今日、一羽の烏骨鶏(雌鳥)がやって来た。
名前はコッコちゃん(下子カメ命名)。
下子カメが通う小学校では4羽の烏骨鶏を飼育しており、貧弱なコッコちゃんは他の3羽から苛められてたらしい。
それを見るに見かねた下子カメが、
「複数の動物を狭い檻で飼育すると、争いが起きたり、群れに入れず苛められる弱いのが出てくる場合があるので、そうなったら別々に飼わなくちゃダメです」などと小うるさい事を言いながら再三再四に渡って飼育係担当教諭に直談判し、それでも真剣に取合って貰えなかったので、とうとう「ウチに引き取らせて下さい」と申し出たんだそうな。
とうとう根負けしたのか担当教諭が、「それじゃ、校長先生の許可が貰える様に頼んであげるから、下子カメさんは、お家の人に飼って良いかどうか相談して来なさい」と返事をくれたものだから、それから下子カメの家族への根回し作戦開始。
下子カメの必死の思いが結実し、晴れて家族全員の同意を得、校長先生の許可も得られて、コッコちゃんはウチの子になる運びに・・・。
その後の下子カメの頭の中はコッコちゃんを迎える事で一杯だったらしい。
ホームセンターに行って、ケージや餌、鳥専用食器、それとお散歩用(!)として小型犬用リードを買い求め、値の張るケージ以外の物は、下子カメがちゃんと自分のお小遣いで支払った。
ウチに来たばかりで、慣れない環境下、キョトキョトと落ち着かない様子のコッコちゃん。
その姿は、仲間から突付かれ続けて来た傷で首の周りがグルリと禿げてしまい、むき出しになった皮膚の一部が硬化し始め、本当に痛々しい。
「なすの」も同じだったなぁ・・・・売られてた沢山の小亀達に苛めの標的にされて傷だらけだった。
下子カメと、こういう生活続けてると、捨て猫を拾って育てるうちに今や何十匹という猫と暮らす様になった舞踏家長嶺ヤス子の心境が良く分かる。
昔は「何て酔狂な人!」と思ったものだけど。