旧愚だくさんブログ

愚だくさんブログ過去記事蔵です。

足尾組オフ会~わたらせ渓谷鉄道乗車~

2009年11月15日 | カメ見聞録・レトロな街編

昨日は足尾組オフ会開催。

当初の予定は「小滝方面をトレッキングしながら探索しよう!」だったけど、ガイド役の水道ネコさんが風邪でダウン、その上生憎の天候となったので、急遽「インドアの足尾を楽しみましょう」に予定変更。

ってことで、わたらせ渓谷鉄道に乗って来た。

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↑足尾歴史館駐車場に車を停めさせてもらい、歴史館から歩いて2分の通洞駅からわ鉄乗車。

通洞駅で、偶然にも足尾歴史館のHさんにお会いし、Hさんは何も知らない我々のために切符を手配して下さり、乗車後は車窓のポイントを教えて下さって、何も戸惑うことなく済んだ。
Hさん、お世話になりました。

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↑車内の様子。
乗客は、職場に向かう人や歯医者に通う人など等の地元の人達が殆ど。(Hさんもその一人)
生活の足として乗り慣れているらしく、目的の駅で降りるまで運転手さんと談笑していた。
そんな、のーーーんびりとした風景に気持ちが和んだ。
あ~、乗って良かった~。

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↑通洞駅から三つ目の神戸(ごうど)駅。
此処には廃車両を改造したレストラン「清流」がある。

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↑これがレストラン。
動物のペイントが可愛らしい。

その他、神戸駅から四つ目の水沼駅は、何と駅の中に温泉がある。

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↑終点桐生駅の案内板。
9時54分通洞駅発で着いたのが11時9分、1時間強の列車の旅だったことになる。

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↑わ鉄はSuicaやPASMOは使えません(笑

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↑桐生駅から街に出た。
駅前商店街はご多分に漏れずシャッター通りだった。

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↑シャッター通りから一本中に入ると、板壁のレトロな住宅が多々見られた。

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↑妙な看板・・・一体何が言いたいのだろう。

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↑蔵も幾つか見られたけど、かつては織物で栄えた桐生市だけに、織物関係の商家だったのかなぁ・・。

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↑和洋折衷な交番。

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↑和風旅館前の水槽。
これって元は防火用水だったのかな。ホテイアオイが良い感じ。

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↑旅館の脇にあったゴミ箱。
うう~っ、こんな古いゴミ箱がバリバリ現役とは!

実は、カメの父方の親戚も桐生で旅館業を営んでいるんだよね。
ちょっと訪ねてみたい気も・・。

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↑上毛電鉄西桐生駅。
この駅舎は大正時代の建築で、登録有形文化財に指定されている。

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↑駅構内。

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↑待合所。
ベンチはきれいに磨かれ、清潔な感じ。

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↑運賃表。
心臓血管センター駅ってのが凄いネ。

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↑お!足尾発見!

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↑丁度お昼時だったので、西桐生駅前の蕎麦屋さんでお昼ごはんを。

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↑カレー南蛮を頼んだ。
お蕎麦屋さんのカレーは随分と久し振り。

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↑わ鉄車両。
これに乗って通洞駅まで戻った。

運転手さんは往きと同じで、発車までの間、構内の鳩に餌をあげていた。
沢山の鳩に囲まれた後姿が、とっても温かく感じられた。
で、カメが車両を撮ろうとしたら
「ちょっと待って!今、ライトを点けるから!」
と急ぎ運転席に走って行き、わざわざライトを点けてくれた。
なんて優しいんだ!

