福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

前世を知らない者は、ずっと子どものままだ

2019-09-17 | 法話
「自分の前世を知らない者は、ずっと子どものままだ (キケロ)」という言葉がありました。
確かに我々の精神的幼稚さは前世に想像力が及んでないところからきているのかもしれません。
経典では本生譚としてお釈迦様の前世が様々描かれていますし、弟子や菩薩達もそれぞれ様々な経典に前世が無数に描かれています。華厳経の入法界品で善財童子が尋ねる53人の善知識もそれぞれ無数の前世を持っています。前世が分からなければ子供である、というキケロのことばはこういうところからも頷けます。
自分も瞑想していると前世があることだけはわかる気がする時もあります。余り具体的な姿ではありませんが・・・。ただ理論的に考えても今自分がここに生きているということは無限の過去より命を繋いできているためということは否定できないので前世は無限にあったはずです。そう考えると縄文時代はどうしていたのか?戦国時代は無事だったのか?江戸時代は何だったのか?など不思議な気がします。もっともずっと人間だったとは限りませんが。
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