「吉凶はあざなえる縄の如し」といいます。
原典は『漢書』賈誼伝の「それ禍と福、何ぞ糾える纆に異ならん。」らしいのですが、最近自分の人生を振りかえって、人生の有為転変の原因は自分の「業」の自覚の程度に因るのではないか、と思うようになりました。「存亡禍福は皆己に在り」(人間の生死や幸不幸はすべて自分自身に因がある。『説苑』敬慎)という言葉もありますが、これなども表面的に行動を慎めばよいという程度の意味 . . . 本文を読む
秘密曼荼羅十住心論に説く十悪の果報、5((両舌の果報))
又其の妄語によりて兩舌をいたさしむ。今身には言に慈愛なく、讒謗毀辱惡口雜亂せば死して即ち當に拔舌烊銅犂耕地獄(ばつぜつようどうれいこうじごく)に堕して、遐劫中において諸苦惱を受く。受苦既に畢りて畜生中に堕し糞穢を噉食す。鵜鶘鳥(ていこちょう・ぺりかん)の如く舌根有ることなし。此之中に在りて無量に生死す。本因縁を以て若し微善に遇ふて劣たまたま . . . 本文を読む
妙法蓮華経巻六・如來壽量品第十六
「爾の時に仏、諸の菩薩及び一切の大衆に告げたまわく、『諸の善男子、汝等当に如来の誠諦の語を信解すべし』。復大衆に告げたまわく『汝等当に如来の誠諦の語を信解すべし』。又復諸の大衆に告げたまわく、『汝等当に如来の誠諦の語を信解すべし』。是の時に菩薩大衆、弥勒を首として、合掌して仏に白して言さく『世尊唯願はくは之を説きたまえ。我等当に仏の語を信受したてまつるべし』。是の . . . 本文を読む
先日、テレビで太平洋戦争時「3歳の弟が空襲で背中に被弾し、兄の私を切なそうに見ながら息を引き取っていった」という趣旨の話がありました。
終戦直後800人近い子供を犠牲にした「対馬丸事件」もありました。
この他、満州引き上時の子供たちの犠牲、原爆の犠牲児童、東京大空襲の犠牲児童など無数のいたいけな子たちが死んでいっています。
こういう記事を見るにつけても切なくてたまりませんでしたが、宮沢賢 . . . 本文を読む