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↑そうそう、11月9日より「わ鉄アテンダント」が誕生!
可愛いお嬢さん達がわ鉄アテンダントとして活躍、車内の切符販売の他、乗客に細やかに応対してくれる。
ホント、皆可愛かった~。そのうちファンクラブが出来るかも。

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↑今や珍しくなった輪っかのつり革。
これを見ると懸垂運動をしたくなる。

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↑わ鉄の売りは、何と言っても「桜と共に北上」「紅葉と共に南下」と言う車窓の風景の素晴らしさ。
往きは雨だったけど、帰りは日が差して紅葉が鮮やかだった。

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↑しかし、紅葉よりも足尾にて見える鉱山施設の方に狂喜する我々。
わ鉄の線路沿いにある選鉱所も、何時もとは違った角度・高さから見ると更なる発見があって胸躍りまくり。
写真はシックナーなのだけど、走行中の撮影に旧式デジカメは向かずに撮り逃してばかり。

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↑シックナーは撮り逃したものの、坑口撮影には成功。
黄色い矢印が坑口で中に入ると東京ドームくらいの空間があるのだそう。
そしてピンクの矢印が有越鉄索塔。

通洞駅に到着した我々は、歴史館に立ち寄った・・・・ところ、館長を始めとする「何時ものメンバー」さんが、玄関前の休憩所で三時のおやつの最中だった。
究極名刺のOさん&足尾在住のOさんのダブルOさんが顔を揃え、あの町田さんの顔もあった。
究極名刺のOさ~ん、8月のガソリンカー祭り以来ですね~、お懐かし~。

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↑そして、歴史館から細尾第一発電所跡へ。
たった一週間前に訪れたばかりだと言うのに、昨夜からの雨ですっかり水気を吸った発電所は、随分と違った風に見えた。

その後は、宇都宮に移動して軽く(軽く?)飲んでから解散。

今回も充実したオフ会だった。
テンジンさん、1192さん、たい焼きさん、飲み会から参加の栃さん、お疲れさまでした。
水道ネコさん、次回は是非是非。

↓おまけ

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↑わ鉄のお土産、「すべり止め御守り」と「タブレット・クッキー」。
タブレットは、駅と駅の間で二つの列車が衝突しないようにするための通行手形だったそうで、直径10センチ、厚さ約1センチの真ちゅう製。それと同じ大きさのクッキーで食べ応え充分。
このクッキーの売り上げは、わ鉄の枕木購入資金や障害者施設の運営資金になるそうなので、皆さんもわ鉄に乗ったらアテンダントのお嬢さんからこのクッキーを購入しようねー!


蔵の街とちぎプチっと散策

2009年07月20日 | カメ見聞録・レトロな街編

世間は海の日だと言うのに、高校の二者面談な自分!
。・°°・(>_<)・°°・。 ウエーン

なんて泣くわけねーじゃん。
だって、上子カメの高校の用事=蔵の街とちぎ散策だもの~♪

ま、前回同様今日も時間がなくてちょこっと散策で終ってしまったけれど、ケースバイケースで楽しむのもまたよろし。

幾つもは回れそうになかったので「寺院」をテーマにしてみますた。

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↑栃木市内に入って直ぐのところにある成田山・雲龍寺。
この寺は以前の記事でアップしたけど、多分真言宗智山派だと思う。
でも無住の寺で、ご縁日の時だけ成田山新勝寺から僧侶が来るのかな?

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↑おっと、これは寺ではなく神社だった。
神明宮神社。
でも、大鳥居の先にある建物の造りはまさしく寺の本堂、神社の本殿じゃないよね。
これには何かの理由と言うか云われがあるのかな?

・・って、さっきから「かな?」ばかりだけど・・。

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↑神明宮神社から北方向に1分も歩かぬところの浄土宗近龍寺。
この寺の境内に、明治期に栃木県で最初の小学校と師範学校が開設されたのだそう。
文豪・山本有三と先祖の墓もある。

そして驚くことに、この近龍寺とウチは遠い親戚になるのだわ。

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↑境内の墓地にあったポンプ式井戸。
いや~、これを見るのは奈良に行った時以来。
昔の道具って、丸みがあって好きだな~。
郵便ポストも消火栓も丸みがあったよね。

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↑納骨堂の上に建つ鐘楼堂。
実はですね、ウチも近々永代供養塔を建てることになっていて、アレやコレやとデザインを考えていたのだけど、「上に鐘楼堂ってのもアリかぁ!」と、目から鱗の思いでこれに見入ってしまった。
なーーる!

