○メンデルスゾーン 交響曲第4番「イタリア」 セル/クリーヴランド管弦楽団 1962年10月26日
○メンデルスゾーン 「真夏の夜の夢」の音楽から序曲、スケルツオ、夜想曲、間奏曲、結婚行進曲
セル/クリーヴランド管弦楽団 1967年1月13日
○メンデルスゾーン 序曲「フィンガルの洞窟」 セル/クリーヴランド管弦楽団 1957年10月25日
イタリアはとても精緻、清潔、簡潔で、均整がとれていて、また躍動感のある演奏です。3楽章の中間部でのホルン、ヴァイオリン、フルートのかけあいは、とてもエレガントで、他に真似のできない域に達しているように思えます。
もう少し潤い感があればとも思いますが、といって他の演奏では粗野に聴こえてしまう。それほどレベルが高いと言ってよいと思います。
LP時代に購入してしばらく聴いていませんでしたが、最近、無性に聴きたくなり、仕事帰りに新宿のタワーレコードで買ってきてしまいました。
カップリングは真夏の夜の夢の音楽抜すいとフィンガルの洞窟。
真夏・・・は、とても賑やかで、特に結婚行進曲は、トランペットが華やかで祝典気分が盛り上がります。フリッチャイの演奏が、とても硬質で凝縮、圧縮された感じがあるのに対して、解放感溢れています。