旧愚だくさんブログ

愚だくさんブログ過去記事蔵です。

欲しいもの

2005年05月31日 | 本と雑誌

今、欲しいもの。
①宮部みゆき著、同心井筒平四郎ものの新刊本上下巻。
②DEEP BLUEのDVD。
・・・そして、③篠山記信撮りおろしの松田聖子写真集。

①に関しちゃ「日本って国は何でこんなに本が高いのだろう。新刊本のハードカバーが1冊1500円以上。文庫本になるまで待とうか・・・いや、絶対に待てそうにない。しかし、2冊で3200円とは高いなぁ」と躊躇し、
②に関しても「海亀たくさん出てくるし、ストレス溜まった時に何時でも観たいから購入したいけれど、しかしDVDって高いよなぁ。レンタルにするか・・」と躊躇。
しかし!③は買うぞ!何があっても買うっ!
カメよりも年上なのにあの美しさ!あの初々しさ!
あんなに綺麗な40代が存在するなんて、カメにとっちゃすご~い励み。(カメだけじゃないよね?ね?)
希望の星は何が何でも掴まなきゃ・・・ね!


金魚“救”い・・・その後

2005年05月29日 | 人間じゃない家族

行ってきました、花火大会。
今年もまた、当寺提携の石材店提供の華麗な連発花火が、会場を沸かせてた。
社長がお出でになった時に「あれだけの花火で、一体幾らするのですか?」と聞いてみたいもんだ、と思いつつも未だ聞けず終い。

花火大会は、夜7時から打ち上げ開始。それなのに、何と午前中から場所取りが始まるくらいなので、打ち上げ時刻ぎりぎりに来場した人は、もう座って見られるスペース無しの状態。カメ達の前にも、場所をとり損ねた1組のカップルが所在無さげに立って花火を見ていた。そして、花火が「ナイアガラの滝」になるや否や、何処からともなくオバサンがやって来て、彼氏の肩を乱暴につかんでひと言、「アンタ達ね、そこに立ってられたんじゃ見えないのよっ!」。それはそれは鼻息荒くて、まるで噛み付かんばかりの様子。
それを、目の前で見た子カメ達「ヒェ~~~ッ!!!」
それから、カメに向かってひと言「お願いだから、ああいうオバサンにはならないでね」。
・・・うん。肝に銘じるわ。

帰りがけに金魚すくいしたら、気の良いオジチャンが沢山オマケしてくれたし、大好きな「リンゴ飴」は買えたしで、大満足のカメが、帰りの車中で「楽しかったね~」と振ったら、「でも、あのオバサン怖かった」・・・・・まだ言ってる。

すくった金魚は、昨晩一晩、大き目の水槽で落ち着かせてから今日になって池に放した。
昨年すくった金魚は、2~3センチだったのが10センチ近くまで大きくなって、今では鯉と争う様にしてエサに喰らい付く程の逞しさを見せている。
唯一、義母が「真っ赤な金魚ばかり増えると、池がチマチマとして見栄えしない」とブツブツ言ってるけど。ハハハ・・・


金魚“救”い

2005年05月27日 | 人間じゃない家族

鹿沼市では、只今「さつき祭り」開催中で、明日は祭りの中のメイン・イベント「さつき花火大会」が催される。
下の子カメが「行きたい」と言うので、「毎年行ったって、代わり映えしない花火を見るだけじゃん!それに混んでるし、車の置き場に困るし・・」などと言って難色を示したら、すかさず子カメは「花火はどーでもイイんだよ。出店の金魚すくいで少しでも多くの金魚を掬って、ウチの池で飼って幸せにしてあげたいんだ」と言う。
ああ・・そう言うことね。

死んでしまったなすのを始めとして、ウチのカメちゃん達が何かとお世話になってる動物病院の院長は、他に患者さん(動物も患者なのか?)が居なかったり、院長自信が興に乗った時には、色々な話を聞かせてくれ、その話題はワシントン条約から縁日で売られる金魚や小亀に関してまで、実に様々。
縁日の話の時に院長は、「金魚すくいとか亀すくいなどと言って、動物を小突き回させながら売るやり方するのは日本だけだ。あれは悪しき文化だ」と怒っていた。勿論、カメも大いに同感。
昨年の盛夏に行われた小学校フェスティバルでも金魚すくいが出されたが、猛暑の日中の炎天下、小さなビニール袋に入れられた金魚は、高い水温と、そのせいで酸欠状態になった水の中で瀕死の状態に喘いでいた。
それを素早く察知した小カメは、誰彼となく声を掛けては金魚の袋を預かって、出しっぱなしの水道水に当てて水温を下げる作業を黙々と始めた。そうしたら、子カメを助ける子供が一人、二人と出て来、そのうち何人もの子供達が校庭を走り回っては金魚袋を預かっては水道の所に持ってくる、を始めた。
その時の子カメの金魚と、「ウチじゃ飼えないから貰ってくれる?」と、人から貰った何匹もの金魚は、今では随分と大きくなった。