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↑近龍寺門前にある廃銭湯。
電柱がなけりゃ時代を間違えそうな雰囲気満々。
それにしても、こんだけ大きな寺の真ん前が銭湯って、どーよ。

・・と、此処で面談までに1時間となったので、急いでランチを。

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↑前にも行った「ビストロ・エピキュール」で、鳥もも肉のコンフィを食ひました。
外はパリッ・中はホロッで美味しかった。

で、肝心の面談は・・・・・
・・・・・。
・・・・・。
・・・・・。
ま、ヤツは志望大学が決まっているから、後はAOで行くか・推薦で行くか・一般入試で行くかの話で、そう深刻じゃなかったけれど。

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栃木駅前に、一度食べてみたいと思っていた白い鯛焼き屋さんがあったので、喜んでお買い上げ。
上は抹茶生地の鯛焼き、下はプレーンな鯛焼き。
これってタピオカの粉を使っているの?モチモチとした食感で美味しかった。
で、モチモチだから餡子に合うっ!
沢山買って来たから、明日も食べよ~♪

今回も小さいながらも楽しい散策だった。
次回は、栃木県酒造組合栃木支部と安田銀行栃木支店(どちらも旧名)の建造物を観るぞ!


栃木市プチ×5散策

2009年07月10日 | カメ見聞録・レトロな街編

体調を崩した上子カメを病院に連れて行き、その足で学校まで送って行った。

校内に入って直ぐの所に校長先生がいらっしゃったので慌ててしまった。
流石に高校の校長先生ともなると「雲の上の人」って感じ。
でも、上子カメ曰く
「とっても良い人だよ。“私もこの高校の人間ですから”と言って、何時も男子生徒と同じネクタイを締めてるんだよ。マジ感激。」
なのだそう。

送ったついでに、車で栃木市界隈を流してみた。
見頃を過ぎようとしている紫陽花が懸命に咲いていて、ちょっと哀しい気分になったなぁ・・。

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↑これは、たこ焼きが美味しいと評判の店。
福田屋百貨店栃木店の直ぐ裏にあるから、こっち方面に出られた方は是非寄ってみそ。

そんなこんなで、今日の午前中は終ってしまった。
でも、ちょっと楽しかった。

さてと、これから活動開始。


旧黒磯市カフェ巡り

2009年06月13日 | カメ見聞録・レトロな街編

昨日は、高校時代の後輩と那須塩原市(旧黒磯市)のカフェ巡り♪

晴れた日のクラシカルなカフェ巡りは、中々オツなものでありました。

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↑カフェ・グランボワ。

これは黒磯銀行だった建物で、大正7年の建設。
正面外壁の重量感ある石は芦野石、それ以外の壁や塀は大谷石。

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↑店内に入り、先ず目に飛び込むのがこの大時計。
何と黒磯銀行時代からずっと時を刻み続けている時計。
平井堅もまっ青!・・って何なんだか。

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↑天井を見ただけでも溜息が出てしまう・・・。

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↑昔の銀行とカフェの融合・・・何たるミスマッチの妙!

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↑和ランチを注文。
鶏のソテー大根おろしソースが美味だった。
「うわぁ!このサラダのお皿、私の実家で昔から使っているのと同じ!」と、驚いてた後輩。
うん、確かにお皿もクラシカルかも。

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↑カフェ・グランボワの近くには昔ながらのアーケード街があって、こぉんな酒屋さんが!
酒の銘柄を入れた看板がグ~。

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↑こぉんな看板を掲げる酒屋さんもあったよ。

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↑おっ!警察ルリちゃん、発見!
何時も笑顔でカワイイね~。

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↑それから、1キロと離れていない場所にあるカフェに移動。
cafe shozoは、とっても有名なカフェ。
先のグランボワは大正時代の建物を使っていたけど、コチラは昭和の建物を活用した店舗。
そして、この界隈の古い建物を有効利用した色々な店舗(雑貨屋さんや家具屋さん等)と、このcafe shozoとでshozoグループみたいなものを形成しており、この通りはまさにshozoストリート・・・どの店も若い人達が満面の笑顔で接客し、活き活きと働いていた。

