昨日・今日と中学校部活動の地区大会で、中学校剣道部OBの上子カメが後輩の応援に行きたいと言うので会場まで乗せて行った。
下子カメが出場しているのだから当然カメも応援すべきところを、そんな気ゼロで会場周辺探索に萌えた。
まったく、不真面目だよね~。
↑鹿沼市の隣、壬生町の廃ゴミ焼却場。
「閉鎖→解体」が議会で可決されたとの新聞記事を読んで以来、気になっていた物件。
この解体現場、さぞかし見応えあるだろうな・・・特に煙突!
解体日程が決まったら、速やかにカメに一報入れるよーに!(って、誰も聞いてないって)
↑ゴミ焼却場から車で10分の所にプラント発見!
萌え~~~っ♪
↑う~~む♪臓物を向き出しにしたかのようなウネウネとした造形がたまらない!
カッコイイなぁ~♪
↑プラントがある敷地には、こんな看板が・・・。
産廃の処理工場なのか?
↑付近には、ガスや重油タンクが転がっていた。
赤錆び、朽ちて行くタンクに勢い良く伸びる夏草が絡みつく・・・この取り合わせが凄く好き。
夏草と廃墟。
勢いあるものと朽ちて行くもの。
↑巨大なタイヤが野ざらしになっていた。
これを見た瞬間、「ストーンヘンジか?!」と思ったよ、マジで。
子カメ達の用事にかこつけて、昨日から探索続きで上機嫌♪
しかし、夏休みに入ったからと、大人が遊んでどうする!
・・・・廃ハイ、明日から真面目に仕事しまふ。
今日は上子カメの二者面談。
昨日、一学期の最悪な成績表を持って帰ったばかりだけに、スゲー気が重かった・・。
ま、でも、高校のある栃木市は好きな街なので、行ったついでとやらで、ぶらり散策して来た。
↑上子カメ高校近くにある廃・産婦人科病院。
入学式の道中で見つけてからずっと気になっていた。
正面玄関がガラス張りになっていて中を覗き込めるのだけど、何せ面談に相応しい恰好をしているだけに止めておいた。
中に入ったらきっと、昔の粉ミルクのポスターなんかが貼られているのだろうなぁ。診察室には、旧式の診察台(婦人科特有のアレね)があり、レトロな滅菌庫なんかあったりするかも。
ワクワク♪
↑それから、美味しいと評判のパン屋さんに寄った。
アレコレ買って店を出たら、面談の時間に近付いたので学校に・・。
↑面談が終ったのが丁度12時で、これまた美味しいと評判のインド料理店でランチ。
ほうれん草とチキンのカレーを食べたけど、ホント美味しかった♪
カレーは何種類もの香辛料でジックリと煮込まれ、ナンは弾力があり香ばしかった。
↑上述までは栃木駅南側エリアで、此処からは北エリアの旧市街・・・江戸末期の蔵が立ち並ぶ風情ある街。
それにしても、この店・・・凄い・・・二階部分、ほぼ全壊。
これで大丈夫なのだろうか?雨漏りは?崩落は?
しかし、この異様に引き込まれるかのようにして、お客さんが入るのだわ。
↑ありゃりゃ!こんな公告まで出されちまってるよ!
これじゃ違法建築じゃん。
↑山本有三が通ったと言う理髪店「銀巴里」。(栃さん、ありがとう♪)
隣には「山本有三ふるさと記念館」が。
↑通りから一本奥に入ると、余り手入れの行き届かぬ「素顔の蔵(建造物)」が多く、カメ的にはコチラの方が好み。
この蔵の自然な朽ち具合、鳥居(稲荷だよね)、向こう側に見える家のガラス窓・・・三点セットで迫られちゃうと時代を間違えそうになるよ~。
↑昭和らしい住宅廃墟!
↑「萬年筆病院」って何?
