○デュカ 魔法使いの弟子 フリッチャイ/ベルリン放送交響楽団 1961年11月14日(放送)
○コダーイ ガランタ舞曲 フリッチャイ/ウィーン・フィル 1961年8月27日(ライヴ)
○ショスタコービッチ 交響曲第9番 フリッチャイ/RIAS交響楽団 1954年4月30日、5月3日(放送)
○ヒンデミット ウェーバーの主題による変容 フリッチャイ/RIAS交響楽団 1952年6月3、4日(放送)
魔法使いの弟子は、発売されたものの中では、フリッチャイ最後の録音になります。意外に早いテンポで進んでいきます。フリッチャイはこの放送録音の前の10月30日、11月1日、テレビ放送用にリハーサルと本番を収録しています。
ガランタ舞曲は、ザルツブルク音楽祭でのイドメネオの好評により急きょ追加されたオーケストラ・コンサートで演奏された曲の1曲です。非常に情感豊かな演奏です。時には、次の音が何かを一瞬ためらって音を出すというような間のとり方をしていて、独特の雰囲気を醸し出しています。
ショスタコービッチ、ヒンデミットともにフリッチャイの簡潔ですっきりした演奏が魅力です。
昨日紹介したコシ・ファン・トゥッテ序曲とともにEMIから発売された「20世紀の偉大な指揮者」のシリーズに収録されています。