ヒヨコ・イン・ザ・ワールド

Fukunosukeとhiyokoが綴るブログ。バリ島旅行記とスペイン旅行記だったのですが、最近は色々増えました。

バリまとめ:バリアマン_アマンダリとアマンキラ

2021-08-03 23:00:57 | バリまとめ

Fukunosukeです。

 

”バリのアマン”

 

これほど甘美な言葉ってないと思います。


クレアやガリバー(あったよねそういう雑誌)でアジアンリゾート特集が組まれるたびに、まるで神話か伝説の様にアマン・リゾーツが紹介される時代がありました。そういえばアマン・ジャンキーなんて言い方もあった。エイドリアンゼッカ氏が離れてからのアマンは、かつての様なキラキラ感は無いように思いますが、当時我々にとっても憧れのホテルでした。

そんな我々、身の程知らずが高じて無謀にもバリのアマンに泊まりました。3つあるアマンはそれぞれ全然違うテイストなのですが、やはり独特の雰囲気というか、色気のある空気感は通底しているように思います。だいぶ前のことなので今は様子が違うかもしれませんが、思い出のアマンを振り返ってみたいと思います。

 

アマンダリ(2010年宿泊)

 

アマンダリは中部ウブドにある山のリゾート。渓谷を見下ろす場所にひっそりと建っています。

 

メインプールのバレでは、夕暮れ時になるとのんびりしたリンディックの演奏が始まります。

 

バリの村を模したようなヴィラが30室ほどあります。フォーシーズンズ・ジンバランと違って部屋毎に広さや設備、眺めが結構違うので、好みの部屋を見つけるのは大変です。何度も通う人にとってはそれが楽しみかも。俵屋とかあさばとか、高級旅館みたいですね。

ちなみにアマンダリを設計したのは、ジ・オベロイと同じピーター・ミューラーという建築家だそうです。素朴なバリの建物という感じはよく似ています。

 


我々が泊まったのはNo.15。渓谷ビューとライスフィールドビューの両方が楽しめ、プールもついている部屋です。(当時は)部屋に空きがあると気前よくアップグレードしてくれたので、2つくらい下のカテゴリーの部屋を予約して、思惑通りアップグレードしてもらいました。

 

 

プールは渓谷側に面しています。ウブドのホテルには3ケ所泊まりましたが、どこもプールの水が冷たいです。さすが山のリゾート。乾季だと寒くてプールに入るのは難しいと思います。

 

 

hiyoko「つべたいのう。あたしはスイカじゃないのよ」

 

アウトリビングのバレも立派。ダイニングセットがアンバランスなくらい小さく見える。

 

ヴィラは2階建てになっていて、1階が広大なリビングスペース、2階がベッドルームになっています。

 

1階には大きなデイベッドが2つ。というかこれがベッドでも誰も文句言わないくらい。

 

他のヴィラが見えますが、いいですよね。高級ホテルなのに、異質感がなく風景に溶け込んでいます。

 

およそ壁というものが無くて、1階の3面はこの様にガラス張りになっています。建物の強度は大丈夫なのだろうかと心配になります。けど、素敵。

 

ウェットスペースも、大人のダブルシンク(いつからそうなった)。バスタブは屋外。夜の入浴がちょっと勇気がいる系のお風呂です。蛇も出たし。

 

2階のベッドルームはこの様に山小屋風。高級ホテルにしてこれか?と思いますが、実際はこれがまた素敵な感じです。今でいうグランピングのロッジみたいかな。

 

夜の室内。テーブル上のスダップ・マラムが色っぽく匂いたちます。

アマンダリには華美なところや演出が全くなく、どこまでも控え目。なのでここを訪れるまでは「ちょっと地味すぎてつまらないかな」なんて思っていました。ところが行ってみてびっくり。こんなにロマンチックなホテルは他に知りません。

うーん。やっぱり写真がよくないですね。あの大人っぽい空気が伝わりません。まあ、脳内でこの写真の10倍くらい素敵に変換してください。

 

 

 

アマンキラ(2007年宿泊)

 

山のダリに対して海のキラ、アマンキラ。空港から車で2時間くらいかかるマンギス(チャンディ・ダサ)というエリアにあります。

 

