旧愚だくさんブログ

愚だくさんブログ過去記事蔵です。

足尾2013

2013年10月14日 | カメ的世界遺産・足尾

職業柄、人が遊ぶ時は忙しいのだけど、この三連休は予定たる予定もなく・・・
連休初日に目覚めた時
「あ~!良い天気だ!足尾に行こう!
とごくごく自然にそう思った。

実に1年2ヶ月振り。
それなのに、この唐突さが自然に出るってどう言うことなんだろう。


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↑先ず向かったのは細尾発電所。
秋の日差しに赤レンガが映える。


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↑足尾歴史館

長井館長ご在館で、足尾の世界遺産登録に向けた活動現況などのお話を伺った。
現在、足尾に残るのは精錬所の一部の建物、古河橋、動力コンプレッサー室、選鉱所、間藤水力発電所跡、掛水倶楽部に役宅跡、そして宇津乃火薬庫跡か。
世界遺産登録に向けてもうこれ以上の鉱山施設を減らすことは出来ないんじゃないか。
特に選鉱所は残して欲しい。
・・・けど、残すには莫大な修復金が掛かるわけで古河にそこまでやってもらうのは気の毒なわけで、うーん困ったものだ。


長井館長とひとしきりのお喋りをさせて頂いた後は、歴史館に車を置かせてもらってランニング探索に出た。

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↑車で流すと見落としてしまうが、鉱員社宅跡が残っていた。

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↑社宅の炊事場横に祀られた神さま?仏さま?
大山祇尊とは誰のことだろう。

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↑旧研究棟

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↑本山精錬所に続く廃線路

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↑古河橋

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↑硫酸タンク三兄弟

マンモスの檻を失くした精錬所だけど、現存する三兄弟が僅かながらではあるけど往時の精錬所の姿を示してくれる。
ガンバレ三兄弟!


精錬所から折り返して歴史館に戻る道すがらN女史にお会いし、しばらくの間お話させてもらった。
足尾のこと、福島第一原発のこと、そして個人的なこと・・・

そして、歴史館駐車場で汗を拭ってN女史がやっているさんしょう家さんでお昼ごはん。

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↑鶏山椒揚げは変わらぬ美味しさ!
お土産に鶏山椒照り焼きを買ったけど、こちらも美味。


これにてこの日の足尾行き終了。
唐突な思いつきで来ただけにゆっくりは出来なかったけど、それでも長井館長やN女史と話が出来て実り多い日となった。

良かった、行って。


足尾歴史館からのお知らせ

2013年03月28日 | カメ的世界遺産・足尾

足尾歴史館O氏よりのご連絡。


3月31日(日曜日)ですが、わたらせ渓谷鐵道の「わ89-101号」さよなら記念運転の伴い、同鉄道からの依頼にて、足尾駅にて保存されています各種車両たちを特別公開いたします。
当日は、模擬店なども出ますので、多くの方々にご来場頂きたく、ご連絡申し上げました。

詳しくはわたらせ渓谷鐵道HP
http://www.watetsu.com
まで。


盛夏の足尾

2012年08月07日 | カメ的世界遺産・足尾

先週、上子カメの友達4人が泊まりに来て、
いや~!女子5人のキャンキャラと賑やかなことったら!

都内在住3人、春日部在住(クレヨンしんちゃん!笑)1人の都会育ちのお嬢さんばかりなので、トンボが飛んでいるのを見ただけで
「わー!トンボだー!」
ヒグラシの声に
「これ、何てセミ?」

うーむ・・・

近所を流れる川で川遊びをし、夜には花火。
すっかり童心に返って田舎を満喫してくれた様子。

そんな彼女たちからのリクエストは
「足尾に行きたいです!」
おお・・・流石は歴史学科の子たち。


なので、翌日は足尾にご案内。

朝からピーカンさまで暑かったけれど、盛夏の陽光に照らし出された足尾の美しさったら!!!