↑とちぎ蔵の街美術館。
およそ200年前に建てられた土蔵3棟を改造して美術館として蘇らせ、栃木市ゆかりの作家の作品を中心に収蔵しているのだそう。
↑廃警察署! \(^0^)/
栃木署は移転したばかり・・・・なので、超レア物件!(爆)
栃木市散策もこれで4度目くらいになるのだけど、流石は元県庁所在地だけあり奥行きが深く、まだまだ見足りていない。
これからも、上子カメの学校の用事ついでに散策エリアを広げて行こっと。
ところで、肝心の二者面談。
相当厳しいことを言われると覚悟して行ったら、意外にもそうではなかった。
担任の先生は、上子カメなりの個性や能力をきちんと評価しながら、それを活かした進路についてを話して下さり、その真摯な教育指導に終始頭が下がる思いだった。
蔵の街の佇まいに好感が抱けると共に、そこに建つこの高校で良かったなぁ・・・と、今、心からそう思う。
なので、上子カメよ、頑張ってくれたまえ!(笑)
夜にスポーツクラブに行くようになってから読書量が落ちた・・・けど、時間を見つけちゃチビチビと読んでいる。
向田邦子「思い出トランプ」は、もう4度目。
隙のない文章で綴られた13の短篇は、どれもハズレがない。
中でも好きなのは「かわうそ」と「大根の月」。
「かわうそ」の中で、主人公は自分の妻をかわうそのようだと思う。
「厚かましいが憎めない。ずるそうだが目の放せない愛嬌があった。」
・・・以前のブログでちょっとだけ書いたが、昔、
「貴女はかわうそのようだ」
と言われたことがある。
「調子良く人に合わせながら、裏じゃペロッと舌を出してるようなところがあるんだよ。」
って。
「かわうそ」を読みながら、その激情に駆られてばかりの日々を追憶していた・・・。
そして、江國香織「赤い長靴」は江國調全開。
全開過ぎて読後に疲労を感じた。
半端じゃない読書量を誇る友人が、
「江國香織だけはどうしても駄目。あの人の小説を読むと気が狂いそうになるよ。カメさんは、良くあんなのを好きになれるね~」
と妙な感心をしたもので、そう言われる度に
「そお?私は江國ワールドってのが心地良いし、好きだけど」
と返した。
そう、江國香織の小説を読むと、生活の細々としたことが愛しく感じられるから良いのだよね。
例えば、
冷やした緑茶に氷を浮かべること・・・
煙草を吸う彼の隣で煙草の匂いを嗅ぐこと・・・
豚バラ肉と八角を時間を掛けて煮ること・・・
お風呂のカビ取りの待ち時間に飲むほうじ茶・・・
そんな細々とした事柄が、光を放って綴られている。
しかし、この「赤い長靴」だけは「ちょっと勘弁!」ものだった。
先に書いた友人の「気が狂いそう」な感覚が、初めて分かった。
そうそう、浅田次郎の未読短篇集を見つけたので買って来た。
「霧笛荘夜話」
この間買ったのと合わせて、机には「積読(つんどく)」タワー完成。
この積読を見ると反射的に
「これで、即入院って言われても大丈夫だぞ!」
と思うのだなぁ・・・・って、変なの!
(↑何なんだ!このタイトルは)
食材の買い物ついでにTSUTAYAに寄って、houseのCDを2枚レンタルし、文庫本と雑誌を買った。
「ヌルイコイ」井上荒野
「死せる湖」瀬戸内寂聴
「ベジタブルハイツ物語」藤野千夜
「VERY」
「芸術新潮7月号」
井上荒野と瀬戸内寂聴は、ドロドロの情愛もの。 とても恋愛とは呼べぬ
芸術新潮今月号はフランシスコ・ゴヤの特集。
今じゃすっかり仏教美術のカメだけど、学生の時は西洋美術史、それもスペイン絵画を学んでいた。
中でもボスとゴヤは好きな画家で、この特集でゴヤの知識を取り戻せたらなぁ・・・なんて思う。
買い物済んで自宅への道中で、前に走る車のカップルがものごっついイヤラシイことしていて
「あちゃ~~っ!参ったね~!」
あのね、Bbだのcubeってのはシートが高いから何やってるのかバレちまうんだよ。 ちなみにBb
目の毒なれど前を見ないわけには行かず、仕方がないから少しずつ車間距離を空けつつフト思った、
「世の中、男と女だよな~~~」
シャバダバダ シャバダバダ シャーバーダー
って。
ベタベタするのもドロドロするのも男と女であって、これがナメクジやカタツムリのように雌雄同体なら世の中の犯罪は激減するだろーに。
そう言や、昨日スポーツクラブで新しいお友達が出来た♪
まだバリバリ30代の女子(既婚、子供2人)なのだけど、もう話が合うの何のって。
ウェイト管理、ネイル、スポーツクラブやイントラについて、靴やバックや時計、愛読雑誌・・・など等で盛り上がり、ロッカールームで小1時間話し込んでしまった。
女子と美容やファッションの話を楽しむなんて、考えてみれば久し振り。 女子の友達も沢山居るがね
風変わりな趣味を持つが故に男子とつるむことが多いけど、 或る意味雌雄同体
「女子も良いものだな~」
としみじみ感じた。
ま、これが普通なのだろうけど。 そーです!
