今日は夢窓疎石示寂の日です。

今日は夢窓疎石示寂の日です。
夢窓疎石は1351年(正平6年/観応2年)の今日9月30日77歳で示寂されています。南北朝時代の臨済僧。9歳から密教を学び，18歳で得度，東大寺で受戒。 20歳で建仁寺の無隠円範に参禅。のちに後醍醐天皇や足利尊氏の帰依を受け恵林寺、臨川寺、天龍寺などを創建。弟子に義堂周信や絶海中津等。諡は夢窓国師。正覚国師。心宗国師。普済国師。玄猷国師。仏統国師。大円国師。 通称は七朝帝師。
夢中問答集では真言の加持は愚人を導く仮の門であり禪門では直に本分を示すのみであるとしています。

円覚寺管長横田南嶺猊下の「怨親平等の心」と題して夢窓疎石に関するすばらしい説法があります。特に最後の疎石遺偈の部分は横田猊下ご自身の喝破のように思えました。