燃え立つ緑。
澄んだ空気。
空の青さも雲の白さも他とは違う。

やっぱ足尾は良いわぁ・・・


足尾駅

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足尾駅の次に足尾歴史館に向かった。
嬉しいことに長井館長ご在館で、若き学生たちのために熱弁を振るってくださった。
長井館長の軽妙洒脱な説明に魅了された学生たち、すっかりファンになった模様。

そうして歴史館を出ようとした時、サプライズが!
何と、(株)古河機械金属の社長だった方のお嬢さんが、ご主人と一緒に歴史館にやって来たのだ!
わお!

オレンジ色のポロシャツをパリッと召されたご婦人は品のある方で、なるほど古河のお嬢さん。
・・・ってことは、第六代社長・古河従純氏ご令嬢?
幾らなんでもご本人を前にして、その辺のところを詳しく突っ込めなかったので、後日館長に確かめてみよ。

古河ご令嬢のご来館で歴史館は大いに沸き立った!
それにしても、何てラッキーな自分たち☆


それから歴史館を辞して、向かった先はさんしょう家
足尾きっての才媛N女史がやっているお店で、そこのお料理は足尾名物の山椒をふんだんに使ったものばかり。
美味しい♪

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鶏の山椒揚げ定食と絶品山椒シフォンケーキ
学生たちも、山椒とシフォンの意外な組み合わせに驚き、その美味しさに喜んでいた。

美味しくて大満足♪
ごちそうさまでした。


それから向かった先は小滝地区。

小滝地区

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宇津乃火薬庫跡入り口手前に、恐らく監視だろうと思われる人物が張り込んでいた。
幾ら夏休みとは言え、平日ど真ん中の火曜日なのに。
何だか、小滝坑が不法侵入されてからと言うもの古河の監視が一層厳しくなった気がする。

小滝坑を突破した連中は「その道」では有名な人たちで、入り口を塞ぐ頑丈な南京錠をワイヤーカッターで切断、酸素ボンベ2本を背負って坑道に侵入、何と備前楯山を貫通する形で向こう側の本山坑口に出たらしい。
それが古河の知れるところとなって、古河ブチ切れ!

それにしても、坑道が閉鎖されてから幾久しく、つい先日の東日本大震災でどれくらいのダメージを負っているのかも分からないのに、大した度胸だ! ほめてどーする


そんなこんなで日が傾きはじめ、自分たちは足尾を後にした。


そう長くない滞在時間だったけど、学生たちは足尾を満喫した様子。
もちろん、自分も♪


今度は、足尾歴史館ボランティアの方々が大集結(笑)した時にお連れして、ガソリンカーに乗せてあげたいな~

その時は、ダブルOさん、よろしくお願いします。


負の遺産

2011年04月09日 | カメ的世界遺産・足尾

世界的規模の事故を起こした福島第一原発は、廃炉と決定。

そして、
廃炉になった第一原発は負の遺産として生きて行く
・・・と、某サイトに載っていた。

負の遺産・・・
負の遺産・・・
負の遺産・・・

この言葉を、ずーっと聞き続けて来たような・・・

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はいはい、足尾ですね(笑

そうか、福島第一原発は足尾銅山に次ぐ負の遺産になるのか。
そう考えると、放射性物質を垂れ流しする施設にも愛情が湧く・・・

・・・ワケねーだろ!


こんな足尾もアリ?

2011年02月19日 | カメ的世界遺産・足尾

過日、偶然耳にしてしまった渓流釣り好き連中の会話・・・
「3月解禁前に下見に行くか」
「松木沢、餅ヶ瀬なんてどうです?」

ムムム!松木沢に餅ヶ瀬?!
そりゃ足尾でんがな!

