民俗断想

民俗学を中心に、学校教育や社会問題について論評します。

日本民俗学会年会参加

2020-10-04 11:35:55 | 民俗学

昨日今日(10.3~4)開催している、日本民俗学会の年会に参加しています。それが何で今こんな投稿ができるかといえば、オンライン開催だからです。もちろん新型コロナの感染防止のためにとられた措置ですが、こんな方法もありかと思うのです。シンポジウムはズームで、各研究発表は動画をユーチューブにアップしてそれを見る、という方法で行われています。そのため、今回開催予定の名古屋まで行かず、自宅のパソコンの前で参加しているのです。

オンライン開催の利点は幾つもあります。まず、宿泊費と交通費がかからない。大学在籍の研究者は出張扱いで旅費が支給されますが、私たちは自弁です。自腹を切らずに参加できるのは大きいです。そして、時間に縛られずに多くの研究発表がきけます。今回は私も研究発表していますが、従来でしたら自分の発表時間とその前は、発表会場にいなければいけませんから、他の発表は聞くことができません。また、興味のある発表があっても時間が重なっていれば聞くことができず、せいぜい会場の入り口で資料をもらうくらいでした。さらに、自宅に帰るために、午後の発表はほんの少しだけ聞いて、帰途につかなければなりませんでした。これから1週間は自由にアクセスして研究発表を聞くことができますから、楽しみです。

オンライン開催のマイナス点とすれば、1日目の夜にある懇親会に参加できないことでしょうか。1年に1度しか会えない人もいますので、なつかしい顔を見ながら酒を酌み交わし、熱く民俗学について語るのは学問へのエネルギーの大きな補充となります。

さて、またいくつか研究発表をのぞいてみましょう。そして夕方、一人でうまい酒でも飲みましょう。


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