体調を崩して、ごろごろとしています。先週からカラセキが出て体がだるかったものの、熱もないのですぐよくなるだろうと、通常もしくはそれ以上の労働をして過ごしていましたがいっこう体力はは回復せず、月曜に医者に行ったところ風邪をこじらせて、気管支炎になっているといいます。こじらせたつもりはなく、ひどい風邪の症状もなかったのにです。抵抗力がなくなったこと、無理してはならないこと、老人を自覚すべきことを学びました。
ここ20日くらい、あちこち片付けまくっていました。妻の実家に設置した書庫を整えたころ、属する研究会の刊行物の在庫を、色んな行きがかりから私が引き取らなければいけないこととなり、書庫のバックヤードの物置も片付けなければならなくなりました。すこしやってみましたが、置いてあるのは私の子どもたちの荷物や、もともとこの家にあった荷物など。整理してスペースを空ける(軽トラックの荷台までの高さに1台分)のはかなり大変で、あきらめました。そして、妻の実家の書庫に蔵書を運び込んだので空いた、自分の実家のプレハブ書庫を片付けて、こちらに入れることにしました。とはいえ、そこには施設にいる母の衣類を衣装カンにいれて置いてあります。そこで、別の物置を片付けて母の衣類を整理して移し、プレハブに在庫の出版物を入れるスペースを作りました。
この状態にするまでが大変でした。埃だらけの中を荷物をあっちへこっちへと動かしました。この時吸ったホコリと花粉症の炎症が重なり、気管支炎を誘発したのだと今になって判断しました。
お船祭りのまとめを、もう1箇所書かなければいけませんが、ベッドに横になり昨日は読書。このところ気になっている、折口の『大嘗祭の本義』に関する文献として、『マージナル』2号を読む。これには、古代研究に載っている「古代研究」の別稿が掲載されているのです。それを読むために古本で取り寄せたマージナルですが、昭和の終わりに創刊されたこの雑誌が面白い。アンダーグラウンドを求める時代の雰囲気があったものか、平成の終わりとはひどく雰囲気が違います。それから、書庫から掘り出した、大江健三郎自選短編集を読む。その後の大江を知りながら、初期の短編を読むと色々考えさせられました。