そう聞いちゃ黙っちゃいられない!
「あたしも連れてって!」
と強引に割り込んだカメ。

「だってカメちゃん、道なき道を行くんだよ、怖いよ、大丈夫なの?」
「だからこそ行きたい!何時もとは違う足尾が見たい!」
と、駄々をこねてメンバーにしてもらった。

・・って、強引すぎるだろ。

そして、本日出発。

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↑途中の湿原でひと休み。
物音ひとつしない静謐な世界。
そして、あたり一面が清浄で凛とした空気に満ち満ちていた。

此処は、龍神伝説を始めとする幾つかの伝説が伝えられているんだよね・・・そのせいか、神々しさすら感じたよ。

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↑あ~~~
何て気持ち良いのだろ~~~

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↑遂に来た・・・此処が地図になき道の入り口。

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↑おおっ!昭和63年12月と言ったら、昭和の終末期じゃないの!
それにしても「通るな」ではなく「注意して通行して下さい」なる言い方がお役所らしいと言うか・・。

途中、アイスバーンにタイヤを取られること数回。
そのうち1回は崖下転落か!ってなもので、
「ああっ!私はコイツ等と心中すんのか!」
と、マジで覚悟を決めたで。
「きっと、“美熟女をめぐる痴情のもつれの果て”と、マスコミは書き立てるであろう」
そんなことまで考えてた。

しかし、憎まれっ子何とやら・・で、無事に足尾に到着。
松木沢と餅ヶ瀬の下見も済んで
「メシでも食うか~」
の運びになり、向かった先は小滝。

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↑おお♪我が愛する小滝♪

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↑そして、小滝の東屋にて次々と取り出されるアウトドア用品

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↑作ってくれたのは、何とアツアツのラーメン!
感動ものの美味しさ!
途中のコンビニで買ったおにぎりとインスタントラーメンの簡素な食事だったけど、マジで美味かった。

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↑食後、目の前の石垣に駆け寄った連中。
一体何をするのかと思ったら・・・何と、おもむろに登り始めた(呆
「そこに手を掛けて、足はそっちに掛けた方がイイよ」
などと教え合い、どうやら滝登りの訓練らしい・・(汗
小滝選鉱所跡の石垣でロッククライミング・・・自分の中には皆無だった選択肢。
凄いね、来るメンバーの趣旨が違うと、足尾がこうも違って来るのものかと、感慨ひとしおだった。

ちなみに、連中には赤レンガ遺構は目に入らないらしい。
ってことは、赤レンガと鍰レンガの違いも、イギリス積とフランス積の違いも、全く眼中にないのだ。
し・・信じられない。

小滝を去る頃は日も暮れかけようとしていたので(四方を山に囲まれた小滝の日暮れは早い)、帰りはダートな道を引き返さずに一般道を走り抜けて行った。
それから、途中で連中の溜まり場に寄ってお茶して行った。

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↑いちじくのケーキ
甘さ控え目で美味しかった~
それにしても、昼食とのギャップが大きいね(笑

そんなこんなで、何時もと違った足尾を堪能出来て、カメ大満足。
図々しく仲間に入って良かった~


<足尾組の皆さまにお知らせ>
「小滝の里碑」の真下に降りられるルートを教わりましたので、今度是非挑戦しましょう!
オー!


足尾組オフ会

2010年11月13日 | カメ的世界遺産・足尾

本日、足尾組オフ会で、焼き鳥が美味いことで評判の某居酒屋で大いに盛り上がった。
盛り上がった・・・よね?ね?

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↑肴が渋っ!
鳥の唐揚げ、バターコーン、フライドポテトなどが見当たらない・・・って、歳バレだよねぇ(汗

↑呑みながらも鉱山!ひたすら鉱山!

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↑ファンの多い玉子焼き登場!

珍しくフルメンバーが揃って、早くも忘年会のノリ。
あ~、楽しかった♪
皆さん、お疲れさま~


植樹祭のち産業遺産

2010年05月30日 | カメ的世界遺産・足尾

昨日は、足尾組の栃さんのお計らいで、たい焼きさんと一緒に足尾・植樹祭に参加して来た。

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↑労組のイベントの植樹祭だったので、俄か組員になって参加(笑

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↑結構な急斜面での植樹。

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↑しかし、周りを見渡すと絶景かな、絶景かな。
これが晴天なら、どんなにか見事だったろう。残念!