カメも普通に戻ろうかな・・・・
・・・・還暦過ぎたらね。ヘヘヘッ んも~不真面目だな~
1.弘法大師の著作を読む「即身成仏義」講読
2.密教への道
3.寺庭婦人講座「これだけは知っておきたい仏教の話」
(寺庭婦人限定)
4.チベット仏教を知る
5.インド密教文献を読む
6.密教事相に学ぶ「諸尊法の世界」
(真言宗智山派教師・僧侶限定)
の、全6講座。
寺庭婦人向け講座を受けるのが望ましかろうと思うものの、今いち食指が動かぬ。 アウトロー寺庭婦人さ!
で、「密教への道」!
コレ良いね~。
講師は、密教研究の権威で梅原猛との共著も多い宮坂宥勝・前管長猊下のご子息である宮坂宥洪氏。
<インド仏教はなぜどのようにして密教となったか。最終的に空海が日本で完成した真言密教とはどのようなものであるか。試論的な密教概説です。>
だって。良いわ~。
以前、この伝法院で月に1度で約1年間に渡って受講したのが「密教の哲学」。
それは超が付くほど難解ではあったけど、インド哲学と仏教の相関関係が見えて来、そのことで自分の言葉で仏教(仏像)を語れるようになった。
時折、仏教関係の質問をメールにて受けるけど、それまでなら先ず文献を当たって必要部分を継ぎ接ぎしつつ文章を書いたけど、今は何を見なくても取り敢えずは文章が書け、書いたものに間違いがないかを文献で確認するようになれた。
この講座、9月から開講で翌年3月までの全6回。
丁度多忙期を過ぎた頃に開講になるし、また頑張って受講しようかな。
いや、受講しよっと。
わざわざ東京まで出なくとも学ぶことは出来るけど、やはり会場まで足を運んで、他の聴講生と共に講師の肉声を聴いて学び取ったものは、脳が幾つもの刺激を受けるせいかそうそう忘れないんだよね。
カメ、将来立派な大人になる為に勉強します。 またおちゃらける~
7月4日の今日はアメリカ独立記念日。
独立記念日祝賀行事として、昭和レトロを求め隣県の笠間市に行って来た。
・・って、何なんだか。
以前からこのブログにたまに登場する限り無く天才に近い変人と、
「笠間市には古い街並みが残ってて、昭和レトロ感タップリらしい」
と盛り上がっていた。
で、変人・・おっと天才が
「7月4日のアメリカ独立記念日に笠間探索をしよう!」
と言い出し、 この辺が如何にも変人たるところ
日にちが決まって計画が具体化した途端、変人が変人を呼び寄せる核融合を起こし、ついに
紙一重集団誕生!
・・で、その怪しき集団と共に笠間市を練り歩いて来た。
↑日動美術館駐車場に車を停め、「さぁ!行こう!」と降りて目の前に聳え立つはこの風景。
「油屋だ!」
と、誰もがそう思った。
イキナリこう来るかぁ~。侮れぬぞ、笠間。
↑まるで吸い寄せられるように内に入った。
どうやら従業員用の通路らしい。歩いていくと、色々な物が散乱していた。使われなくなったTV、応接セット、金庫まで。
↑従業員通路を抜けて表に出たら、更に驚きの光景が!何て悪趣味なんだ! マジ油屋
看板を見ると此処はホテルで、「古美術の宿」なんて謳っている。
古美術ってアータ・・・中国から二束三文で買い漁ったバッタ品ばかりでしょーが。
いやぁ~、しかししょっぱなからヤラれたね。
↑地酒の醸造元。
今は操業停止の様子。
↑レトロ看板、見~っけ!
マイナーなようでいて横浜ゴム。
↑通り沿いの骨董屋に入った。
うーむ・・・店内のこの感じ、軽く眩暈がする。
↑金隠し。
金隠しでも、染付けって言う?
バケツ、邪魔。
↑ラヂヲ
↑ヤツデのある廃屋。
昭和の住宅と言えば、板塀、玄関先にヤツデ、でしょ。
カメが小さい時に住んでいた家にもヤツデが植えられていて、雨の日の朝は、布団の中でヤツデの葉に当たる雨音を聞き、それで雨の強さを感じ取ったものだった。
↑ガラクタばかり並べてある店(何故かしら、その手の店が多い)があり、何とベータのテープが売られてた!