兎角、街の再生や活性化と言うと、先ず道路を拡張して・・区画整理をして・・となりがちだけど、こんな自然体な活性化があるんだぁ、とカメ感動。
やはり基本は「人」なのかな・・・元気な人が集まれば、流れはおのずと良い方向に向かうものかも知れない。

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↑店内はリサイクルされた家具がセンス良く配置されている。
テーブルも椅子もバラバラで、しかしバラバラだからこその危うい統一感が保たれているんだなぁ・・・このセンスの良さに脱帽の思い。
ホント、「何処に座ろうかな~」と楽しく迷ってしまうんだよ。店員さんも心得ていてくれ、「アチコチ見てから決めて大丈夫ですよ。」などと笑顔で言ってくれた。

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↑ケーキとスコーンのセットとミルクティーを注文。
shozoのミルクティー、大好きさ。

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↑カフェと同じカップ&ソーサーを買って帰った。
ソーサーがアルマイトてのがイイね!
手前のカップ&ソーサーは「連れて来てもらったお礼に・・」と、後輩がプレゼントしてくれたもの。
嬉しいなぁ・・ありがとね♪

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↑shozo雑貨屋さんで買ったカエルのポーチ。
これで、シンプルなエルメス・トートをデコするんだ~。

クラシカル&レトロな空間に身をゆだねつつ・・・昔ながらの建物や家具に、鋭い感性と情熱で息吹きを吹き込んだ若いクリエイターの姿に感じ入り・・・と、何ともまぁ素敵な一日だった。
後輩ちゃんとも沢山話せたしネ!また行こうね~。


蔵の街とちぎの美味しいもんじゃ屋さん

2009年05月30日 | カメ見聞録・レトロな街編

今日は、またまた蔵の街とちぎに行って来た。

上子カメのものが、まだちょっと買い足りなかったので、上子カメと一緒に。

で、買い物はパッパと済ませて(毎度のことで・・)美味しいもんじゃ屋さんに行った。

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↑小さなヘラでコテコテしながら食べるのが楽しい、もんじゃ焼き。

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↑日立製の古い扇風機があった。
この型は、カメが小学低学年の頃に使っていたような・・。

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↑駄菓子も沢山置いてあるので、上子カメが食べ終わるのを待つ間、駄菓子を買って食べていた。
なつかし~。

猫舌の上子カメは、食べるのが遅い。
上子カメが食べる間に、カメはもんじゃの追加を頼んで食べて、それでも時間が余って駄菓子を食べてた。
「飯を食うのがノロいヤツは仕事もノロい、って昔から言うんだよ。」
と言ったら、上子カメは
「友達と食べに来ても、皆これくらいのペースで食べるよ。お母さんが早すぎるんだよ!」
と抗議しおった。
そうかのぅ・・・

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↑もんじゃ屋さんで、お土産用に焼きそばを焼いてもらった。
見て!栃木市の焼きそばは「じゃがいも入り」なんだよ。
このじゃがいも入り焼きそばは、栃木市民にとってはごく当たり前らしい。
うーん・・・でも、これって県内でも栃木市だけの食文化(?)だよなぁ。

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↑もんじゃ屋さんを出た後はショッピング・モールに行き、その中の31アイスクリームで大好きなバーガンディ・チェリーを・・・と思ったものの、既にシーズン・オフ!カメ、号泣。
なので、腹いせにダブルを食ってやった。

そんなワケで、本日の蔵の街とちぎ行きはお終い。
何せお目付け役と一緒なもんだから、アチコチ散策も出来ず・・。
でも、一人じゃ食べられないもんじゃ焼きが食べられたので、上子カメに感謝。
もんじゃ、マジ美味い。


ちょっとディープな蔵の街とちぎ

2009年05月26日 | カメ見聞録・レトロな街編

本日、とても爽やかで晴れ渡った天気。
まるで好天気に誘われるようにして・・・いえいえ、上子カメの制服シャツを買う用事があったので・・・栃木市に行って来た。

で、買い物“ついで”の蔵の街散策。
ちなみに、買い物時間10分、散策時間3時間強。
(^∇^) アハハ!

