民俗断想

民俗学を中心に、学校教育や社会問題について論評します。

オリンピック考

2013-09-13 19:21:04 | 政治

オリンピックが東京となったことをどう考えるか。なかなか難しい問題で、書きあぐねていました。しかし、書かなくては、今のこの時点での意思を表明できません。書いてみます。
まず、あの陸前高田をはじめとする被災地を見、福島に思いをはせる者としては、税金をこれ以上東京という大都市に投入する意味があるのかということが疑問に思います。加えて、オリンピック開催中に巨大地震が起こったら、世界に対してどんな釈明をするのでしょう、想定外だったとか、全てコントロールされていると聞いていたなどという嘘八百、いやみえすいた内部にだけ通ずる言い訳をいってみても、世界は納得してくれません。オリンピック費用には、臨海部の地震対策など当然組み込まれていないでしょうが、そちらを重点に整備することを招致の効果と考えているなら、よくやったといえますが、頻発する災害への目くらましと更なる東京への税金の投入とインフラ整備、合わせて地方切り捨てのための招致なら、反対です。今更反対もないですが、国民は騙されてはいけません。マスコミは、これで視聴率など稼げますから鋭く問題点の指摘などしません。希望は、大して影響がないだろうラジオの対応です。

とはいえ、小学生だった東京オリンピックの夢をもう一度といわれれば、反対しつつ隠れて見たいという軟弱な自分もいます。そんな自分を鞭打ち、被災された皆さんを打ち捨てて予算が意味もない所に使われていかないよう、しっかり見て行かなければいけないとは、肝に銘じています。ですが、それからどうするか。皆が東京への予算投入をよしとしているとき、一般市民として何か抗う手立てがあるでしょうか。次の選挙までは長いです。 


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (siodgp)
2013-09-14 15:38:22
オリンピックを、安全に開催する手段は既にあります!

政府が隠し持っているケッシュ財団のプラズマリアクターを解放することです!

ttp://www.onpa.tv/2013/08/11/1893

ttp://blog.goo.ne.jp/narudekon/e/a8cda1c36e8a7d096eb333fc4fbc76ea

これらを実用化できれば、原発問題や汚染水問題はオリンピック開催までには全て解決して、安全なオリンピックが開催できるでしょう。
もはや、反対派がいうように原発問題は何十年も何百年もずーっと解決できないということが間違いなのです。
返信する

コメントを投稿