「ベータだよ!ベータ!」
と、一同狂喜乱舞。
↑笠間市と言えば、日本三大稲荷の一つ笠間稲荷神社。
あとの二つ言えます?京都・伏見稲荷神社、愛知・豊川稲荷神社で、全国稲荷神社の総本社が伏見稲荷。
↑本殿前の水屋の彫り物。
立派だな~。
中央に彫られるは、天照大神が天岩戸から姿を現す場面かな?
↑境内に植わった木。
たわわに実を付けているけど、これって何の木?
↑神社門前にはみやげ屋が並び、その一つにこんなレトロな看板(それも電光看板!)を下げた店があった。
うわぁ~、夜になって電気が点いたのを見てみたいな~。
↑世界長は「セカイチョー」のブランド名だったよね。
子供の頃は「セカイチョーって何?」と、不思議に感じてた。
↑そして、廃映画館、発見!
調べてみたら、この「昭和館」は2001年4月30日には電話番号の登録があり、まだ健在だったらしい。
↑「昭和館」裏側に突き出た外階段。
↑捨てられた電話達。
電電公社の頃だよね~。あの当時は通信関係も単純で良かった・・。
↑映画館の隣には銭湯がある。
この銭湯には何やら謎めいた洋館が繋がっていて、どうやらこの場所は歓楽街だったらしい。
でもさ、ひとっ風呂浴びて冷たい物を飲みながら映画を観るなんざ、考えただけでも楽しいっ。
↑着物の洗い張り屋。
洗い張り屋に似合わぬ建物。
何で?単に店主の趣味だったとか・・。
↑なまこトタンの塀に、赤い鳥居、小便するな。
嗚呼・・・レトロだねぇ。
↑再び笠間稲荷神社門前に戻り、此処でお昼を食べた。
↑「古式蕎麦って何ぞや?」と思ったら、単にこんな切り方(うどんと同じ太さ)を言うらしい。
蕎麦の味は今イチ(何せ蕎麦処に住んでるからね)だったけど、蕎麦汁と天ぷらは美味しかった。
↑時代を錯覚させる二つの建物。
正面は「ホテル井筒屋」。
信号機と電線がなけりゃね~。
↑ホテル井筒屋の玄関へのアプローチ。
打ち水された石畳が清々しい。
↑おまけ。帰路の途中で見つけた廃駐在所。
お巡りさ~ん!何処に行ったのさ~!
最初から最後までヤラれっ放しだった・・・・つくづく、侮れないぞ笠間市。
本日の白眉「昭和館」
そして傍流白眉「古美術の宿・ホテル○○○」。
ネットで調べて見ると、茨城県は昭和の保存状態良好みたい。
この先暫く、茨城探索が続きそう。
7月になって、二ヶ月毎めくりの「奈良大和路カレンダー」が新しくなった。
5・6月の聖林寺・十一面観音から法隆寺・夢違観音にバトンタッチ。
白鳳期特有の童顔童形観音の微笑みを、カメラが見事に捉えてる。
この「奈良大和路カレンダー」を撮影し続ける小川光三の写真が好き。
土門拳が大胆なアングル・御仏パワー引き出しまくりだとすりゃ、小川光三は仏マニアがゴクリと唾を飲み込むような変型アングル・御仏の繊細さ感じさせまくりなのだ。
そして、写真を際立たせるよな紀行文があり、それがまた良いのだなぁ・・・。
【法隆寺】
夏の日盛り、蝉時雨の中を歩いていても法隆寺は清々しくそしてどこか寂しげな感じがする。回廊の見事な列柱や連子窓、築地塀の続く道に、太子の信仰と不幸が重なり合って見えるからだろうか。法隆寺は新しい文化の華を咲かせた場所であり、一族が絶えた場でもある。深い謎を秘め、憂いを湛えて千年の時を刻む甍が作る日陰に立つと風が過ぎていく。中世、戦場となった南都から距離があったために兵火に遭わず、堂塔や文化財が残った。国宝百三十四点、重要文化財二千三百七点を含む膨大な文化遺産は珠玉の宝物。
良いな~、この文章。
こう言う風に書きたいな~。
それにしても、国宝134!重文2307とは!カメにとっちゃ天文学的数字だよ、ホント。
ところで・・・・
朝早くから庭仕事に精を出し、ものごっつい空腹だったので、これだけじゃ足らず、
巨大おにぎり1個、
ヨーグルト500ミリ1パック、
大判バタークッキー2枚
も食べちった。
この冷やし中華だって麺の量が1.5人前なのに!
あはははは 鹿沼のギャル曽根と呼んでくれ
ま、むっちりみっちり労働したし、今日はスイミングの日だからカロリー的にはプラマイゼロだな。