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↑おお・・・川沿いには謎の遺構が。
植樹が終わった後には此処を目指すのだ!

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↑我々が植えた木はコレ。
大きく育っておくれ~

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↑無事に植樹が終わって豚汁が配られた。
温かくて、コクがあって、美味かった~♪

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↑各自持参したお弁当と豚汁とで昼食の時間。
皆と外で食べるお弁当は、幾つになっても楽しいものですな。

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↑昼食場所には石垣が。
こんな山奥にも鉱員社宅があったのだ。

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↑植樹祭解散式の後、我々は先に見た遺構を目指した。
・・が、此処まで来たものの、最近の降雨により河川増水、対岸には渡れなかった。
つーか、本当のところはたい焼きさんとカメの長靴が「子供用か!」ってくらい短いものだったから(汗
今度は本格的な長靴を用意せねば!
膝までの長靴を履いた栃さんが「負ぶって渡してあげましょう」と言ってくれたが、流石に遠慮した・・・重いんで(汗・汗

栃さんの説明によれば、この遺構は、本山製錬所に水を送るための取水口で、この下には水を流すための水管が通っているらしい。

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↑川から丘に戻って鍰(からみ)の山を見た。

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↑コレが鍰。
鍰とは、銅鉱石を精錬する過程で生じるカスのこと。

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↑松木渓谷のシンボル、墓三基。

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↑それから、昔使われた水の濾過池(?)に行った。
此処に流れる川水は、先の遺構から取水されたものだろうか。
この池をグルリと回るうちに余分な土砂などが落とされ、綺麗になった状態で製錬所に送られた。
未だ水は流れ続けており、池は透明度が高くて美しく、ラピュタ帝国を取り巻く池を思い出したよ。

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↑池のほとりの水神さま。

・・・と、この時、栃さんとたい焼きさんが何やら言い合う声が。
「ダメですよ!」
「イイんですよ!」
何と、水神さまに上がった缶コーヒーをもらって良いかどうか、の話だった。
「こう言うところに上がったものは、もらえるものなんでしょ?」
と栃さん、
「違いますよね?だって、これは神様のものだもん、ダメですよね?」
とたい焼きさん。
・・・・・。

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↑水神さまと背中合わせの位置に祠が。
神さま不在のところを見ると、水神さまは元々此処に祀られていたのか、それとも山ノ神さまだったのか。

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↑松木渓谷を降りた後は本山製錬所に向かった。
嗚呼・・・見事なくらい、のっぺらぼうだ!

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↑参考までに2005年の製錬所。

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↑他の諸々が撤去され、ポツンと残された大煙突も何やら淋しそう。

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↑建物が解体撤去され、何かの炉がむき出しに横たわっていた。
何の炉だろう・・・転炉かなぁ・・。
遠距離から見ても、かなりの大きさ。
間近で見たらさぞかし圧巻だろうな。

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↑それから足尾駅に回った。
この危険物保管庫、好きですね~。
畳み2畳分ほどのコンパクトな赤レンガ建物で、メチャメチャ可愛い。

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↑足尾散策の〆は、やっぱ足尾歴史館
新年度友の会入会手続きをし、美味しいコーヒーをご馳走になりながら見学させてもらった。

話は植樹祭に戻るが、足尾では、鉱毒と大規模な山林火災でハゲ山となった山に緑を呼び戻そうと、色々な団体・人達が植樹活動をしている。
植えるのはブナやミズナラのような水と滋養を蓄える落葉樹。

