旧知の倉石先生に、別荘に送った、大学の研究室に置いてあった蔵書を整理するので、ほしい本があればあげるからおいでとお誘いをうけ、本日参上しました。自分の蔵書を処分しながらまた本をいただく、増やすのはどうかとも思いましたが、持っていない専門書はほしくなります。それにしても、この時期皆さん蔵書を整理しているのが重なっているのが妙です。よもや話の後、本を見せていただきました。できるなら、私の持っている本を除いて全てをいただいて帰りたかったのですが、自分の所蔵スペースもあります。自分の今の関心と、書名だけ聞いていながら買ってなかった本を中心に、選ばせていただきました。民俗学関係で、こんなにも本があるのだと背表紙を見るだけで感心させられました。
研究者それぞれの蔵書は先々どうなるのでしょうか。あるいは、どうなっているのでしょうか。図書館などでまとめて引き取ってくれ、〇〇文庫などと一括保存活用を図ってもらえるのが最善なのですが、なかなか図書館の保存スペースがなくて断られる例が多いようです。そのくせ、図書館には専門書の類は少なく、研究しようと思ってもできる量ではありません。これから先自分も、処分方法を考えながら蔵書を増やすというのは難しいことです。
今日もそうでしたが、今月来月と、旧知の皆さんと顔を合わせて話ができる機会が続きます。これも退職がなせるご褒美のようなものかと思います。来月は、わが子たちがお世話になった保育園での講話や、初任で担任した生徒たちの(みんなおじさんおばさんです)同級会、そして自分の小学校の同窓会と続きます。