○ドヴォルジャーク/ブルクハウザー&サードロ(編曲) チェロ協奏曲 イ長調 サードロ(Vc)、ノイマン/チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 1976年9月6~8日
YouTubeに投稿されているもの。おそらくスタジオ録音のものと思います。
先日、交響曲第2番のときに紹介しましたが、1865年、ドヴォルジャークが23歳のときに作曲したチェロ協奏曲(チェロとピアノ)をドヴォルジャークの作曲順番号を作成したヤルミル・ブルクハウザーとチェロ奏者、ミロシュ・サードロが管弦楽化したものです。
以前、ギュンター・ラファエル編曲版を紹介したときに書きましたが、ブルクハウザー&サードロ版は1974年11月28日に初演され、日本でも新聞に紹介されました。
その新聞記事には、曲の特徴について、次のように記しています。
「①三つの楽章が休みなく連続して演奏される②最終楽章がピアニシモでひっそりと終結する③『フリアント』というチェコの民族舞曲の旋律を織り込む-などの試みがされている。」
これに追加するならば、終楽章の終わりに第1楽章の主題が回想されるということをあげることができるでしょう。
ラファエル版はちょっとピンとこなかったのですが、こちらの版は、ドヴォルジャークらしい感じで一杯です。ただし、ちょっと洗練、整理され過ぎて、若い頃の作品のように思えません。
演奏は、折り目正しく、ノイマンらしさがぷんぷんしています。
(初演の際の新聞記事)
YouTubeに投稿されているもの。おそらくスタジオ録音のものと思います。
先日、交響曲第2番のときに紹介しましたが、1865年、ドヴォルジャークが23歳のときに作曲したチェロ協奏曲(チェロとピアノ)をドヴォルジャークの作曲順番号を作成したヤルミル・ブルクハウザーとチェロ奏者、ミロシュ・サードロが管弦楽化したものです。
以前、ギュンター・ラファエル編曲版を紹介したときに書きましたが、ブルクハウザー&サードロ版は1974年11月28日に初演され、日本でも新聞に紹介されました。
その新聞記事には、曲の特徴について、次のように記しています。
「①三つの楽章が休みなく連続して演奏される②最終楽章がピアニシモでひっそりと終結する③『フリアント』というチェコの民族舞曲の旋律を織り込む-などの試みがされている。」
これに追加するならば、終楽章の終わりに第1楽章の主題が回想されるということをあげることができるでしょう。
ラファエル版はちょっとピンとこなかったのですが、こちらの版は、ドヴォルジャークらしい感じで一杯です。ただし、ちょっと洗練、整理され過ぎて、若い頃の作品のように思えません。
演奏は、折り目正しく、ノイマンらしさがぷんぷんしています。
(初演の際の新聞記事)