植えたばかりの木に土を掛けながら、
「今は荒涼たる風景の足尾の山々だけど、100年後には日本一豊かな山になっているかも知れない」
なんて考えていた。

植樹は初体験だったけど、山に木を植えるって素敵だわね。
なーんかイイ感じ。
種を蒔く、木を植える、ってのは人間の原点なのかな。

栃さん、たい焼きさん、お疲れさまでした。


足尾の桜を愛でる会

2010年04月26日 | カメ的世界遺産・足尾

一昨日ネタ、まだ引っ張るで(笑

一昨日は足尾の桜を愛でる会と称したオフ会だった。

カメの日頃の行ひのお陰で絶好の花見日和となり、日中は桜と産業遺産を愛で、夜は通洞駅前のホルモン末広にて花見の宴としゃれ込んだ。

午前10時30分に足尾入りし、約21時に足尾を出た。
夜の足尾は初めてだったけど、な~んか良い感じだったね。
星も綺麗だったし。

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↑11時に足尾歴史館に集合。
そして、歴史館から歩いて直ぐの若竹食堂でお昼ごはん。
野菜タップリのタンメンを・・。

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↑若竹食堂から間藤駅に移動。
先発組のたい焼き・テンジン・ケイ・カメの4人は、残る水道ネコさんと此処で待ち合わせ。

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↑間藤駅の桜は丁度満開だった。
青い空に桜・・・まるで、小紋の柄のよう。

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↑桐生から走ってきたわ鉄が、終点・間藤駅に到着。

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↑二両編成。
しかし、同じあかがね色に塗られていても、違う車両。

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↑前の車両に貼り付けられたプレート。

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↑同じく前の車両のランプ。
こんなにボロボロになっても、走る!走る!

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↑行き止まりの線路。
しかし、足尾銅山が現役だった頃、このレールは本山製錬所内部にまで続いていた。

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↑しっかし、見事な桜だねぇ・・・

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↑間藤駅の反対側には(株)古河機械金属足尾工場がある。

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↑この奥には、赤レンガ造りの建物が二棟あるそうで・・・・見てみたいなぁ。

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↑間藤駅から製錬所に周り、そこから銀山平に上った。
この石は舟石

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↑舟石の説明はコチラ。

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↑天国への階段(笑

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↑銀山平を下りたところに小滝地区が広がる。
これは、庚申川の対岸にある廃坑道。
この坑道は一体何処に繋がっているのだろう。

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↑坑夫浴場跡近くの石積み。
何故かノスタルジックな風景・・・遠い記憶が呼び覚まされるような。

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↑小滝の桜。
まだ三部咲き。

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小滝選鉱所跡

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↑小滝地区から再び足尾歴史館に戻った。
これはトロッコの車輪。
こうして並ぶと、素敵なオブジェですな。

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↑我々のために(?)特別にガソリンカーを運行してくれた。
運転手は、あの町○さんっ!
キャ~町○さん、相変わらず渋くて素敵♪
お会いする度に
「ツーショットで写真を撮りたいな~」
と思うのだけど、シャイなカメはついぞ言い出せず。

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↑足尾歴史館から徒歩でホルモン末広に向かう途中に通洞駅があり、その前には芸者の置屋がある。
当然、今はボロボロの廃墟だけど、姐さん達が暮らした家らしく、女性的で粋な佇まい。

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通洞駅は、ゴールデンウィーク中に催される足尾まつりの化粧で華やいでいた。

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そして、ホルモン末広に到着!

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↑目印の赤提灯。
ずっと来たかったんだよね、此処。
やっと念願が叶った♪

本日のメンバー、足尾歴史館からはN姉さん、お鉄の神様Oさん、究極名刺のOさん、何とかゲージ・モデラーの神様Sさん、某企業エンジニアの若者さん。
リサーチ不足でちゃんとした肩書きが書けない・・・スンマヘン。
そして、足尾組からはテンジンさん、水道ネコさん、ケイさん、白いたい焼き(略して白たい)さん、カメ。
総勢10名の豪華メンバー!

