お盆は仏説盂蘭盆経により、旧暦で7月15日に行われてきました。しかし明治になり、新暦が採用されたため、それ以降、三種類のお盆の時期ができました。
・旧暦7月15日をお盆とするもの。伝統通り昔のまま(旧盆)。年度で日付が変わります。
・新暦7月15日をお盆とするもの。
・新暦8月15日をお盆とするもの。 月遅れの盆。これを旧盆とも云うので三種類のお盆ができ複雑化しました。
今は . . . 本文を読む
南天竺より東大寺供養にあひに、菩提がなぎさに来つきたりける時よめる (菩提僊那僧正が天平勝宝四年(752)の東大寺開眼供養会に出仕すべく天竺から難波津の渚にこられた時に読んだ歌)
霊山の釈迦のみまへに契りてし真如くちせずあひみつるかな(拾遺)
【訳】霊山の説法の時、釈迦の御前で再会を誓った約束が破られることなく、また逢うことができた。真如はいつの世をも一貫して貫いているのだ。
【本歌取 . . . 本文を読む
蜩の声ばかりする柴の戸は 入日のさすにまかせてぞ見る(藤原顕李、金葉集)
ひぐらしの鳴く山里の夕暮れは 風よりほかにとふ人もなし(読人知らず,古今集)
来めやとは 思ふものから 蜩の 鳴く夕暮れは 立ちまたれつつ(読人知らず,古今集)
山深み峰にも尾にも 声たてて 今日もくれぬとひぐらしのなく(道元禅師,傘松道詠集)
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行基菩薩の歌です。
法華経を我が得しことは薪(たきぎ)こり菜つみ水くみつかへてぞ得し(拾遺和歌集)
【訳】法華経の教えを私が得たのは何故かというに、前世において薪を樵り、菜を摘み、水を汲んで、阿私仙に仕えて得たのである。
(法華経「提婆達多品」に「爾の時に仏、諸の菩薩及び天・人・四衆に告げたまわく、吾過去無量劫の中に於て法華経を求めしに、懈倦あることなし。多劫の中に於て常に国王と作って、願を . . . 本文を読む
青松寺法話板に「此経の心を得れば世の中の 売買声も法を説くかな .道元禅師『傘松道詠』」とありました。
意味は「法華経の心髄を会得すれば、市場での売り買いのような俗世の声も仏法を説く声に聞こえる。山中の修行も町の修行も同じである。 」という意味でしょうか。 . . . 本文を読む
昨年突然左ひざがいたくなり歩けなくなったことがあります。病院でも原因が不明でした。このとき薬師法をお伝授されていたことを思いだし、薬師経をおとなえすると足の痛みがぴたりと治ったことがありました。この体験をブログに書いたところ、ブログをみてお薬師様のご真言「おんころころせんだり まとうぎそわか」をおとなえして風邪が治ったというお便りを読者の方から頂きました。まさにお大師様の「真言は不思議なり 観誦す . . . 本文を読む
1、 ことしも8月6日がきました、村上春樹はカタルーニャ国際賞スピーチ 『我々日本人は核に対する「ノー」を叫び続けるべきだった 』で
以下のように言っています。
「・・広島にある原爆死没者慰霊碑にはこのような言葉が刻まれています。
「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませんから」
・・我々は被害者であると同時に、加害者でもある。そこにはそういう意味がこめられています。核という圧倒的な力の前 . . . 本文を読む
仏像ガールという人の一文が築地本願寺のブログに載っていました。いい文章なので紹介します。「大好きな父が亡くなったことがきっかけではじめたお寺めぐり。お小遣いを貯めてひとり夜行列車で訪れた、京都の三十三間堂でのことでした。朝一番の静かなお堂の中に、千手観音さまが千体もずらりと並んでいる光景を目の前にして、涙がボロボロと溢れてきたのです。・・・ . . . 本文を読む