メインの通り沿いにある蔵は大方観たので、今日は通りから入った所を散策。
すると、瀟洒な洋館が見えて来た。

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↑栃木病院。
これは、足尾の宇津乃火薬庫と同じく国の登録有形文化財に指定されている。
大正2年の建設だって。

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↑病院入り口には色々なプレートが貼られている。

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↑中ではちゃんと診察が行われている。つまり、現役建造物。
病院内部はどうなっているのだろ・・・クレオソートが満たされた白い琺瑯洗面器があるのだろうか・・・猫足の滅菌庫はどうだろう・・・院長の机は威厳に満ちて大きいのだろうか・・・処方される薬は薬包だったりして・・・などと、果てしなく想像が広がるのであった。
嗚呼!此処の患者になりて~。

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↑瀟洒な洋館は、通気口までもが凝った作り。

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↑栃木病院の正面に建つこのお宅も素晴らしかった。
病院とは対照的な純和風建築。

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↑病院脇の路地。
古い街には必ず路地があるよねぇ・・・良いなぁ。
今は、車が通れない道は造らないから。

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↑栃木病院から北に向かって少しだけ歩いた先に、またまた洋館が。

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↑正面2階のテラス部分を見ると、ガラスなどがアシンメトリーになっている。
それにしても、凝ったガラスだなぁ。

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↑こぉんな床屋さんもあった。
こりゃレトロを超えてるわ。

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↑年代モノの消防車、ハッケン!

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↑レトロ看板、ニ連発!

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↑味噌や醤油を扱う問屋さんの板壁に貼ってあったもの。
昔の勤務は厳しかったよなぁ・・・「2ちゃんねるユーザーの4割は勤務中に書き込みしている」って今とは違う。

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↑この辺の商家の宣伝用看板かな?
琺瑯引きのレトロ看板以前のものだよね、きっと。

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↑銅版の鬼・・・今じゃ珍しくなってしまった。

亡くなったカメの父親は、板金職人だった。
しかも、県下で5本の指に入る腕の良さ。
カメが物心付いた頃にはもう、銅版やブリキの細工物の需要が減っていたので屋根や外壁を張る建築板金を主な仕事にしていたけれど、現場に出られない雨の日や夜になると、父親はこの様な鬼や細工物を作っていた。
子供だったカメは、半田ごてを使う時のジュッとした音や塩酸の匂いの中で、金切りハサミを器用に使う父親の指先を飽きずに眺めていたっけ。
・・・などと、この鬼を見ながら父親のことを思い出していた。
そう言や父親は、栃木市で生まれ、終生栃木市を想い続けた人だった・・。

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↑そして!「軍人病院」ハッケ~ン!
いや、ずっと場所が分からなくてねぇ・・・やっとだよ、やっと来られた。
窓と言う窓に格子がある不気味さから「軍人病院」とあだ名されているが、正式名は「栃木地方病院」って言うのだねぇ。
格子が木製ってところに時代を感じる。
精神病院だったのかな、多分。

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↑驚いたことに、廃墟として知れ渡っているこの病院に布団が干されていた。
人が住んでいるのか?だとすりゃ、そっちの方が廃墟よりも怖い。

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↑おいっ!軍人病院からフレンチの画像かよっ!変わりすぎだろ。

本日の散策は、見事訪問を果たせた軍人病院にて終了。
その足で友人と待ち合わせのフレンチの店に向かい、楽しいランチ♪
これは前菜のプレートで、キッシュと夏野菜のラタトゥイユ。

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↑話が弾んで来た頃にメインのプレートが運ばれた。
これは、牛の頬肉を赤ワインとカシスで煮込んだもの。
とろける様なお肉が美味しかった。