・・・そうか。それならば明日は「花火大会」に行こうじゃないの。
花より団子ならぬ、花火より金魚。
金魚を掬って命を救う・・・・か。


レクイエム

2005年05月21日 | 人間じゃない家族

亀フードを買いにペットショップに行ったら、案の定、クサガメやミシシッピーアカミミガメ(通称ミドリガメ)の小亀が沢山売られていた。亀の飼育に適した今の季節は、どのペットショップでも、待ってましたとばかりに小亀が売り出される。
見るまい・・・生まれたてのイタイケな小亀を見ると、きっと「なすの」を思い出して辛くなる・・・そうは思っていても、大好きだから気になって覗いてしまう。
水槽の中に居る何十匹という数の小亀に「ああ・・あのなすのも、こんなに小っちゃかったのかぁ」と感じた。
なすのは、たった1年で3センチ弱だった甲羅長が、7センチ近くになるまで大きく育った。
なすのがウチの子になったのも去年の今頃で、今日見た小亀と同じく、夥しい数の小亀達の中に混じって売られていた。しかし、なすのは生まれながらの奇形を手足に持っており、そんな弱みがあるせいか、元気な亀に小突かれながら、実に不器用に、見ていて可哀想なくらいにやっとやっと生きていた。おまけに不器量。どこをどう評価しても「買い手の付かない亀」そのものの姿だった。下の子カメと一緒に何度かペットショップに足を運びつつ迷いに迷った末、なすのを飼うことに決めた・・・育てやすい元気な子を選ぶのが普通なのに、それを敢えて弱いのを承知で、と言うのは中々勇気が要ったのだ。
しかし、仲間から受けた傷で満身創痍状態だったなすのは、既に傷口から細菌感染しており、飼育始めてから2ヶ月経たぬうちに鯉ヘルペスと同様の症状が出始めた。動物病院に駆け込み、それから実に半年間に渡る通院・治療を受け、僅かながらも順調に快復、今年の初めになって漸く「もう大丈夫でしょう」との診断を受けて喜んだのも束の間、春先になって症状ぶり返し、今度はあっという間に死んでしまった。
不器量ゆえに愛嬌があって、不具な手足ゆえに実に懸命にエサを食べていたなすの・・・・・だからこその強い思い入れがあった。なすのをして「生まれながらに弱い部分を持った奴だって、立派にホームランをかっ飛ばせるんだ」と言わしめてみたかった。
嗚呼・・・立派な成体になるまで育ててあげたかった。
ペットショップを出て車に乗り込んでから、少しの間泣いてしまった・・・。


ザリガニ

2005年05月14日 | 人間じゃない家族

動物好きな下の子カメが、絵画教室の先生にザリガニを貰った。
何でも、モチーフ用に川で獲ってきたザリガニを飼ううちに抱卵し、一生懸命に育てたら100匹近くの子ザリガニの飼い主になってしまったらしい・・・流石に子カメが慕う先生だけのことはある。
見ると、桜えびくらいの大きさの小んまいのがピキピキと元気に動いて、とっても可愛い。
亀のおやつ用の糸ミミズをあげたら、小さなハサミで懸命にむしりとっては食べ、旺盛な食欲を見せている。
ところで、ザリガニってのは仰向けになって寝るのだろーか?
お腹が上になってるヤツが居たので、思わず亀と一緒にし「苦しいだろう」と考え、起こしてやろうと突付くと、途端に反応してエビ泳ぎで逃げてしまう・・・「なんだ!自力で起き上がれるじゃん。・・・って事は、仰向けで寝てた?」と不思議に思っているのだけど。
誰か、ご存知の方はいませんか?


案ずるより横山やすし

2005年05月11日 | 仏教・仏像

悩みに悩んだ末、真言宗智山派伝法院平成17年度講座のうち「密教の哲学」を受講することに決め、昨日が第一回目。
伝法院講座は、仏教や真言密教を学ぼうとする僧侶や寺族、または一般人向けに開かれたものなので、カメが何を受講しても一向に差し支えない筈なのだけど、この「筈」が中々の曲者。現代社会にあってすら封建的な寺社会ゆえ、このカメ如きが智山派研究機関・伝法院の門扉をくぐっても宜しいものだろうか・・・などと結構深刻に悩んだが(詳しくは「アウトロー嫁の嘆き」に)、どう悩もうと、どう自分に対して否定的になろうと、講座への興味の方が勝っている気持ちを抑える事が出来ずに、「此処は一つ思いきろうじゃないか」と決めた。
しかし、案ずるより生むが易し・・・講義会場に堅苦しい雰囲気は無く、受講生の皆様は「聴く悦び」に満ち溢れている。おおっ!
それに何より期待以上に面白き内容!
初日の昨日は、神を頂点し、その下に人間→動物→植物→鉱物と下がるピラミッド型の思想をするギリシャ哲学やキリスト教と、天・人・阿修羅・地・餓鬼・畜生を横一列に平たく並べる思想のインド哲学や仏教の差異を取り掛かりにしながら、密教の世界の入り口前にたどり着いたところで終了。
次回からは、経典に基づいて「密教の歴史」を学び、更には「弘法大師密教の哲学的問題」と発展し、「密教の哲学とその現代的意義」で収束となる予定。

あ~!思い切って受講して良かった!
1ヶ月後の次回が待ち遠しい!