何度このプールを夢に見たでしょう。旅行誌(ガリバーですよ)でこのプールを見たときは衝撃だったなー。

 

ホテルの規模にしてはとても立派なレストラン棟。下はカジュアルなカフェ、上はファインダイニングです。

 

水の宮殿というのがテーマだそう。なるほど。

 

ホテルの敷地は海に向かった傾斜地で、ヴィラはこの様な回廊でつながっています。アマンダリとは全然違う雰囲気です。

 

ヴィラの入り口からはこうして海が眺められます。フォーシーズンズ・ジンバランとは違って外洋の大海原という感じです。

 

ヴィラの入り口。ここのデイベッドで潮騒の音を聞きながらお酒を飲んだりします。

 

hiyoko「こんな風にやるのよ。見本を見せてあげるわ」

 

ベッドはシンプル。

 

洗面台はこの様な感じ。鏡に映っている様に背中合わせのダブルシンクになっています。

 

バスタブは室内にあるので安心して入れます。少し浅いので寝そべって浸かる感じになります。

 

 

有名な三段プールとは別に、椰子の木に囲まれた秘密のプールがあります。これが素晴らしいんです。当時、”世界一美しいプール”という評がありました。

 

椰子の木の林に囲まれています。波の音は近く聞こえますが、不思議と静謐な印象でした。

 

hiyoko「世界一美しいプールで浮き輪は無粋ね。歩くわ(泳げない)」

 

アマンの夜。

 

 

アマンダリとアマンキラは立地も建物のテイストも全然違います。どちらが好きか十人十色でしょう(二色ですけど)。でも、どちらも素敵です。

 

そうそう、アマンの良さ、ゲストを虜にする魅力はファシリティだけじゃありません。スタッフの対応は有名です。

例えば、チェックイン後、何か飲もうとラウンジに行っても、まだ挨拶もしていないスタッフから「Selamat siang Bapak Fukunosuke!(こんにちはFukunosuke様)」と声をかけられます。サービスを受けても部屋番号を聞かないのです。これは驚きます。もちろんそうでないスタッフもいるので、彼等が超能力者というわけじゃないです。裏に回ればチェックイン時にコピーされたパスポートの写真が”WANTED”よろしく貼りまくられているのかなと想像しますけど、こういう待遇はとても特別感あります。

それから、どんな無理を頼んでもスタッフが「No」と言わないのも有名。でもこれについては、アマンダリのGMと立ち話をしていた時「ウブドでどこかいいイタリアンを教えてくれませんか?」と聞いたら「無いわー。それだけは無いわー」ってNoを言われましたから、さすがに「何でも」ではないです。まあ、最善を尽くそうとしてくれるのは確かです。

アマンの素晴らしさは、こうした諸々が織りなすリゾートの空気感。甘くて優しくて色っぽい空気が体にまとわりついて、自分が素敵な人になったような勘違いをさせてくれます。

 

ええ、勘違いです。

 

そこが悲しいところ。日常に返ったときの喪失感といったらもう。。。

 

 

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2 コメント

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Fukunosukeさん (hiromi)
2021-08-04 15:28:25
バリのアマンはアマンキラしか泊まったことがありません。
ヴィラはボトムのガーデンスイートでしたが、オーシャンスイートにUGしてくれました。
1泊6万円くらいだったと思います。
バリのアマンは破格ですね。
私でも寛ぐことにストイックにならず、なんとか泊まれる金額です。
最近は安くても8万円くらいします。
コスパを考えると、もう泊まれないかな~
GWですが、三段プールのガセボ、行くたびにすべて日本人でした^^
日本人は場所取りが早いですね..

デイベッドでビールを飲んでボーっとした時間が恋しいです。
次行けるのは3年後かな。
スダップマラムの香りを忘れてしまう。。
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hiromiさん (Fukunosuke)
2021-08-06 22:01:21
こんにちは。コメントありがとうございます。

アマンキラのガゼボ!(笑)
朝行くと、バスタオルだけ無造作に置いてあるんですよね。昨日のものなのか、今朝誰かが置いたのか、うーんと考え込んでしまう。様子をうかがっていると、朝ごはんを食べたカップルがやって来て、「チェっ」みたいになるんですよね。

バリのホテル、ずい分高くなったと思います。毎年30~50ドル値段が上がりますからね。
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