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↑デザート盛り合わせ。

・・・と、まぁ、制服シャツの買い物は予想外に内容盛りだくさんになって、と~っても楽しかった。
「確信犯だろ!」って?・・・うん、確かに。へへへ

帰り掛けに、今日散策したエリアの反対側を車で流してみたら・・・あるよ、あるよ、コッチにも!
流石は元県庁所在地だ!奥が深くてまだまだ観切れない。

近いうちに、また来よっと・・・何か用事を作って。


嵐を呼ぶ園児

2009年01月25日 | カメ見聞録・レトロな街編

今日は、自分が生まれて小さい頃まで育った町に行く用事があり、懐かしさのあまり昔通った幼稚園に行ってみた。

カメご生誕の地(笑)は、かの慈覚大師円仁(平安時代生まれ、後の天台座主)と同じ栃木県壬生町。
此処は、戦国時代に壬生氏が壬生城を築き、その城下町として栄え、江戸時代には日光街道の宿場町として栄えて来たふる~い町。
住所表記が「甲乙丙丁」で、割と最近まで「丙」が使われており、「甲」「乙」は今でも使われている。
その他には「本丸」「大師町」「表町」「横丁」などがあって、如何にも城下町。
そして寺の数も多い。
盆中にもなると、町中をスクーターに乗った坊さんが行き交うのだそうな。

カメは、その中の浄土宗興光寺「月かげ幼稚園」に通ってた。

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この園庭に立ったのは、幼稚園児以来のこと!
庭にはお掃除の方がいらしたので、ちょっと訊ねてみたら、園庭も園舎も多少の改築はしているものの、昔とほぼ変わらないとのこと。

へ~、園庭ってこんなに狭かったんだ~。
あの時は走っても走っても・・と広く感じていたけれど。
園舎も狭っ。

それにしても懐かしい!

あの頃は(も?)食が細くて体格のよろしくない子供だった。
それでも、女の子よりも男の子と気が合って、園の帰り道に興味本位で蟻を食べてみたり(ツ~ンと渋い味がした)、農業用水用の井戸を覗き込んだり、道端の猫の死骸をツンツンしたり・・・と、そんなことばかりしていた。

そんなカメを見るに見かねてなのか、母親がヤマハオルガン教室に通わせたが、それがイヤで仕方なくて、コタツからわざと右腕を下にして飛び降りて目論み通りに捻挫、晴れてヤマハ退会。
中々剛の者であったよのぅ・・・園児のくせして。

その頃仲が良かったのは、自宅の隣の兄弟、道を挟んで向かい側の三兄弟、そしてちょっと離れた場所の大きな農家の息子で、男児ばっか。
いたずらと観察が遊びだったなぁ。

それから、自宅からフッ・・と姿を消して家族中が大慌てで探し回ったことが2度あったそうで、その2度とも子供の足で歩いて10分くらいの所の寺の境内で一人楽し気に遊んでいたそう。
その寺は、真言宗智山派興正寺で、現在は深い付き合いのある寺。
この興正寺境内の観音堂で、かの三浦哲郎夫人が小さい頃に雨露を凌いでおり、その情景は小説「忍ぶ川」に登場する。

40年も昔の思い出の地に佇んでみても・・・・寺と言う環境も、やってることも、今と大して変わんない。
園児のままの40代なのか、自分。
相当にキモイぞ。


噂の蕎麦屋に行って来た

2009年01月14日 | カメ見聞録・レトロな街編

今年初の「カメ見聞録」カテゴリ記事だろーか。

近頃「美味い!」と評判の蕎麦屋に行ってみた。
場所は、2006年元旦に鹿沼市と合併になった旧粟野町の、現在鹿沼市粟野で、元は他市町村なだけに遠かった~!(此処板荷も同じ)
最短距離を走っても50分掛かったで。
ま、多少遠い方が気分転換になって良いけど・・。

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↑県道15号線は通称鹿沼~足尾線。
標識通りに突っ走って足尾に行こうかと思っちゃったよ。エヘヘッ

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↑しかし、途中で鹿沼~足尾線から左折し(嗚呼!断腸の思い)、それから更に10キロほど進んだ所に目的地はあった!
その名は「たろっぺ茶屋」
それにしても、アーティスティックな店構えだなぁ・・・見れば見るほど色々なオブジェに囲まれている。

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↑店に入ると、直ぐに熱いお茶とお通しが運ばれて来た。
お通しは大根の煮付けと浅漬け2種類、嬉しいね~。しかし、このお通しにお茶ってのが残念だ。

