「最後のダライラマ」という映画の予告編です。此の中でダライラマは「死んでも精神は残る。そのため今でも毎日鍛錬している」と語られています。
ハッとさせられる言葉です。 . . . 本文を読む
善財童子の訪問者と教え(華厳経入法界品)56(最終)
五十五番目、金剛蔵道場 普賢菩薩
文殊菩薩は「無量の大智の光明、無量の菩薩の陀羅尼、無量の三昧、無量の神通、無量の智慧を得、皆悉く成就せしめまた普賢の所行の道場の内に入ることを得しめたまえり・・」とされ、善財は「一心に普賢菩薩にまみえんと思えり・・」となり、「そのときに善財、すなわち普賢菩薩をみたてまつるに金剛蔵道場に在して如来の前において蓮 . . . 本文を読む
前回の栂尾博士説の続です
「仁王経にもとずく護国思想、は・・国土を擁護するといってもその国民の思想が健實であり、正純でなくては、その国土を正しく健やかに栄えしむることは出来ない」
「・・この鬼神の聞法を介してのみ初めて護国の成果を発揮しうることになっている」 . . . 本文を読む
善財童子の訪問者と教え(華厳経入法界品)55
五十四番目、普門城 文珠師利菩薩
弥勒菩薩に「我彼の内に於いて寿おわりて下生し正覚を成ずるとき、汝及び文殊師利はともに我を見ることを得ん。善男子よ汝いまゆきて文殊師利に詣でて問え・・」といわれ「爾時善財童子は如是に百一十城を經遊して普門城の邊に至り、思惟して住し、十方を觀察して一心に專ら文殊師利を求め、『何ぞ當に會遇して面り慈顏を奉ずべき』と。是の念 . . . 本文を読む
福聚講護国寺定例参拝記録 2019-10-19
福聚講(高原耕曻講元)は、 10月19日(土)、東京・文京の大本山・護国寺に定例参拝を行いました。この日は、先に大荒れした台風19号の影響を受け、雨雲が低く垂れ込んでいましたが幸い雨にはなりませんでした。それにしても此のところの列島事情は、この国の将来を暗示させるような「天災」「人災」の諸現象が次々に発生して暗澹たる空気が漂っているようです。メヂ . . . 本文を読む
善財童子の訪問者と教え(華厳経入法界品)54
五十三番目、南方海澗(かいかん)国大荘厳園林 彌勤菩薩
徳生童子と有徳童女は「此の南方に一国土あり、名けて海澗という、彼に園林あり、大荘厳蔵と名く。彼の林中において大楼観あり、厳浄蔵と名け、菩薩の往昔の善根をおこせし所なり。・・彼の園中に菩薩摩訶薩あり名けて弥勒といい・・・汝かしこに詣でて問え・・」といいます。
善財は弥勒菩薩を訪ねていく途中ですでに . . . 本文を読む
御大師様は「仏さまとその眷属は衆生自身の中と宇宙に各々遍満し満満ており、正像末法などに関係なく常に説法されている、なんと不思議で偉大なことよ…、」とおしゃっています。
「・・・真言の大我(理智大日)は本より心蓮に住し、塵沙の心数(大日の無数の眷属)は自ら覚月に居す。三等の法門(身口意三平等)は佛日(三世をこえた如来の日)に住して常に転じ、秘密の加持は機水(機根)に応じて断ぜず(如来は機根に応じて絶 . . . 本文を読む
前回の栂尾博士説の続です。・・
「孔雀経にもとずく護国思想
まず『孔雀経』のことから検討することとする。大師が『佛母明王経』というのはこの『孔雀経』のことで、これこの経を詳しくは『佛母大孔雀明王経』と称するがゆえである。
この『孔雀経』の内容としてはSvatiなる比丘が毒蛇に噛まれて地上に悶絶したる時、佛これを救護するために、大孔雀佛母大陀羅尼を説き、これを誦持することによりて、ただに蛇毒を治す . . . 本文を読む
善財童子の訪問者と教え(華厳経入法界品)52・53
五十一番目、南方妙意華門城 徳生童子
五十二番目、 〃 有徳童女
尸毘最勝婆羅門に「この南方に城あり、妙意華門と名く、彼に童子あり名けて徳生という、また童女あり、名けて有徳と為す。汝かしこに詣でて問え・・」といわれ善財は彼の城に至り童男・童女の足を頂礼し囲繞し、いつものように問うと、
「「時童子童女善財に告げて言く、善男子よ、我
等 . . . 本文を読む