つくづく感じ入る今日この頃。
これからじいちゃんは何処に向かってしまうのだろう。
人は死ぬ間際に一生分の回想をするとも言われるが、惚けてしまうとそれも叶わないのだろうか。
冥土の土産すら持てないのか。
何だかなぁ・・・
おっと!そーゆう時のための仏教じゃないか!
・・・大汗