すかさず噂の野菜天ぷら盛り合わせとざる蕎麦大盛りを注文し、料理が来るまでの間、外観に劣らず色々なオブジェが置かれた店内を眺めていた。

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↑店の中には囲炉裏が二つ切ってあり、熾きた炭の匂いが気分をほっこりとさせてくれた。
休日ともなると県外(主に首都圏)ナンバーの車で一杯で、店の前には行列が出来るそうだけど、今日はウィークデーのど真ん中とあってか、客はカメの他に主婦二人連れと学生らしき三人連れだけだった。

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↑年代物の振り子時計群。

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↑時計の上に目を凝らすと、古いトランクとスキーセットが!
板もストックも木製!トニー・ザイラーも真っ青ってか。
いや、凄いな~。

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↑来ました野菜天♪ダイナミックだとは聞いていたが、本当にデカッ!
大きく切った野菜を、姿を崩さずにサクッと揚げてあって、天ぷらもアーティスティック。

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↑大盛りざる蕎麦の盛りも多くて、まるで栃木で一番高い男体山のよう。
女一人でフラリやって来て、これだけ大量の物をワシワシと食べる姿に、周囲の客はドン引きだった様子。 フン、ほっといてくれや

野菜天は絶品だった!・・・が、肝心の蕎麦は、やっぱウチの檀家さまの愛子さん手打ち蕎麦(スゲ~、ローカル名称)には敵わないな~。

で、はちきれそうなお腹を抱えて店を出て、行きがけにチェックしといた旧粟野町メインストリートをプチ散策。

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↑町中を通って一番目に付いたのがこの見世蔵・住居・門を構えたお宅。
蔵に掛かった古い表札を見ると元は油問屋。
街道沿いだけでも結構な広さなのに、奥行きも広く、相当な敷地面積と思われる。
きっと、粟野きっての豪商だったのだろうな~。

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↑正門がレンガ積みってのも面白いね。

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↑正門から連なるレンガの壁。
思わず、「わ~♪イギリス積みだぁ~♪」と走り寄ってスリスリしてしまった。 怪しいオンナ

※後で確認したところ、イギリス積みではなくオランダ積みと分かりました。慎んでお詫び申し上げます・・・・なんつって。

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↑油問屋さんの前にはレトロな赤ポストが。
正門の壁の赤レンガとリンクして何とも素敵な雰囲気。

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↑自分の足で歩いてみると、思った以上に蔵があって随分と行ったり来たりしてしまった。
今日に限って帽子を被って来なかったのは失敗だった。
こうして訪れるのは初めてにせよ、粟野住民にゃチョイと面が割れているのだ。

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↑ホ~ラね、早くも同業者ハッケ~ン!
同業者も同業者、同宗派同教区同支部のお寺さんじゃ。 光明寺さん、お邪魔してま~す

・・・とは思いつつも、既にセーブが効かなくなった好奇心が足を勝手に動かし、更なる探索へ。

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↑そして、不思議な民家に出くわした。
このシャチホコ、遠くから見ても大きいが傍で見ると更に大きい。
それにしても、シャチホコってのは一対で飾るものじゃなかったっけ?
これじゃ、魔よけどころか雷(ブリキ製なので)に狙われそうだ。

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↑とってもレトロな美容室。
二階の窓枠が懐かしい。

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↑家の中が植物に侵食されたと思われる廃屋。
こうして植物に覆い尽くされ、最後には土に還って行く・・・人工建造物の美しき朽ち方。

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↑二軒長屋。
唐門風の玄関に拘りを感じるね~。
青く塗られた方に人が住んでいて、そうでない方は空き家の様子。

ザッと観ただけでこれだけの写真枚数になるのだから、本腰入れたらもっと面白い発見がありそうな気がする。
身近にありながら隠し玉的存在だった粟野、やるものよのぅ。

現在、鹿沼市では、鹿沼市内を走る国道293号線拡張の為に国の登録文化財に匹敵するような古い家屋が取り壊されようとしている。
鹿沼は、建具や木工で栄えた職人の街で、職人の街ならではの貴重な家屋があるのに・・・。
これでまたひとつ、顔を持つ街がなくなってしまうね、淋しいなぁ。
今日観た粟野の古い建物も、県政や市政の行き先如何でどうなってしまうのか分からない運命にある。

