民俗断想

民俗学を中心に、学校教育や社会問題について論評します。

ニュースの見方聞き方

2015-06-08 10:30:55 | 政治

テレビやラジオでニュースを聞こうとすると、どうしてもNHKとなってしまう。こちらが聞きたいという時間とマッチしているのが、NHKだということです。そうすると、漫然と聞きながらも、ニュースを報道しようと選んだ意図や報道の仕方を詮索しているのです。大本営発表だけ聞いて、私たちは知らなかったとうそぶくことはできませんから、もう少し広い視野からニュースも取捨する必要があると考えるからです。それは人のいいなりになるよりも、ずっと良いことだと思いますが、正直疲れます。そんなNHKのニュースの聞き方をしていて、最近気になるのはアナウンサーの読み上げるニュースの文言に、「安倍総理大臣は~」という主語が、必要以上に頻繁に現れることです。正確には数えていませんが、一つの文脈に10回以上あると思います。「安倍総理大臣は」「安倍総理大臣は」と、何度も何度も聞かされると、総理大臣は「安倍」だと刷り込まれていきます。それから、必要以上に安倍の肉声が流されます。こうやって総理大臣は安倍であることが普通だという感覚を、知らず知らずに作り出しています。それも、国民から有無を言わさずに集めた視聴料というお金を使ってです。NHKの会長に不満をもつ人は多いが、NHKそのもには目立って不満をもたず、聴取料の不払いも起きていないというのはどうしてなのでしょうか。かくいう私も、口座引き落としで、自動的に払ってしまっているのですが。あまりに民法の番組がつまらない、安上がりなバラエティーばかりだというのも、NHKを見る理由ではあります。

洗脳されないように用心しつつ、仕方なくNHKを見る・聞くというのがこれからも続きます。


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