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↑末広のおばちゃんがコンロに火を入れてくれ、ビールで乾杯し、「さて焼きに入るか!」ってタイミングの時に
焼き奉行出現!
何と、ケイさんは奉行気質であった!
「ハイ、白たいさん、これイイ感じで焼けてるから食べて」
「あ、テンジン!それ、まだ焼ききってないよ!もう少し待て!」
「ハイハイ、カメさん、こっち大丈夫」
「ホラ、白たいさん、喋ってばかりいないで冷めないうちに食べて!」
「水道ネコさん、これ、イイ感じ、イイ感じ。ひろみGO!
と、次々に焼いては配ってくれるのだった。
いやぁ、ケイさんって、どちらかと言えば無口な方だと思っていたので、この豹変振りは意外。思い切りツボな人。
その後はケイさんが発する言葉、全てが面白くて、涙を流しながら笑い続けておった。

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↑末広は、餃子も絶品!
とってもジューシーだった。

此処のホルモン、「仕入先は企業秘密」だそうで、誰にも明かしてくれないそう。
でも、何もかもが美味しかった。
肉の美味しさも去ることながら、付けて食べるタレが、これまた「自家製秘伝のタレ」で、甘辛のバランスが絶妙で美味いの何の。
秘密、秘伝の「秘尽し」に、思い切り堪能させて頂きました。
ごちそうさまでした。

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↑宴たけなわになった頃、名刺交換会が始まり、
ジャ~ン!Oさんの究極の名刺登場!
座が一気に盛り上がった。

そうそう、此処で先のガソリンカーの町○さんの話が出て、
「町○さんは独身ですよ」
と、お鉄の神様Oさんが言った。
「独身?!それじゃカメ、今の家に嫁入り道具を作ってもらって、町○さんのところにお嫁に行きますから!第三の人生を足尾で送ります!」
と宣言したで。
実は白たいさんも町○さんのファンだが、先に言った者勝ちだぜ。白たいさんはお手付きね。
(o⌒∇⌒o) アハアハ

そんなこんなで、楽しい時間はあっと言う間に過ぎ、お開きの中締め。
我々足尾組は帰路に着いた。

皆さん、楽しい時間をありがとうございました。
白たいさん、一日中運転して頂き、ありがとうございました。
水道ネコさん、幹事役をありがとうございました。
テンジンさん、何時も色々と教えて下さってありがとうございます。
ケイさん、美味しく焼いて下さってありがとうございました(笑

あ~、楽しかった♪


形あるものは・・・

2010年04月25日 | カメ的世界遺産・足尾

今年に入って初めて観た本山製錬所。
その解体は驚くくらいに進んでいた。
本山製錬所と言えば足尾銅山の顔、その顔がなくなってしまった。

あの製錬所は、もう戻らない。

・・・・・(涙)

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↑2006年5月には、硫酸工場が健在だった。
硫酸工場は、一番最初に解体された。

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↑同年月の写真。
昨日見たら、「足尾製錬」の文字が入った塔が消えていた。
これは残すものだとばかり思っていただけにショック。

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↑2005年5月の大煙突

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↑昨日見た大煙突。
煙突を取り囲む施設が取り払われ、煙突の下部部分が露わになった。

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↑足尾の顔の中の、更に顔とも言うべき溶炉棟。2005年5月の姿。

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↑同じく溶炉棟を上段から観たもの。これは2008年6月の姿。
誰が名付けたかマンモスの檻の愛称で、マニア達に親しまれていた。

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↑しかし、そのマンモスの檻も、このような状態に・・。
マンモスは逃げてしまったのだ。

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↑アスベストや有害物質が飛散する恐れのある施設は、テント張りをして解体作業を進める。
その上は硫酸工場があった場所で、既に緑化が進んでいる。
猿がその草を食べ、皮肉にものどかな風景を見せていた。

赤錆びた鉄骨に重機の鋭い歯が立てられ、その光景は弱い者苛めのようで、見るのが辛かった。

こんなことなら不法侵入しとけば良かった!

時間の許す限り足尾に行き、製錬所の最期を見届けなくては。