どんなに広くて快適な道路だろうと、何処を走っても同じ街並みなんてイヤだな。
そんなの絶対にイヤだ。


二者面談

2008年12月20日 | カメ見聞録・レトロな街編

昨日は、午後3時から上子カメの二者面談で学校行き。

15分の面談に、往復2時間30分の時間を掛けて行くのだわ。
幸い、ヤツの高校がある栃木市は魅力的な街だから、
惚れて通えば千里も一里。長い田圃も一跨ぎ
でウキウキと出掛けるものの、もしそうじゃなかったら、きっとブチ切れていたことであろう。

午後3時なる中途半端な時間だと、その前後に散策ってのも難しく、運転中に写真を撮っただけで大人しく帰って来た・・・・・ってのはウソで、旧栃木署の解体工事が始まっていたので、ちょいとだけ・・。

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↑思わず噴出した日本人形店の看板。

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↑思い切りデコラティブな美容室の看板。

面談の帰りがけに、厚さ3センチもあろうかと言う大学一覧本を貰った。
最近はさ、こーゆう本を子供にじゃなく「親子に」配布するんだよね。(既に3冊貰った)
何つーかさ、勘弁してよぉ・・って感じ。
親が一々口出しするのは高校受験までで、大学となったら本人が選択して、本人の意思で親と話し合い(時に説得して)、本人の努力で合格を勝ち取るものでしょうが。
幾ら私大は経営があるとは言え、世の中がこんな風だからモンペアなんてのが育ってしまうんだよ。

てなワケで、面談で何を言われても「フフ~ン・・」って感じ。
元々、親子してそんなに高望みしているのでもないし。 大体、親がこんなだし
ちなみに、親戚で上子カメと同じ歳の子は東大理三に入る勢いで、高望みはしないものの肩身が狭いっす。


冬支度

2008年11月30日 | カメ見聞録・レトロな街編

今日で11月も終わりかぁ・・・。
早いなぁ・・・・寝て起きたら月が変わってた、ってくらいに早く感じる。

今日は、上子カメのスクール用コートを買いにショッピング・モールに行って来た。
ETCレーンをくぐりたくて、わざわざ遠回りして高速乗っちった。 アホ
ETC、良いね~!便利だね~!
一般レーンだと、幅寄せがヘタくそなカメは通行券を抜き取るにも一苦労だった。シートベルトを外して身体を目一杯伸ばして「ううっ!指先が攣りそうだ!」なんてやってたので(つくづく情けない・・)、それがなくなっただけでも嬉しい。

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スクール用コートは予算の半分以下で素敵なのが買え、カメは←コレを買った。
指輪形のキーホルダーとカードケース。
アチコチのポイントカードでお財布がパンパンなので、カード専用ケースが欲しかったんよ。
どちらもフランフランで買いますた。フランフランが好きで、此処に入ると手ぶらで出て来ることはないな~、何か買っちゃう。
そうそう、此処にも湯たんぽが沢山並んでた。
湯たんぽ、ブームだね~。可愛らしいカバーが付いた小さ目サイズの湯たんぽは、ドラッグストアや雑貨屋さんの主力商品。

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そして、買い物途中でインド料理店でカレーセットを食べ(美味しくなかった・・)、買い物済んでからスタバでクリスマス限定メニューでお茶。
星の形のケーキ・・・見た目は可愛いのだけど、甘くて参った。

・・・持って行ったお金の3分の1で済んだのに、妙なくらいに充実した買い物だったなぁ。

モール内には若いファミリーが沢山居て、パパが赤ちゃんと荷物が乗ったベビーカーを押して、短パン&ブーツ姿のママが身軽に歩く姿が多かった!
今の若いママ達は子育てでやつれたりしないのかな・・・何だか、すご~く元気。